JTBコーポレートセールスは、旅行会社としてのネットワークを活用した訪日外国人旅行者などへの調査を行う「JTBインバウンドリサーチ」サービスを開始した。インバウンドへの取り組みに関心のある企業に対して、自社商品の認知度や訪日外国人の購買心理、情報入手経路などの調査結果を提供する。

　中国人の爆買いなど、訪日外国人の消費が増えるなか、企業のマーケティング担当者から「何もプロモーションしていないのに自社製品がなぜ売れているのか」という疑問の声が挙がっていた。

　今までの訪日旅行調査は「訪日経験から数年が経つ回答者も多く含まれるインターネット調査が中心で、必ずしも最新の生の声を聞けなかった」と同社。新サービスは、訪日外国人旅行者や中国人ソーシャルバイヤー、外国人留学生などから最新の生の声を聞き取る。訪日外国人旅行者向けのタイムリーかつ最適な訪日プロモーション施策や店頭支援策、商品開発に生かせる情報を提供するとして企業に売り込む。

　訪日旅行者100人に10問程度のアンケートを行う場合の参考価格は150万円（税別）から。

　エイチ・アイ・エス（HIS）は7月31日、同社東日本地区で初めてとなる訪日専門店を東京都渋谷区のJR原宿駅竹下口前に開設した。全国では、京都・大阪・奈良に次いで4店舗目、一般の店舗に併設した訪日旅行者専門デスクを加えると、8店舗目となる。

　訪日専門店は、個人旅行で日本を訪れる外国人観光客を対象に、ポケットWi—Fiレンタルやパンフレットなどの観光情報提供、各種旅行手配、外貨両替などのサービスを提供する。

　今後、竹下通り商店会の協力で竹下通りのショップ情報と特典を掲載したMAPリーフレットも多言語化して配布する。