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地域観光 ■第2814号《2015年9月19日(土)発行》    
 

水害でも、栃木県の温泉地は通常営業
普段と変わらぬ様子の鬼怒川温泉駅前(15日)

 9日から10日にかけて関東、東北地方で降った大雨の影響で、茨城県常総市では川の堤防が決壊、市街地が浸水するなど大きな被害を受けた。ただ、鬼怒川温泉など栃木県内の温泉地では、旅館の施設の一部に被害が生じたものの、ほとんどが通常通りの営業を続けている。各温泉地では運休中の鉄道に代わる臨時バスを運行しているほか、風評被害の払拭に向けた対策を検討している。

 東武線や一部道路が不通・寸断されているため、日光市観光協会はホームページで市内の各温泉地や観光地への交通アクセスについて情報を掲載している。日光市はホームページで市内道路の通行止めや鉄道・バスの運休情報など、被害状況を掲載している。

 鉄道運休に伴い、各温泉旅館組合では、宿泊客を対象にした臨時バスの運行を行っている。

 塩谷弘志・日光市観光協会事務局長は現在の状況を次のように話している。

 テレビや新聞で繰り返し「鬼怒川決壊」と報道されたため、災害直後は「鬼怒川温泉は大丈夫か」「行けるのか」という問い合わせが多く寄せられた。今(14日現在)は、決壊が茨城県内という事実が広く認識されたため、鬼怒川温泉が大きな被害を受けたという誤解はなくなりつつある。

 しかし、東武線が不通になっていることから、不安に思う観光客は多いと思う。12、13日の客足は通常に比べて少なかった。

 市内の観光地の状況だが、車利用では旧日光と奥日光、鬼怒川温泉は問題なく行ける。川治と湯西川は迂回ルートで行くことができる。

 各旅館組合が臨時バスを運行しており、JR日光線も動いていることから、交通の問題は解消されつつあると思う。今後も「日光には行ける、大丈夫」という情報を広報していきたい。

 旅館・ホテルは一部を除き、ほとんど通常営業している。東武ワールドスクウェアや日光さる軍団、日光江戸村などの観光施設も営業している。

 鬼怒川温泉旅館組合は11日に臨時の理事会を開き、今後の対策を協議。運転を見合わせている東武線に代わる足として、宿泊客用の臨時バスの運行を決めた。13〜15日はJR宇都宮駅—鬼怒川温泉駅間、16〜18日はJR今市駅—鬼怒川温泉駅間にバスを走らせた。

 東武鉄道は19日の運行再開に向けて復旧作業を進めており、組合でも鉄道の復旧状況を見て19日以降の対応を決める方針だ。

 鬼怒川グランドホテル夢の季の波木恵美社長は「『栃木県の鬼怒川』の下流、『茨城県の鬼怒川』の氾濫—と、海外も含めて大きく報道されている。今後、『鬼怒川温泉が大変』という風評被害にならないよう、皆さまのご理解とご協力をお願いしたい」と話している。

 鬼怒川温泉旅館組合によると、組合員23軒のうち、休業している旅館・ホテルが3軒。このうち1軒は10月1日の仮オープンを目指して現在復旧作業中。他の2軒は早期の再開予定だ。

 川治温泉は国道121号線と野岩鉄道が不通も、迂回路によるアクセスが確保されている。旅館組合員5軒全てが営業している。JR日光駅発着の臨時バスも14日から運行している。

 湯西川温泉も車長7メートルまでの車なら迂回路によりアクセスが可能。

 日光地区では、旅行会社5社の協定旅館ホテル連盟の連合会で、JR宇都宮駅と日光温泉、中禅寺温泉、湯元温泉を結ぶ無料バスを運行している。13〜17日の予定だが、東武線の復旧が遅れれば運行期間を延ばす方針。また浅草からの特急スペーシアの現在の終点、栃木駅から日光地区へのバスを走らせることも検討している。

 日光東照宮に近い旅館、日光千姫物語の根本芳彦社長は「旅館も観光地も何ら変わらず営業しているが、東武線が運休しているため、宿泊のキャンセルも多く出ている。怖いのが風評被害。シルバーウイークが始まる前までに復旧、回復してほしい」と話している。

