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地域観光 ■第2859号《2016年9月3日(土)発行》    
 

平成の薩長土肥連合、ANAとタイアップ
パネルを持ってフォトセッションに臨む(右から)山口知事、尾﨑知事、志岐役員、村岡知事、三反園知事

 幕末、維新をテーマとした広域観光プロジェクトに取り組んでいる「平成の薩長土肥連合」は8月29日、東京都港区の明治記念館で情報発信会を開き、認知度の向上と集客増を目指し、全日本空輸(ANA)とタイアップすることを明らかにした。また、今年「日本人初の新婚旅行」から150年を迎えるのに合わせ、連合を構成する4県知事がそれぞれの観光素材をPRした。

 平成の薩長土肥連合は鹿児島県(薩摩)、山口県(長州)、高知県(土佐)、佐賀県(肥前)および4県の観光連盟・観光コンベンション協会により昨年8月に発足。2018年の明治維新150年を見据え、4県が力を合わせて観光振興に取り組んでいる。

 ANAからは志岐隆史常務執行役員が出席し、プロモーションの概要を説明。16年度については機内誌「翼の王国」での4県の観光スポットなどの紹介や、羽田空港第2ターミナル搭乗ゲート近くの待合ロビーにある「Future Vision」を使った各県のCM放映などを行う。

 17年度には薩長土肥にちなむ名称を付ける航空券を発売する。志岐役員は具体的な内容は伏せたが、「びっくりするような運賃を開発する」と自信を見せた。4県を巡る格安の航空券になりそうだ。このほか、外国人向けウェブサイト「ANA EXPERIENCE JAPAN」を通し4県の魅力も発信する。

 この日、4県の知事は西郷隆盛など県を代表する偉人に扮し登場。連合発足2年目の今年は、寺田屋事件で負傷した龍馬が妻のお龍を連れ鹿児島に療養の旅に出た「日本初の新婚旅行」から150年となるため、4県知事がそれに合わせた観光プレゼンを行った。

 鹿児島の三反園訓知事は龍馬とお龍が訪れ、逗留した霧島の美しさや塩浸温泉をアピール、なかでもたまて箱温泉は「ぜひ来てほしい場所」と熱心に勧めた。

 山口の村岡嗣政知事は全県で展開している観光キャンペーン「やまぐち幕末ISHIN祭」を取り上げ、「大人の女性を意識した観光素材の磨き上げをやっている」ことや、来年9月からの「やまぐちデスティネーションキャンペーン」の決定を報告した。

 高知の尾﨑正直知事は来年3月4日開幕する「幕末維新博」をPR、「(幕末関連の)本物の歴史資料が見ることができる」と自信を見せた。

 一方、佐賀の山口祥義知事は日本で初めて万博(パリ)に出たことや、県産食材を使った朝食のの魅力を伝える「あさご藩」プロジェクトなどを紹介した。



ひがし北海道周遊観光バスの試験運行始まる
運行開始のセレモニーでは、バスの運転手に記念のマスコットキーを伝達した

 世界自然遺産の知床や阿寒湖、富良野、美瑛など北海道の道東エリアの代表的な観光地を巡る「ひがし北海道周遊観光バス」の試験運行が8月20日に始まった。地元自治体や観光協会などで構成する「プライムロードひがし北海道推進協議会」が、広域観光周遊ルート「ひがし北海道」の形成に向けて国や道の支援を得て実施していく。

 昨年6月、道東エリアが国の広域観光周遊ルートに認定されたことを受け、課題だった道央と道東を結ぶ広域周遊の交通アクセスの整備に向けた実証試験となる。

 札幌—層雲峡、層雲峡—知床を結ぶ北回りコースを運行するノースライナーと、札幌—十勝川温泉(夏・秋のみ)、十勝川温泉—知床を結ぶ南回りコースのサウスライナーで、観光地を巡りながら各目的地に向かう。

 ノースライナーでは、富良野や旭山動物園、知床5湖などの観光地を巡り、サウスライナーでは、富良野や阿寒湖、摩周湖などの見学もできる。

 各区間の往路、復路ともに毎日1便の運行で、途中に設置された停留所で乗下車できる。料金は大人2千円〜6500円。外国人観光客に対応するため、通訳案内士も同乗する。

 夏・秋の運行期間は11月2日まで、冬季は12月下旬から来年3月中旬まで。運営は、札幌観光バス系列の旅行会社「クールスター」(札幌市)。

 8月20日の札幌発第1便には、両ライナー合わせて約60人が乗車した。国、道の担当者、観光関係者らによるテープカットなどの運行開始のセレモニーも行われた。観光関係者の期待は大きく、推進協議会では「ライナーで雄大な景観が広がる道東に足を延ばしてほしい」とPR。今年度の試験運行を通じて、コースや見学先などのあり方を検証し、本格的運行につなげたい考えだ。



