【データ】函館市、2016年度の観光入り込み客数


新幹線開業で過去最高の入り込み

前年比13%増の560万7千人

 北海道の函館市観光部観光企画課が公表した「平成28年度来函観光入り込み客数推計」によると、函館市の同年度(28年4月~29年3月)の観光入り込み客数は、約560万7千人で、前年比13・3%増加(約66万人増)した。昨年3月26日に開業した北海道新幹線の効果が大きく、過去最高の入り込み数を記録した。

 平成24年度から5年連続で前年の数字を上回った。24年度も9・6%増と高い伸びを示していたが、28年度はそれを上回った。

 新幹線開業のほか、マスメディア等による情報発信、新幹線開業関連イベントの開催、同市初のフルマラソン大会の開催、青森県・函館デスティネーションキャンペーン(DC)の開催などが奏功し、関東、東北を中心に多くの観光客が訪れた。

 上半期、下半期別では、上半期(4~9月)が約366万5千人で、前年同期比14・1%増加(約45万4千人増)。下半期(10~3月)が約194万2千人で、同11・9%増加(約20万6千人増)した。

 交通機関別では、JRが北海道新幹線の開業により、前年比38・3%増、約138万2千人と大きく伸びた。

 船舶は、クルーズ船入港数の増加と、フェリーの一般旅客利用の増加を受け、同12・2%増の約26万2千人。

 このほか、バスが同10・0%増の約239万4千人、乗用車が同6・7%増の約91万2千人と、いずれも好調だった。

 航空機は同3・8%減、約65万7千人と、唯一前年を下回った。

 交通機関別の構成比は、バスが42・7%と最も多く、以下はJR24・6%、乗用車16・3%、航空機11・7%、船舶4・7%の順。

 宿泊、日帰り別では、宿泊客が約364万6千人、日帰り客が約196万1千人。構成比は宿泊客65・0%、日帰り客35・0%。宿泊客の割合が前年から0・4ポイント上昇した。

 外国人宿泊客数は、タイ、マレーシアなど東南アジアからの宿泊客が増加し、全体で同1・9%増(約7千人増)の約40万5千人と、過去最高を更新した。

 
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