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旅館・ホテル ■第2787号《2015年2月28日(土)発行》    
 

旅館甲子園、長野のさかえやがグランプリ
グランプリ発表直後に喜びを爆発させる「春蘭の宿 さかえや」の湯本晴彦社長(前列左から3人目)と従業員ら

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)青年部(山口敦史部長=山形県・ほほえみの宿滝の湯)が主催する「第2回旅館甲子園」決勝大会が18日、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれ、不登校の若者らの就労支援の取り組みを行っている長野県山ノ内町の渋温泉「春蘭の宿 さかえや」がグランプリを獲得した。

 旅館甲子園は「旅館で働くスタッフの夢が、笑顔が、日本を元気にする。」を合言葉に2013年2月20日に第1回が開かれ、今回2年ぶりの開催となった。主に旅館で働く若手従業員が、仕事の魅力や日々の自分の思いを観客に向かって発表する。

 全国の青年部組合員1600施設から出場者を募集。各都道府県部長の推薦を受けた25施設のうち、実行委員会による一次審査、審査員による書類審査を通過した5施設が、この日の決勝大会に臨んだ。グランプリは、決勝審査員の審査と書類審査、会場の投票で決まる。

 出場したのは、抽選による出場順に「山景の宿 流辿」(宮城県川崎町・青根温泉)、「土佐御苑」(高知市)、「ホテル松本楼」(群馬県伊香保町・伊香保温泉)、「峡谷の湯宿 大歩危峡まんなか」(徳島県三好市・大歩危祖谷温泉郷)とさかえや。

 流辿は、一人一人が経営者の視点で、地域社会に貢献するとともに、社員のやりがいや顧客満足につながる取り組みを紹介。

 土佐御苑は、郷土のユニークな踊り「うげうげ踊り」を従業員が自主的に宴会で披露することで、宿泊客へのおもてなしとともに郷土愛向上と伝統文化継承を重視していることを発表した。

 ホテル松本楼は、バリアフリーの貸し切り風呂設置や板前が作る離乳食など「ユニバーサルツーリズム」に早くから取り組んだことを強調した。

 大歩危峡まんなかは、従業員をニックネームで掲載するウェブページを作成したり6組の親子が働いていたりするなど、素朴で温かい雰囲気を披露した。

 グランプリに決まったさかえやは、不登校などで挫折を経験した若者の魅力を引き出し、宿泊客に感謝の手紙を送るといった素朴なおもてなしが評価された。

 佐藤信幸審査委員長(全旅連会長)は「感動、感動、感動…。旅館の将来は明るい。(今回発表の)大きな感動と経営方針は私も勉強になった」と講評した。

 さかえやの湯本晴彦社長は閉会後、観光経済新聞の取材に対し、「感無量だ。これもスタッフのおかけ。舞台裏は涙涙で言葉がない。全てを出し切った」と喜びを露わにした。さらに、旅館として初めて、高卒資格を取得できるフリースクールを従業員だけではなく近隣の若者も対象に4月に開くことを明らかにした上で「(発表で)言った以上は誰でも輝ける世の中を作っていきたい」と述べ、今後も就労支援や人材育成の分野で社会貢献していくと強調した。



近旅連が60周年総会、宿泊券1100億円達成へ
創立60周年記念総会であいさつする西野目会長

 近畿日本ツーリスト協定旅館ホテル連盟(西野目信雄会長=ホテル大雪、2530会員)は19日、東京・白金台のシェラトン都ホテル東京で、創立60周年記念総会を開き、2015年度事業計画案などを審議、承認した。宿泊券については1100億円達成に向け、旅連も責任を持って対応していくことを確認した。任期満了に伴う役員改選では西野目会長の再選を決めた。

 総会には来賓を含め約200人が出席。冒頭あいさつした西野目会長は「次の100年に向かって、会社、旅連の姿は変化するだろうが関係はなくならない。次の世代に引き継ぎながら、さらに発展しなければならない」と強調した。

 宿泊券については「15年度は1100億円のヤマを越えるべく、旅連も責任を持ってクリアしていく」と意気込みを示し、訪日外国人が増えていることについては「2020年に2千万人というが、2〜3年前倒しで達成するのではないか。いまや普通に(外国人が)闊歩するようになってきた」と述べ、「外客をどう扱っていくのかを考えなければならない」と指摘した。

 KNT—CTホールディングスの戸川和良社長、近畿日本ツーリストの小川亘社長、近畿日本ツーリスト個人旅行の岡本邦夫社長が現況を報告。

 戸川社長は、(1)スポーツ関連事業の強化(2)訪日外客を地域に回し、全体の取扱増を目指す(3)地域誘客交流事業の充実—を柱に取り組む考えを示した。小川社長は「ふくしまデスティネーションキャンペーン」に合わせ5月に実施するミュージック花火大会の成功による宿泊客増、岡本社長は「e宿」の契約施設数1万軒の早期達成—などを挙げた。