全国高校観光選手権大会、グランプリは京都の桂高校
桂高校のプレゼンテーション

 全国の高校生が自ら作った体験型観光プログラムを競い合うコンテスト「全国高等学校観光選手権大会」の決勝大会が8月25日、神戸市のハーバーホールで開かれた。予選を通過した8校が自分たちの観光プログラムをさまざまな演出で発表、グランプリである観光庁長官賞には京都府立桂高校が輝いた。

 同大会は、09年から昨年まで実施されていた「観光甲子園」「全国高校生観光プランコンテスト」を引き継ぐものとして今年新たに開催した。主催は観光関係者で作る同大会組織委員会(大会組織委員長=山本賢治・神戸山手学園理事長、神戸山手大学長)。観光庁はじめ日本旅行業協会(JATA)、全国旅行業協会(ANTA)、観光経済新聞社などの観光関連の産官学が後援した。

 「地域発の体験型観光プログラム」というテーマに対し、全国62校から113点の応募があり、書類による予選審査で選ばれた8校が決勝大会に進出。12分間のプレゼンテーションを行い、プランの内容をアピールした。

 観光庁長官賞に輝いた桂高校のプラン「ほんまもんの和食素材を世界へ発信!伝統野菜がつなぐ今日の歴史と食文化の再発見」は、京都に伝わる伝統野菜「京野菜」をテーマとした観光プラン。

 日本ならではの体験を求める外国人客をターゲットに、「鹿ケ谷かぼちゃ」「聖護院大根」などについて野菜の名前に冠された土地をめぐりながらその歴史や寺社との関わりなどを学ぶほか、京野菜を使った精進料理の調理体験などを行う内容だ。

 専用サイトによる復習プログラムやリピーター獲得のための情報提供の仕組みも用意。専門学科で積み重ねた研究内容や地元企業との連携などを生かして、京野菜を知るための一貫性のあるさまざまなコンテンツを用意していることや、シーズナリティがないことなどが評価された。

 第2部の小野田金司・神戸山手大教授(同大会実行委員長)をコーディネーターとしたパネルディスカッションでは、審査員を務めた丁野朗・日本観光振興協会総合調査研究所長、福井善朗・山陰インバウンド推進機構代表理事、中村好明・ジャパンインバウンドソリューションズ社長、村山慶輔・やまとごころ代表が登壇。

 高校生の発表について、プレゼンテーションの水準の高さや着眼点の良さなどを評価しつつ、より良いプラン作りに向けて「ヒアリングなどをしっかり行って、消費者目線、外国人目線を担保すればさらにいいプランにつながる」「インバウンドは地元を売り込むのではなく、地域の外の人をどう呼び込むか。自分の町だけでなく、隣の県など広いエリア設定が必要だ」—などのアドバイスが出された。

 グランプリ以外の結果は次の通り。

 金賞=青森県立名久井農業高校▽銀賞=福井県立奥越明成高校、岐阜県立大垣養老高校、名古屋経済大学高蔵高校▽銅賞=山形県立村山産業高校、長野女子高校、兵庫県立生野高校。



10月から山口プレDC実施
 来年9〜12月に山口県とJRグループが共同で「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン(山口DC)」を実施するのに先立ち、10月1日から12月31日まで、プレキャンペーンが実施される。キャッチフレーズは「維新の風が誘う。おもしろき国 山口」。

 プレキャンペーン期間中には、2018年の明治維新150周年に向けて山口県が展開している幕末維新をテーマにした観光キャンペーン「やまぐち幕末ISHIN祭」と連動し、食、温泉、歴史文化など山口県の魅力を発信するとともに、旅行に便利で割安な商品が発売される。

 さまざまな観光素材を用意。幕末をテーマにした素材としては、山口県萩市で「松陰神社宮司による松陰講話」が行われる。設定期間は10〜12月(10月9、15、16、27日、11月5、6、19、20日は除く)。料金は千円、定員40人(最少催行人員10人)。

 山口県の周遊をテーマにした素材では、「やまぐち絶景満喫バス」が運行される。JR下関駅を発着する「元乃隅稲成神社と角島コース」は、山口県で近年人気の二大絶景スポット「元乃隅稲成神社」「角島(角島大橋)」を巡る周遊バス。途中で新下関駅、長門湯本温泉、湯田温泉などに停車。10〜12月の土・日曜、祝日(10月8日、12月31日は除く)。料金は大人4500円、小人2250円(大谷山荘・湯本観光ホテル西京乗車の場合)。





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