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旅館・ホテル ■第2766号《2014年9月13日(土)発行》    
 

旅館業、経費削減へ知恵、悩みは社員への意識徹底 本社調査
 観光経済新聞社はこのほど、全国の主な旅館を対象に「経費削減」に関するアンケート調査を行った。それによると、回答した旅館のほとんどが経費の増加を実感しており、節電や仕入れの見直しなどの経費削減策を行っている。経費削減を行う上での悩みは、社員への意識徹底や、顧客サービスとの兼ね合いを指摘する声が多い。

 「経費増加を感じていますか」の問いでは、回答旅館の全てが何らかの形で「感じている」と答えた。

 その要因として「消費税が大きいと思う」「消費税増税により仕入れ値が上がっている」と、4月からの消費税増税を挙げる声が多い。また「電気料金値上げ、重油、ガス(LPG)単価の値上げ」「燃料費アップ(ガス、電気、油)」「光熱費(電気、ガス、重油)の値上がりの影響が大きい」と、電気をはじめとした光熱費の上昇を指摘する声も多い。

 一方で、「消費税とか電気料金等の値上げの要因はあるが、それより売り上げ減による経費の割合の増加が気になる」という回答もあった。

 「自館の『経費削減策』について、内容を教えてください」では「電気をこまめに消す」「節電(事務所内)」「照明の間引き、可能な限り電球をLED化している」と、照明を中心とした節電を挙げる声が多い。

 節電については「冷房と送風の使い分け」「客室冷蔵庫の省エネタイプへの切り換え」「デマンドコントローラーを入れてピークカットで(契約電力を低くする)」「各セクションのリーダーを集め、マニュアルを渡し、全員が実行できるようにしている」などもあった。

 仕入れについては「相見積もりでもう一度仕入れ値を確認」「消耗品など安い場所でのまとめ買い」「取引先との価格交渉(清掃、保守、駐車場、レンタル、クリーニング等)」、人件費については「人員の配備やシフトの見直し」「残業の徹底管理」などを挙げている。

 三重県鳥羽市の戸田家は「フロントの館内集中スイッチのインデックスに色を付けることによって、時間等をみて消灯するように管理。ロビーのダウンライト照明等も、時間帯により間引き消灯を行っている。空調温度管理は各部署責任範囲を設けて管理。水に関しては厨房等、使用量の多い所には、水道1分○円とかラップ○円等々の表示を行っている」と、コスト管理を徹底している。

 これら経費削減策による効果はさまざまだ。「電気使用量が減少している」「固定費の低減ができた」「電気料金増の幅を若干下げたかも」と効果を指摘する一方、「あまり効果は出ていない」「まだ具体的な効果は見えない。削減策の追加や見直し、および継続が必要と思う」「思ったように効果が出ていない(計画の50%程度)。それ以上に電気料金値上げが大きかった」とする声もあった。「完全とは言えないが、社員の意識は高まっている」「少々落ちるが、油断するとすぐ戻る(電気使用量)」「賞与アップ(になった)」などの回答もあった。

 「『経費削減策』を行う(考える)上での悩み事」は、「徹底させて確認するところが長く続かない」「個人の意識改革」「社員への省エネ、節約意識の徹底」など、自館の経営方針を社員に徹底させることの難しさを多くの回答者が指摘している。また「サービス品質を落とさないで削減できるか」「旅館というサービス業であるため、部署により差が出てしまう(お客さま中心の所は無駄も出る)」「サービス業なので節電ばかり考えてお客さまに不便をかけるのではないかと考える」と、顧客サービスの低下を危惧する声も多く聞かれた。



朝ごはん日本一は下呂の小川屋、2年連続
小川屋(写真前列中央)が日本一に

 楽天トラベルが2日に都内で開いた「朝ごはんフェスティバル2014〜頂上決戦〜」で、中日本地区代表の「下呂温泉 和みの畳風呂物語の宿 小川屋」が優勝、2年連続で朝ごはん日本一の座に輝いた。全国1千軒の朝ごはんの頂点に決まった。

