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観光業界人インタビュー 第2726号≪2013年11月2日(土)発行≫掲載
観光庁長官賞が励みに
地域の活性化にも一役

ANAセールス社長
志岐 隆史氏


──社長就任から半年が経ちました。
 「今年春、ANA航空券の販売と旅行商品販売機能を担う販売事業本部を新設した。旅行業はお客さまの楽しみの追求に一役買う仕事であり、非常に面白い。またやり甲斐もある。充実した日々を過ごしている」

──国内旅行市場の動きは。
 「東京スカイツリーや東京ディズニーランド30周年、富士山の世界遺産登録効果などで、各地から東京への商品が、対前年20%増と好調だ。8月には東京観光開発の新商品『江戸な東京』を投入し、需要喚起に努めた。この商品は江戸をテーマに、日本橋・人形町エリアの特色ある観光資源を掘り起こし、地域活性化を目指す商品だ」

──格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパンがバニラエアとなり、ANAグループのLCCとして再出発しますね。
 「バニラは12月20日から成田を拠点に、国内線については沖縄路線、1月29日からは札幌路線に就航するが、当社としては、バニラのウェブチャンネルに商品を供給する。ANAの名前は出てこないが、バニラは新たな需要を開拓するだろうし、当社としても応援していく姿勢に変わりはない。いずれにしても、再出発を期に、関わり合いを深めていきたいと思う」

──2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催が決まりましたね。
 「期待は大きいですね。世界の目が日本、東京に向き、訪日外国人も増えるだろう。しかし、開催期間中は日本人は旅行に行かないことも想定されるので、海外旅行にとっては痛い面もある」

──訪日外客の動きはいかがですか。
 「台湾、香港が主流だが、全体での取扱人数は、今年度は5万人に届く見通しとなっている。韓国、中国も一時の冷え込みから徐々に回復しており、政治問題が再燃しなければいい方向に向かうのではないか。現在のBtoBからBtoCに変えていくのが課題の一つとなっている」

──ツアーグランプリ2013で「ANAワンダーアース」が観光庁長官賞と海外旅行パッケージ部門グランプリを受賞しました。
 「グランプリはひょっとすると獲れるかもしれないと思ったが、長官賞は全く考えていなかったので驚いた。正直、うれしいですね。受賞理由に『時間と人の手がかかるのにもかかわらず、1コースごとに丁寧に作られており、会社としての熱意と意気込みを感じた』とありました。社員の励みにもなりますし、社内も大いに盛り上がった」

 「ワンダーアースは『地球は、ますます、おもしろい。』をテーマに、12年2月から売り出した新しい海外旅行商品で、現在第4弾(14年1〜6月)を発売中だ。客層は平均年齢が65歳で、平均単価は約80万円となっている。地方から参加の方も3割いる。お客さまからさまざまなご意見をいただいており、お客さまと一緒に造る、育てる商品ともいえる」

──国内版も出しましたね。
 「『人間国宝に学ぶ有田焼の世界とクルーズトレインななつ星in九州の旅』(4日間)で、14年2月に出発する。10人限定で、旅行代金は43万8千円からとなっている。抽選販売で、10月4〜21日まで募集したが、400人を超えるお客さまからエントリーがあり、倍率が40倍となった。国内の場合、インターネットを利用して情報が簡単にとれるため、ワンダーアースという視点での造成はネタ的になかなか困難だが、チャレンジしていきたい。また、どういったタイミングで出していくのか、検討課題だ」

──航空会社は地域経済の活性化の役割も担っています。
 「9月から熊本の活性化を目的にさまざまな仕掛けを行っている。これが地域活性策の第1弾となる。ANAグループでは『日本が世界に誇る価値』を国内外に発信し、地域活性化や訪日旅客増加への貢献を図るべく、3カ月単位で行っていく」

──ダイナミックパッケージ「国内旅作」の扱いはいかがですか。
 「販売開始後7年を経過したが、好調な伸びを維持しており、今年は100万人の利用を見込んでいる。前年比35%増と目標は高いが達成できるだろう。新しい在庫管理システム『ANAリンカーン』を導入し、宿泊施設さま側の利便性を高めたほか、スマートフォンの普及に合わせ、スマホでも対応できるようにした」

【しき・たかし】

【聞き手・内井高弘】


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