【データ】昨年よりお金をかけたいものは旅行


直近2~3カ月の消費者意識 4割が「必要なもの以外は我慢」

 インターネット調査会社のマイボイスコム(東京都千代田区、高井和久社長)はこのほど、同社が実施した「くらしと節約」に関するインターネット調査の結果を発表した。それによると、「できれば今年は昨年よりもお金をかけたい」と思っているものとして、「旅行」と回答した人が最も多かった。

 同社実施の、くらしと節約に関するインターネット調査は10回目。今回の調査は今年1月1~5日にインターネット上で実施し、1万1270人から回答を得た。

 調査では昨年の生活満足度、節約度、具体的な節約項目などのほか、今年の節約や消費意識、また現在の幸福感について尋ねた。

 このうち昨年1年間の節約度については、「かなり節約した」が7・9%、「まあ節約した」が43・6%で、節約した人の合計は51・5%だった。一方、「あまり節約しなかった」は36・1%、「まったく節約しなかった」は12・5%。節約した人の割合はこれまで10回の調査の中で最も低かった。

 経費を節約した項目については、「食料品(調理に使う食材など)」「外食」が30%台、「衣料品(衣服・ファッション小物など)」「公共料金(水道・ガス・電気など)」が20%台。「旅行」は14・6%で前回調査と同じだった。

 今年節約を心がけようと思っている項目についての問いでは、「食料品(調理などに使う食材など)」「外食」「菓子・デザート類」「公共料金(水道・ガス・電気など)」が20%台で上位に並んだ。

 多くの項目が第1回調査以降、減少傾向にある一方で、「特にない」との回答が回を重ねるごとに増加。今回調査では22・9%だった。

 今年できればお金をかけたい項目については、具体的な使い道としては旅行が最も多く18・4%。以下、「趣味・娯楽・教養」が13・3%、「食料品(調理に使う食材など)」が6・0%で続いた。回答として最も多かったのは「特にない」で、49・8%。前回調査よりも0・5ポイント減少した。

 直近2~3カ月の消費意識については、「必要なもの以外はなるべく買わないよう、我慢する」が38・3%で最も多く、以下「節約はしつつ、ちょっとしたぜいたくも楽しむ」が36・0%、「常に節約を意識する」が24・6%だった。このほか、「水道代を節約する(節水)」「省エネ・エコな商品を買う」などの省エネに関する項目について、「2012年以降減少傾向が見られる」とマイボイスコム。男女別では、「節約をしつつ、ちょっとしたぜいたくも楽しむ」と回答した割合が、男性よりも女性の方が14ポイント高かった。

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