 頂上決戦に臨んだのは旅館2軒、ホテル4軒。もう1軒の旅館で東日本地区代表の「磐梯熱海温泉 四季彩 一力」は、審査員特別賞を受賞した。

 準優勝は、西日本地区代表の「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」、3位は九州・沖縄地区代表の「ホテル イル パラッツォ」。審査員特別賞は、四季彩一力のほかに、北海道地区代表の「センチュリーロイヤルホテル」、審査員特別枠の「HOTEL&RESIDENCE 南州館」が受賞した。

 同フェスティバルの開催は3回目。優勝した小川屋のメニューは、薬膳素材をふんだんに使った「薬膳粥」と清流飛騨川の「鮎の一夜干し」。審査員を務めた「神田川本店」店主、神田川俊郎氏は、「薬膳が良く効いていて朝から体がよろこぶ朝ごはん。料理・盛り付けは秋らしく色鮮やかで、おもてなしの心がよくあらわれている」と評価した。

 「レストラン中村孝明」のオーナーシェフ中村孝明氏、「四川飯店」のオーナーシェフ陳健一氏、「ラ・ロシェル」のオーナーシェフ坂井宏行氏も審査員を務め、審査員に和洋中の「料理の鉄人」が勢ぞろいした。



ルレ・エ・シャトー、60周年祝う美食イベント開催
仙寿庵の久保氏(左)と青柳の小山氏

 厳しい基準を満たした施設だけが加盟できる、世界的に権威のあるホテル、レストランの国際協会「ルレ・エ・シャトー」(本部・パリ)が設立60周年を記念し、メンバーの宿泊施設とシェフが共演する美食イベントを日本でもスタートさせた。4日の初日は群馬県みなかみ町の別邸仙寿庵で、料亭・青柳(徳島、東京など)の小山裕久氏が腕を振るい、日頃の感謝と60周年を祝う記念ディナーを開催した。

 ルレ・エ・シャトーとは世界64カ国、520のホテル、レストランが加盟する非営利団体の協会組織。Courtesy(心のこもったおもてなし)、Charm(洗練された魅力あるスペース)、Character(特色や個性あるスタイル)、Calm(落ち着きやリラックスできる場所)、Cuisine(質の高い料理)の5Cを全て満たした施設だけが入会を許される。

 日本では旅館・ホテル、レストラン11軒が加盟している。

 60周年記念イベントは年間を通して世界各地で120以上展開され、日本では4日から5会場で6回開催されている。

 日本での初日には同協会CEOジャン・フランソワ・フェレ氏も来日。同協会や青柳、仙寿庵の顧客らが美食のイベントを楽しんだ。

 小山氏は出身地である徳島・鳴門の鯛を使った刺身や姿焼き、また群馬名物のこんにゃくを使った白和え、赤城牛の焼き物、ひもかわうどんなどをメニューに盛り込み、仙寿庵と青柳の共演を料理で表現。青柳の名物であるボウゼにぎりやフランスでも絶賛された文箱八寸なども登場し、小山氏の料理を楽しみに集まった顧客らを堪能させた。

 初日を終えた小山氏は「仙寿庵に青柳を持ってくることは難しかったが、どんな環境でも合わせて仕事をするのがプロの仕事。ライティングや花など会場作りのプロの仕事もあり、仙寿庵の中で青柳を表現できた」と感想を述べた。

 仙寿庵常務の久保英弘氏は同協会について「メンバーとの交流が大変勉強になる。またスタッフのモチベーションの維持と世界的レベルのサービスを提供しつづける緊張感はある」と意義を説明。「協会からはここでしか体験できないことを提供してほしいと言われている。独自の個性を表現していきたい」と語った。

 日本での記念イベントは▽4、5日、別邸仙寿庵で小山氏▽12日、扉温泉明神館(長野県松本市)で神戸北野ホテル(兵庫県神戸市)の山口浩氏▽25日、べにや無何有(石川県加賀市)で山口氏と柏屋(大阪府吹田市)の松尾英明氏▽27日、あさば(静岡県修善寺町)でラ・ベガス(大阪府大阪市)の渋谷圭紀氏▽28日、強羅花壇(神奈川県箱根町)で松尾氏の共演が行われる。



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