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観光行政 ■第2742号《2014年3月8日(土)発行》    
 

仙台で震災復興の観光シンポジウム、東北6県知事が意見交換
ガッツポーズを披露する6県知事ら

 観光庁や東北6県などは2日、仙台市のホテルメトロポリタン仙台で、「東北観光がんばります!~東日本大震災から3年~シンポジウム」を開いた。6県の知事や東北の観光関係者ら約500人が参加、パネルディスカッションなどを通じ、官民一丸となって観光振興による復興を加速させる決意を確認し合った。

 観光庁の久保成人長官は「観光面からの復興支援に官民全てが加速的に取り組むべきだ」と訴えるとともに、昨年1千万人を突破した訪日外国人旅行者について「観光復興の重要な柱」と述べ、東北に呼び込む必要性を強調した。

 シンポジウムではJR東日本の清野智会長が基調講演し、菅原茂気仙沼市長が観光の取り組み事例を紹介した。

 清野会長は震災後実施したデスティネーションキャンペーン(DC)の意義や成果を述べる一方、4月から釜石線で週末を中心に運行を始める「SL銀河」などを紹介し、列車運行による地域活性化に意欲を示した。

 菅原市長は観光戦略会議の設置(12年3月)や観光に関する戦略的方策の策定(13年3月)などを実行し、入り込み客数を10年以内に330万人(震災前260万人)、宿泊者を62万人(同21万人)にする考えを明らかにした。また、水産業と観光産業の連携を強めるため、15年度に完成予定の魚市場では「旅行代理店や料理教室と提携したキッチンスタジオや見学者デッキを設けるなど、斬新なアイデアを盛り込む」と述べた。

 「東北の観光の未来と可能性」をテーマに、6県知事と土井亨国土交通大臣政務官(衆院宮城1区)がパネル討論。

 青森県の三村申吾知事は「鉄道や空、海での移動をフル活用した立体観光の推進に力を入れる」とした上で、「国の観光予算が100億円程度では足りない」と増額を求めた。岩手県の達増拓也知事は「県全体として観光は震災前に戻ってきているが、津波被災地域は6割程度の回復にとどまっている」と現状を報告、「大型宿泊施設の再建はほぼ終え、沿岸地方の観光はこれから」との見通しを示した。

 宮城県の村井嘉浩知事は海外からの観光客の減少を課題に挙げ「仙台空港の民営化など、民間の力やアイデアを生かして呼び込みたい」と述べ、秋田県の佐竹敬久知事は「観光、文化、スポーツを一体的に捉え、施策を展開する。またイベント誘致にも力を入れる。震災前まで来ている。もう一押しだ」と強調。

 山形県の吉村美栄子知事は「6~9月の山形DC後を見据え、『おもてなし山形観光条例』を制定したい」と意欲を示し、福島県の佐藤雄平知事は「原発の汚染水トラブルが発生するたびに旅館・ホテルの宿泊キャンセルが出ている」と指摘、原発事故の収束が県観光の最大の課題とした。また、教育旅行の回復の重要性にも言及した。


学生の観光振興研究、最優秀賞は奈良県立大
研究成果を発表する学生

 日本観光振興協会は2月28日、東京・丸の内の東商ホールで「産学連携オープンセミナー」を開催した。約280人の参加者の中にはリクルートスーツに身を固めた大学生の姿も見られ、就職先としての観光業界に関心の高さをうかがわせた。

 日本学生観光連盟が共催し、観光庁、文部科学省、経団連、日商などが後援した。第10回の節目となる。主催者を代表してあいさつした日観振の舩山龍二副会長は、ツーリズム産業の現況や取り巻く環境を説明した上で「富士山の世界遺産登録や2020年の東京五輪・パラリンピックの開催決定など、ツーリズムはベクトルが上がってきた」と述べた。

 来賓の石原大・観光庁観光産業課長は「観光立国実現の鍵の一つは人であり、(外国人旅行者が)人との触れ合いで日本にいい印象を持ってもらい、また来てもらうことが大事だ。観光の力を信じて頑張ってほしい」とエールを送り、学観連代表の林日奈子さんは「現在約500人の学生が参加しており、観光業界と学生をつなぐ役割を果たしている」と組織の充実ぶりを強調した。

 第1部は学生による観光振興に関する研究発表会で、予選会などを勝ち抜いてきた優秀賞校4校(一橋大大学院、富士常葉大、奈良県立大、学観連)が成果を披露した。

 「東京五輪2020をインバウンド誘致につなげるために日本が取り組むべきこと」をテーマに掲げた一橋大大学院は、ツアーガイドを主人公にしたインバウンドドラマの制作や留学生との交流の必要性を提案。

 審査の結果、最優秀賞は「着地型観光と歴史ガイドツアー〜あすか歴史探検隊〜」を発表した奈良県立大が受賞した。

 第2部のパネルディスカッションには坂本友理・JTB首都圏執行役員、定保英弥・帝国ホテル社長、中村好明・ジャパンインバウンドソリューションズ社長、柵木鬼美夫・帝京大教授が出席し、「ツーリズムの最先端〜今後のツーリズムの行方〜」をテーマに意見を述べた。


学観連新代表に立教大3年
学観連の新役員(右端が大川さん)

 日本学生観光連盟(学観連、会員数24大学・543人)は2日、東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで13年度総会を開き、14年度新代表に立教大3年の大川周良さんを選出した。

 大川さんは「織物の絣(かすり)のように、学観連も縦と横の関係で結びつき、同世代の学生や違う年代の方と結びつくことを目標にし、さらには観光業、日本、そして世界の人と関係性を持つ連盟を目標に1年間代表を務めたい」と抱負を述べた。大川さんは学観連の6代目代表となる。

 学関連の活動には、日本旅行業協会、日本観光振興協会、日本アセアンセンター、在日外国観光局協議会、全旅連青年部がさまざまな支援を行っている。

 大川さん以外の14年度役員は次の通り(学年は4月時点、敬称略)。

 ▽副代表=清家美帆(帝京大3年)、矢口直哉(帝京平成大3年)▽会計=名越翼(横浜商科大2年)▽総務部部長=吉葉誠(帝京平成大3年)▽総務部=村田若菜(帝京大3年)、瀬川一義(早稲田大2年)、西垣康平(東海大2年)▽広報部部長=上川駿(東海大3年)▽広報部=高畠秀宜(立教大3年)、佐藤彩那(立教大2年)▽渉外部部長=村上宏幸(桜美林大3年)▽渉外部=橘川玲於奈(帝京大3年)、後藤まゆ(文教大3年)、梶谷有紗(帝京大2年)



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