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地域観光 ■第2710号《2013年7月6日(土)発行》    
 

北海道の観光関係者、参院選候補者に観光政策直撃
立候補予定者5氏が登壇した「北海道の観光政策を直接聴く会」

 北海道の観光関係者らが参議院議員選挙立候補予定者に今後の観光政策を聞く「北海道の観光政策を直接聴く会」が6月25日、札幌市の札幌市民ホールで開かれた。立候補予定者5氏に北海道観光の競争力を高めるための施策や外国人観光客を増やすための施策を質問。5氏は政策の違いはみられるものの、観光が北海道経済で最も重要視するべき産業であり、今後伸ばすべき部門であるとの認識では一致した。

 会は北海道内の旅行会社でつくる「北海道の観光政策を直接聴く会実行委員会」(事務局=JTB北海道本社内)が主催。各社の協定旅館ホテル連盟、キャリア、観光協会、旅館ホテル組合などが協賛した。同様の会は2006年、沖縄県知事選挙の際に行われたことがあるが、国政選挙に合わせて行われるのは「恐らく初めて」(関係者)。壇上には参院選北海道選挙区の立候補予定者で、国会または道議会に議席がある政党の5氏が登壇。客席では道内の観光関係者約1500人が観覧した。

 コーディネーター(北海道新聞社編集局・菅原淳経済部長)が「北海道経済における観光の重要性」「北海道観光に対する国や地方自治体の施策、予算の現状」「北海道観光の競争力を高めるための対策」「外国人観光客を増やすための対策」の四つを質問。5氏がそれぞれの質問に1問4分の持ち時間で答えた。

 民主党の小川勝也氏は「もっとたくさんの人に来てもらい、お金を使ってもらうには体験型アクティビティやオプショナルツアーを創造すること。観光をコーディネートできる人材が必要だ。政治がしっかり後押ししていかねばならない」、自民党の伊達忠一氏は「日本の観光政策は諸外国に比べて遅れているが、政府も地方も挽回するため一所懸命取り組んでいる。今、北海道観光振興特別措置法の提案へ準備を進めており、成立すれば沖縄並みの(政治の)対応ができる」と述べた。

 みんなの党の安住太伸氏は「大事なことは、(観光業の)皆さんが事業をする上でネックとなる規制を取り除くことだ。観光予算がどう有効に使われているか、きちんと見る必要がある。財源、権限、人間を地域に下ろすべきだ」、日本共産党の森英士氏は「観光を元気にするには、国内観光客の家計を豊かにすること。賃上げと労働条件の改善を行えば消費力が生まれ、お金が観光にも回ってくる。特に若い人に北海道の魅力を実感してもらいたい」、新党大地の浅野貴博氏は「北海道が日本で唯一持つ長所の西欧的田園風景をしっかり生かすこと。道内を楽に移動するための高速道の整備も必要だ。外国人観光客を呼び込むには諸外国との良好な関係を築くことだ」とそれぞれ述べた。

 このほか沖縄県知事選の立候補予定者に観光政策を聞く会を開いた沖縄観光の未来を考える会の新垣安男代表理事(トップツアー沖縄国内旅行センター統括部長)が「沖縄は観光で生きる、その現状と未来」と題して講演した。

 観覧した旅館経営者の一人は「もっと突っ込んだ話を聞きたかったのが正直なところ。ただ、これを機に(政治家が)観光をさらに勉強してくれると思う。これだけの関係者が集まったこと自体も意義があることだ」と述べた。

 会の代表幹事の一人でJTB北海道の古田和吉社長は「今回の発言を参考に、正しい投票行動をしたい」と述べるとともに、観光の重要性を訴えるための新しい組織の立ち上げも表明。2年後の統一地方選挙の際も同様の会を開催する意向を示した。



会津若松観光、大河ドラマの効果顕著 とうほう地域総研調べ

 東邦銀行(福島市)系列のシンクタンク、とうほう地域総合研究所は6月26日、福島県の会津地方を中心とした観光動向調査「(NHK大河ドラマ)『八重の桜』で盛り上がる会津若松市の観光動向について」を公表した。鶴ケ城天守閣、大河ドラマ館、会津武家屋敷といった関連する観光施設はドラマ効果が表れる一方、今後ドラマの舞台が京都に移るため、秋以降の誘客活動が重要になると指摘している。また、同市への教育旅行も回復傾向がみられることが裏付けられた。

 調査結果によると、鶴ケ城天守閣の4、5月の入場者数は計22万2千人で、5年前の1.5倍。大河ドラマ館は4月からゴールデンウイークにかけて来館者が増加し、5月31日現在で計22万8千人、1日平均約1600人。さらに会津武家屋敷も、ドラマで西郷頼母が重要な役どころとして注目されたことから、3月から5月にかけて、近年で最も多い入場者数を記録するなど、大河ドラマ効果が顕著に表れた。

