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トラベル ■第2813号《2015年9月12日(土)発行》  
 

シルバーウイーク、国内旅行需要を喚起
 秋の行楽シーズンを迎えている。今年は敬老の日(21日)と秋分の日(23日)に挟まれた22日も休日となり、土・日曜と合わせ5連休となる。シルバーウイーク(SW)ともいわれ、秋の5連休は09年に続いて2回目だ。大型連休に観光業界の期待も大きい。旅行業者や各地の観光協会、旅館組合などに予約状況などを聞いた。

旅行・運輸
 「今年は夏休みに加えてSWがあり、旅行へ行く機会が増大、需要を押し上げている」というのはJTB。8月末現在で首都圏発着の予約状況は前年同期と比べ1.5倍(人員ベース)に。好調な方面は北陸で、3.5倍となっている。新幹線効果と見られる。

 首都圏の近場エリアも伸びている。「ガソリン代が値下がりしたことにより、車で近場へ行く人が増えているのではないか」としている。

 近畿日本ツーリスト個人旅行によると、8月20日現在、9月のメイトの売り上げは人員ベースで前年同月比約4割の増加。各方面で好調だが、特に北陸、関西、中部、南紀が堅調な伸び。「日並びの良さから、7〜8月を避け、SWに注目が集まった」としている。

 また、「海外旅行を予定していた人が国内のロングに移行したのではないか」と見ている。

 日本旅行は前年同期比133%と伸びている。7月111%、8月106%だっただけに「SWの旅行意欲の大きさがうかがえる」という。

 最も伸び率が大きいのが北陸で253%に。新幹線による利便性の向上や話題性で人気を集めている。また、ロングの九州は148%、沖縄141%と5連休ならではの動きを見せ、京阪神方面も131%でUSJ人気が続いている。

 東武トップツアーズによると、3日現在、火山活動の影響による風評が尾を引いている箱根以外はほぼ全方面とも好調。「特に北陸は新幹線効果が続いており、前年同期比で取り扱いは10倍になっている」という。企画商品全体では2倍に。

 絶好調に見えるが、今後在庫不足の状態となり、予約規模に対する成約率が下がるため、最終的には110〜120%程度と予想している。

 「前年同期と比べ、国内旅行全体では人員ベースで107%に」というのは阪急交通社。方面別では関東151%、近畿135%、沖縄117%など。「予約時期が昨年と比べて早く、特に北海道や沖縄など、長距離方面は早い時期から動き始めた」という。

 関東は主に東京ディズニーランドやスカイツリーなど東京を観光するツアー、近畿では姫路城や開創1200年を迎えた高野山ツアーなどが人気となっている。

 ジャルパックの9月の予約状況(人員ベース)は前年同月比105%となっている。8月は101%であり、「料金の安いSWに流れているようだ」。

 方面別では関東、関西が好調で、USJや東京ディズニーリゾートの人気は相変わらずだ。

 ANAセールスによると、8月31日現在、人員ベースで全方面とも好調、「8月より9月に流れている傾向にある」という。18、19日がピークで、方面によっては200%以上というところもある。

 沖縄は140%、九州120%で「特に九州は明治日本の産業革命遺産の世界遺産登録が押し上げ要因となっている」としている。

 JR6社のSW期間(18〜23日)の予約状況も好調。新幹線、在来線特急などの予約席数は197万席で、昨年の同時期(19〜24日)と比べ、約2倍となった。

 JR東日本の新幹線指定席予約席数は64万席で、前年比244%、在来線を含めた全体では76万席、同239%。中でも、北陸新幹線は18万5千席で、同497%という伸長ぶりだ。

 JR東海の東海道・山陽新幹線直通列車を含めた新幹線の予約は77万席で、こちらも2倍となっている。また、JR西日本の新幹線と在来線の予約数は71万3千席で、今年のゴールデンウイークと比べ101%、前年比では244%となっている。

温泉・観光地
 北陸新幹線金沢開業で首都圏からの旅行者が増加している北陸エリア。金沢市内の宿泊は、金沢市旅館ホテル協同組合によると、問い合わせは多いが、「19〜21日の宿泊はご案内が難しい状況」と言い、平日などへの分散を期待している。

 栃木県の日光市観光協会によると、日光地区と鬼怒川温泉は好調。紅葉シーズンにはまだ早いことから、他のエリアは例年並みと見られる。

 岐阜県の下呂温泉旅館協同組合は「SW最終日の23日を除いて期間中はほぼ満館状態」と顔をほころばせる。夏休みはばらつきが見られたが、SWは「集中して予約が入る」という。

 「お盆以降、客足はあまりよくなかったが、その分SWにかなり集中している」というのは群馬県の草津温泉旅館協同組合。特に、20、21日は多く、ほぼ満館状態だ。草津のシンボル「湯畑」周辺をキャンドルでライトアップする「キャンドルイベント」を19〜22日に実施し、観光客の目を楽しませる。

 広島市内の宿泊の予約状況は「予約が6月から入り始まり、8月の中旬には予約を受けられない状況になっていた」(広島市観光ホテル旅館組合)。関東圏からの予約が多く、日並びの良さから飛行機を利用した旅行者が増加し、車の利用と半々に。家族客が多いようだ。

 広島県の宮島観光協会も宿泊の状況は「SW最終日以外は満室」。8月から引き続き堅調。



JTBと小田急トラベル、横浜で箱根観光PR
芸妓衆も箱根旅行を呼び掛けた

 JTBと小田急トラベルは4日、神奈川県箱根町への旅行をPRする共同プロモーションを横浜駅で実施した。箱根は箱根山の噴火警戒レベルの引き上げで旅行客が半減している。立ち入り規制エリア外の宿泊施設は平常通りの営業であることや、秋、冬の見どころをアピールした。

 箱根から旅館関係者9施設・10人、芸妓4人も加わった。総勢約20人で箱根への旅行を呼び掛けながら、横浜駅西口付近を行き交う人々に両社の旅行パンフレットやノベルティなどが入った販促ツールを配布した。

 箱根の立ち入り規制エリアは大涌谷噴煙地を中心とした半径約1キロメートル以内。プロモーション活動に参加した仙郷楼の石村光稔常務は「警戒範囲の外は普段通り」と強調、「元気な箱根にぜひ来てほしい」と語る。

 2社の共同プロモーションは8月5日からこれまで東京都内の有楽町、新宿で実施され、今回が4回目。

 小田急トラベルの飯田惣三常務取締役営業統括部長は「箱根への誘客のためには現状を客観的に伝えることが大切だ」とJTBとの共同プロモーションの目的を明かす。JTB首都圏の坂本友理執行役員は「もっと元気を出してもらえるよう箱根を応援していく」と意気込む。

 箱根観光の回復に向けてJTBと小田急トラベルは、今後も正確な情報発信と販売促進を継続的に行っていく予定だ。





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