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 ■観光業界人インタビュー 第2382号≪2006年7月22日(土)発行≫掲載
方向性は変わらない
早期の上場を目指す


クラブツーリズム社長
岡本邦夫氏

クラブツーリズムでは6月26日付の人事で、高橋秀夫代表取締役会長が取締役名誉会長に、太田佳男代表取締役社長が代表取締役会長に、岡本邦夫取締役が代表取締役社長にそれぞれ就任した。

──社長就任の抱負を。
「高橋前会長がこの会社を事実上創業し、ここまで大きくした。私も当社主力事業の1つ『びっくりバスツアー』を立ち上げるなど共に苦労しながらやってきた。会社の方向性は今後も変わらない。『豊かなシニア文化の創造』というクラブツーリズムのミッション(使命)を引き継ぎ、『コミュニティサービス産業のリーディングカンパニー』を目指す」

──観光業界では「クラツー=高橋前会長」との認識が強い。名誉会長、新会長、新社長の役割分担はどうなるのか。
「外部の方々がそのように見ているのは当然だと思う。ただ今回、高橋前会長は非常勤取締役名誉会長になられた。これからは実質上の経営者としてではなく、創業者として経営にご助言をいただく」

「太田会長には経営全般について助言をしていただく。また、株主や関係省庁、業界団体、クラブツーリズムパートナーズ会(旅館・ホテル、ドライブイン、バス会社など関係機関)など外部の方々との業務折衝等にあたっていただく。会社内部の事は全て私が行う」

「パートナーズ会の皆様との会合には太田会長が出席させていただく機会が多くなると思う」

──今回の人事ではファンドや近鉄などの株主から新たに5人の役員が入った。様々な場面で外からのブレーキがかかり、組織の意思決定が遅くなるなど、従来のクラツー良さが薄れてしまう危惧はないか。
「全くない。クラツーは株式上場を目指しているが、営業部門を中心にすえて進んできた会社のため、経理システムなど内部の仕組みが上場基準にまだ追いついていない部分がある。新任取締役の方々にはそういった弱い部分をサポートしていただく。営業全体の進め方は従来通りで変わらない。意思決定のスピードが落ちることもない。業績そのものについては、株主から心配されていない」

──上場予定はいつか。
「時期は明言できないが出来るだけ早くにと考えている。準備は進めている。内部体制が整い次第ということだろう」

──高橋前会長は以前、お客様や関係機関にクラツーの株を持っていただきたいと話していた。
「すでに『パートナーズ持株会』があり関係機関からご出資していただいている。大変ありがたい。もちろんお客様方にもぜひ株主になっていただきたいと思っている」

──新体制下で行う新しい取り組みは。
「投資総額16億円をかけて今後2年間で新規ITシステムを構築する。メディア販売特化という性質上、当社はコンピュータの導入時期が比較的早かった。電話が鳴ると同時にお客様の旅行履歴がPCのモニター上に表示されるCTI(コンピュータ・テレフォニー・インテグレーション)という仕組みも7年前には持っていた。ただ、導入が早かったので予約システムや顧客データベースが老朽化してきている。また、現行のシステムは団体旅行用であって、個人旅行にうまく対応していない。個人宿泊に対応する宿泊在庫管理システムなども新たに必要になってきた」

──個人客用の客室在庫を新たにパートナーズ旅館らから預かるということか。
「まずは団体旅行用に仕入れた客室を個人客にも販売し、売り切るような仕組みを考えたい。ただシニア層には、そもそも団体を受けていない個人向け旅館への宿泊ニーズも高い。個人客用の客室仕入れが必要になるケースも出てくるだろう」

──ほかに新しい取り組みは。
「『ゴールデンエイジ』と呼ばれる1947年から1951年生れの世代への取り組みを強化する。首都圏50万世帯の富裕層に配布しているツアー情報誌『リブ・フォワード』の編集を充実させ、旅と暮らしを支援する情報誌に育てる。ゴールデンエイジの顧客基盤を確立したい」

【プロフィール】
おかもと・くにお 59歳。69年明治大学商学部卒、近畿日本ツーリスト入社。00年同社執行役員クラブツーリズム事業本部長。02年同社取締役企画室部長。04年同社退社、クラブツーリズム取締役。06年6月26日、代表取締役社長。


【聞き手・江口英一】
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