 今後については、鶴ケ城が2015年、天守閣再建から50周年を迎えることから、同年のJRデスティネーションキャンペーンとの相乗効果で多くの観光客が期待できるとみている。

 同市への県外からの教育旅行については、震災前の2010年に841校だったのが、翌年は100校に激減した。昨年は210校まで回復した。市などは今年、400校程度の回復を目指したが、現段階での予約は300校前後。同総研では、関係者が学校を訪問して説明会を開催するなど、不安払しょくに努めることで、さらなる上積みが期待されるとしている。

 このほかの観光スポットのうち、スパリゾートハワイアンズ(いわき市)は現在、入場者の7割強を占めていた首都圏のファミリー客の戻りが震災前の8割程度にとどまっており、震災前の水準に戻すとともに、新規客のリピート率を高める方策の実行が課題としている。



茨城県、よしもと芸人と組んで大キャンペーン

 茨城県は「よしもと芸人」とタッグを組んで「いばらきを知ろう! 大キャンペーン」をスタートさせた。1日に東京都中央区の茨城マルシェで行われた会見で、同県出身の芸人、ピースの綾部祐二さん(古河市)と、渡辺直美さん(石岡市)が宣伝隊長に委嘱された。2人はキャンペーンスローガンを「なめんなよ♥いばらき県」にすると発表した。

 茨城県は日経リサーチの「地域ブランド力調査」では最下位の47位、ブランド総合研究所の「魅力度ランキング」では、12年に46位になったものの、最下位の常連でその魅力がまだ日本全国に知られていない。このたび県出身のよしもと芸人が宣伝隊となり、まだ「知られていないだけ」の県の魅力を発信し、イメージアップと、魅力度ランキング最下位からの脱出を図る。

 会見であいさつした橋本昌知事は「県外の人は、鹿島やつくばのことは知っていても、茨城県のことはあまり知らない。これからは茨城の名前を売り出したい」と述べた。よしもと芸人を起用したキャンペーンについては「よしもとには茨城出身者が多い。宣伝をしてもらい、少しでも茨城を知ってもらうきっかけになれば」と語った。

 宣伝隊長に就任した綾部さんと渡辺さんはキャンペーンスローガンをなめんなよ♥いばらき県にすると発表。“強気”のスローガンでキャンペーンを盛りあげ、魅力度ランキング1位を目指すと宣言した。2人のほかにも、よしもと所属の同県出身のタレントがいばらき宣伝隊として活動する。テレビ番組など、タレント活動の中で「いばらきネタ」によるPRを行い、同県の認知度向上やイメージアップを図る。

 綾部さんと渡辺さんは「東京から近いのに温泉が意外と知られてない」と話し、大子温泉と五浦温泉の魅力を紹介。その他にも茨城メロンやトマトジュース、常陸牛などの特産品、家族やカップルでも楽しめる海水浴場をアピールした。

 同キャンペーンは来年3月まで行われる。



香川県、シニア層ターゲットに観光キャンペーン
セレモニーには、うどん県副知事の要潤さんが登場(右)

 香川県は、7月1日から12月1日まで展開する団塊の世代を中心としたシニア層をターゲットとする観光キャンペーン「うどん県・時間旅行物語」のキックオフイベントを同県琴平町で6月30日に開催した。

 うどん県・時間旅行物語では、「懐かしの修学旅行」をキーワードに、もう一度香川県に訪れてもらえるようPR。琴平、栗林公園、屋島などをメーン会場に、それぞれにふさわしい時代設定でさまざまな誘客イベントを行う。

 キックオフイベントは、金刀比羅宮表参道沿いの酒造り資料館「金陵の郷」で、オープニングのショーとセレモニーを実施。オープニングショーは、うどん県・時間旅行物語の各エリアを代表して、昭和時代の設定でアマチュアバンドによるフォークソングショー、江戸時代の設定で香川県三曲協会による邦楽演奏、源平時代の設定ではかがわ源平紅白キャラバン隊のパフォーマンスが上演された。

 オープニングセレモニーでは、「うどん県・それだけじゃない香川県」のプロジェクトの新作映像、ポスターなどを初披露。香川県出身で、「うどん県副知事」としてPR役を務める俳優の要潤さんがステージに登場し、香川県の魅了を紹介した。

 セレモニー後は、金陵の郷から琴電琴平駅まで、要さんや、昭和、江戸、源平の各時代の衣装を身にまとった人たちが、金刀比羅宮表参道や商店街をパレードした。

 また、琴電琴平駅では、うどん県・時間旅行物語に合わせて運行されるレトロ電車の出発式が行われた。レトロ電車は、日本最古のもので、近代化産業遺産にも認定されている。




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