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観光業界人インタビュー 第2832号≪2016年2月13日(土)発行≫掲載
 
道南観光に新たな息吹3首長インタビュー①
北海道最初の停車地
広域観光を活性化へ

木古内町長
大森 伊佐緒氏


 待望の北海道新幹線の開業がいよいよ3月26日に迫った。新青森から札幌までの約360キロのうち、新函館北斗駅までの約149キロが開業する。到着地の道南地域では、さまざまな観光施設が相次いでオープンし、新幹線を迎える期待が一気に高まっている。そこで、これまで新幹線の実現に熱い思いを注いで取り組んできた地元の市長、町長らに開業に対する期待や抱負を聞いた。

──待望の新幹線がいよいよ開業を迎えますが。

 「新幹線は長年の悲願でしたので、本当に感無量です。そして、その開業前に来道する全国の皆さんを迎える道の駅『みそぎの郷きこない』を新幹線の駅前にオープンすることができて大変うれしい」

──新幹線の開業による変化や効果をどう生かしていきますか。

 「当町は北海道最初の停車駅となります。ここからは桜の名所の松前や追分節で有名な江差方面につながりますので、広域観光の拠点として役割を果たしたいと思います。旅行会社の方々にそうしたコースづくりをしていただき、全国の皆さんに利用いただくことで、交流人口を増やし、地域のにぎわいにつなげていきたい」

 「道南西部の九つの町が連携することで当町も生きてくる。さらに、函館、北斗、森、鹿部など東部との連携も広げ、道南全体の活性化を目指したい」

──ご当地としてどのような取り組みを。

 「6年前に新幹線木古内駅活用推進協議会を設けて、広域観光について議論を重ねてきた。このたびの道の駅の開業は、当町が拠点として動き始めた1歩で、ここにきて、スタッフも町民の気持ちも一つになったと感じており、今日からがまちづくりに向けての新しいスタートだと思っています」

 「当町は、特別な観光地ではないので、木古内だけを売ることをやっても駄目ですね。他の町の輝きを全国に発信することで、木古内駅での乗降客を増やすことが可能になり、そうした方々に当町の良さを知ってもらえるようにしていけばいい。だからこそ連携が大切で、道南西部4町や檜山5町への広域観光の発信拠点としての役割を大事にし、その体制をしっかり整えていきたい」

 「このたびの施設でも、2人の観光コンシェルジェを常駐させ、道南や北東北の観光案内を強化していくことにしました。姉妹都市の鶴岡市との連携で山形県の人気シェフ奥田政行さん監修のイタリア料理のレストランも実現した。そうは言っても、木古内のアピールも少しはしていかなければならない。当町は津軽海峡に面した風光明媚な地で、186年の伝統をもつ『寒中みそぎ祭り』など、木古内ならではのものがあるので、それらを乗降客の皆さんにPRしていきたい。例えば、寒中みそぎ祭りを行う津軽海峡を一望する海辺を散策できる道とか、眼下にトンネルを通る新幹線を見ることができるビュースポット、これらを積極的に発信していきたい」

──新幹線の道内最初の停車地として、全国の皆さんに対するメッセージは。

 「これまでは『夢の新幹線』でしたが、これからは道南が大きく発展する『夢ある新幹線』になると期待しています。そして、それは地元の私たちの熱意、全国の皆さんをお迎えするおもてなしの心にかかっていると思う。新幹線で全国からたくさんの皆さんにお出でいただき、道南を好きになってもらいたいですね。お待ちしています」

【おおもり・いさお】
 1953年6月生まれ、木古内町出身。銀行勤務や建設会社役員を務め、2000年4月町長当選。現在4期目。

【木古内町】
 北海道南部の津軽海峡に面した漁業、農業を基幹産業とする町で、沿岸を国道228号やJRの江差線、海峡線が走る交通の要衝。毎年1月には、行修者となった若者が冷水を浴びて豊漁や豊作を祈る伝統の「寒中みそぎ祭り」が開かれる。新幹線の道内最初の停車地で、1日8往復が停車。人口は4573人(14年9月現在)。


【聞き手・北海道支局長町田真英】


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