 15年から各支部副専任幹事に個人旅行会社の社員が就任、会社と会員の協力体制をより強固にし、共生を図ることにした。事業については(1)女性文化講座を9月に1泊2日で開催(2)支部間交流事業を6月に北海道で実施—などに取り組み、特に情報連絡員活動では「20年の東京五輪に向け、各地域での事前合宿などの情報を会社と共有し、獲得を目指す」とした。

 役員改選では、新たに濱野清正理事(洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス)が副会長、吉田卓二常務理事(事務局長)が専務理事に就いた。吉田氏は事務局長を兼任する。副会長で北海道連合会長の鐡顯彦氏(ホテル知床)は相談役となった。

 その他役員人事(新任)は次の通り(敬称略)。

 常務理事=福田努(雲仙福田屋)▽理事=小野吉正(鬼怒川パークホテルズ)、柳一成(ひなの宿千歳)、清水優(かわせみの宿別所観光ホテル)、井上義一(金波楼)、棚橋洋子(聖護院御殿荘)、井山径(玉井別館)、梅林義彦(ホテルかめ福)、中津功(近畿日本ツーリスト九州社長)、赤城賀子(ビーチホテルサンシャイン)



日旅連が総会、宿泊増売へ周年事業に協力
総会には約200人が出席

 日本旅行協定旅館ホテル連盟(小林喜平太会長=長崎県・稲佐山観光ホテル、2095会員)は18日、東京の浅草ビューホテルで通常総会を開き、「会社の中期経営計画や創業110周年に協力し宿泊販売の拡大を図る」とする今年度事業計画を承認した。2年間の任期満了に伴う役員改選では小林会長を再選した。

 小林会長は「日旅連塾、日本の観光・物産博、ワークショップ、REN—CUPと、われわれ旅連の事業が順調に推移している。われわれの一番の目的は宿泊券の増売。会社の中期経営計画『ACTIVE2016』の効果で、販売が順調に推移していることは大変ありがたい。今年は会社創業110周年の記念の年。旅連としてもできる限りの協力をしていかねばならない」とあいさつ。

 日本旅行の丸尾和明社長は、会社の業績と今後の事業方針を述べた。昨年の販売実績は「総販売額が前年比105%の4160億円で、6年ぶりに4千億円に到達した。210億円伸びたうち、120億円が国内旅行、65億円がインバウンドだ。『ACTIVE2016』で中核分野とする教育旅行、MICE、BTM、ネット販売、インバウンドのいずれも着実に伸びている」。

 今年については「女性と熟年シニアをけん引力として、お客さまの層の拡大に取り組む。さらにインバウンドの拡大、北陸新幹線などJRを使った旅行商品の拡充、創業110周年商品の造成にしっかり取り組む。旅連を含めた地域、お客さま、われわれの全てが元気になる『三つのWIN』の関係を築いていきたい」と述べた。

 日旅連の今年度事業は、会社の営業マンとの商談会「ワークショップ」(西日本エリア7月22日、東日本エリア7月中旬予定)、日旅連営業推進委員会メンバーら若手経営者の研修会「日旅連塾」(6月16日、東京都・ホテルメトロポリタンエドモント)、会社との親善ゴルフ大会「REN—CUP」(9月3日、千葉県・紫カンツリークラブ)など。

 会社と台湾観光協会が主催する「日本の観光・物産博」(6月26〜28日、台北市・台北駅構内)にも参加協力する。

 【新役員陣容】(敬称略、カッコ内は所属)
 名誉会長=丸尾和明(日本旅行社長)▽会長=小林喜平太(長崎県・稲佐山観光ホテル)▽常任副会長=浅野謙一(新潟県・夕映えの宿汐美荘)、桑島繁行(北海道・知床グランドホテル北こぶし)、吉金嘉洋(日本旅行取締役)▽副会長=八木眞一郎(福井県・あわらの宿八木)、菅野豊(福島県・ホテル華の湯)、齊藤茂行(長野県・明神館)、照屋修興(沖縄県・ホテルムーンビーチ)、宮村耕資(高知県・ホテル南水)、梅林保雄(広島県・宮島ホテルまこと)、金原貴(静岡県・時わすれ開華亭)、田岡茂(兵庫県・心の宿三國屋)、高島淳一(熊本県・湯峡の響き優彩)、森田繁(群馬県・古久家)



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