NEC（日本電気）とNECディスプレイソリューションズはこのほど、特殊ガラスでできたミラー（鏡）効果を持つデジタルサイネージ（電子看板）の新商品「ミラーサイネージINTELUX（インテルクス）」を発売した。高い映像クオリティーはもちろん、センサー技術との融合や優れた汎用・施工性を実現した。

　新商品は、光学設計に基づいた高精度多層構造。ミラー効果を持ちながら、光（映像）の高透過と赤外線・電波の透過性に優れ、静電容量にも対応する全く新しいタイプの特殊ガラス。ミラー部分は時空（東京都港区）が製作した。実用新案登録済みでデザインの評価も高く、「GOOD DESINE AWARD 2013」にも選ばれている。

　光の透過損失を最小限に抑えることで、高い映像クオリティーを確保。電源オフ時はモニターの姿が消え、鏡として周囲の風景を映し、空間に溶け込む。オンにすると、鏡の中から鮮明な映像・情報が浮かび上がるように現れる。この演出効果を生かし、あらゆるシーンでの活用が期待できる。

　また、タッチセンサーや人感センサーといった各種センサー技術を採用し、従来の鏡にはない特長を持たせることも可能。

　取り扱いや施工は通常の鏡と同様に、簡単に壁面に取り付けることができる。自立型での使用も可能で、メンテナンスも簡単。新商品に組み合わせるテレビモニターは、最新の4Kにも対応している。

　カラーバリエーションは「ミラー」「ライトミラー」「ダークミラー」の3種。

　問い合わせ先は、NECパートナーズプラットフォーム事業部映像ソリューション推進グループTEL03（3798）9637。