 首都圏から日光、鬼怒川方面への大動脈、東武鉄道は、15日現在で新鹿沼—下今市間(日光線)、下今市—新藤原間(鬼怒川線)が不通。特急スペーシアは浅草—栃木間(一部新栃木)で運行している。運行見合わせ区間は代行バスを運行している。

 東武鉄道は日光線、鬼怒川線の運休区間について「1週間程度での復旧を目指している。シルバーウイークの連休に間に合わせたい」としている(11日現在)。

 JRは、宇都宮方面からの日光線が13日に復旧、開通した。

 栃木県最北部に位置し、塩原温泉や板室温泉などをかかえる那須塩原市。9日から10日にかけての大雨で塩原地区を中心に被害が出た。宿泊客のキャンセルもあったが、深刻な事態は避けられ、宿泊施設の中からはシルバーウイーク(SW)に期待をかける声も出ている。

 市によると、14日現在、日帰り温泉施設の「華の湯」が断水で、家族旅行村が土砂崩れでそれぞれ10日から休業している。宿泊施設については一部で建物浸水や断水、国道400号の通行止めなどの影響が出たが、「いまは旅館・ホテルのほとんどが通常営業している」(市観光局)。

 塩原温泉・光雲荘(客室26)の君島将介社長は「12日は満室だったが、半分のキャンセルが出た。ただ、SWじゃなかったのが不幸中の幸い。SWのキャンセルを見越した、予約の問い合わせも増えている」と表情は明るい。




10月からぐんま観光キャンペーン、知事自らプレゼン
有名温泉地の旅館女将も勢ぞろいし、温泉の魅力をアピールした

 10月から始まる「ググっとぐんま観光キャンペーン」を前に、群馬県は10日、東京・西池袋のホテルメトロポリタンで、旅行会社やマスコミを対象にプレゼンテーションとレセプションを実施、キャンペーン期間中のイベントなどを紹介した。

 キャンペーンは12月まで実施。同期のキャンペーンとしては今年で3回目となる。昨年に引き続き、JR東日本の重点販売地域指定を受け、観光入込数は前年同期比5%増の1682万人を目指す。

 プレゼンには観光庁の長﨑敏志観光資源課長、JR東の赤石良治執行役員営業部長、県議会の岩井均議長が出席し、あいさつ。この中で赤石執行役員は、「全社あげてキャンペーンを盛り上げていく」と述べ、来秋も重点販売地域に指定することが決まっていることを明らかにした。

 大澤正明知事(ググっとぐんま観光宣伝推進協議会会長)自らがプレゼン。知事は「今回は『とっておきのぐんまを巡る旅』を提案する。観光客に心に残るさまざまな感動体験を味わってもらえるよう、県をあげておもてなしに努める」と強調するとともに、春のデスティネーションキャンペーン開催の実現に意欲を示した。

 この後、県内観光者がプレゼンし、温泉や食、歴史、列車の旅の魅力をアピールした。

 レセプションは桐生八木節連絡協議会の「八木節」でスタート。会場には県内5エリア別PRコーナーや世界遺産・ぐんま絹遺産PRコーナーなどが設けられた。群馬の食材を使った料理も振る舞われ、出席者も舌鼓を打っていた。



山梨県、旅行会社に来年春夏の観光情報提供

 山梨県観光部(茂手木正人部長)とやまなし観光推進機構(井澤啓理事長)は9日、旅行会社に向けた山梨県観光説明会と観光商談会を東京都内で開催した=写真。2016年の春・夏シーズンの観光情報を提供した。

 観光説明会では、「山梨県立富士山世界遺産センター」や最新の観光情報、教育旅行についてプレゼンテーション。世界文化遺産の富士山を擁する富士山・富士五湖エリアやリニアモーターカーの走行試験を見学できる「リニア見学センター」が人気の大月・都留エリア、身延山宿坊での修行体験ができる身延・南部エリアなど五つのエリア別に県内の見どころや話題を紹介していった。

 観光商談会では旅行会社と県内の事業者が情報を交換した。





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