三菱電機は11月14日、独自のスチーム技術で部屋全体ではなく、人の顔の周りに低温スチームを届ける保湿機「SH‐JX1」＝写真＝を発売する。睡眠時の肌の乾燥や起床時ののど、鼻の違和感を解消し、快適な眠りをサポートする。同社は「快眠」をテーマにしている旅館・ホテルへの提案も検討している。

　新製品は、上下2段の吹き出し構造を採用。約75センチ先まで水平方向にスチームを届けることができる。

　顔周りを保湿することで、顔の肌水分量が保湿機運転前と比べて1・5倍に向上し、肌やのど、鼻の潤いを保つ。保湿状態は最大8時間続けることができ、保湿エリア内の浮遊ウイルスも抑制する。

　部屋全体ではなく顔周りを集中して保湿するため、水の使用量を抑え、窓や壁の結露を抑制する。吹き出し温度は約45度に抑え、安全に使うことができる。

　運転音も睡眠を妨げない静音を実現。操作スイッチの簡易化と水タンクの小型化を図り、本体幅を15センチにしたため、ベッドサイドにおいても邪魔にならない。

　本体カラーは、ホワイトとピンクの2種類。

　この件についての問い合わせ先は、三菱電機お客さま相談センターTEL0120（139）365。