トップ

観光行政

トラベル

旅館・ホテル

ビジネス

地域観光

インバウンド

商品・サービス

　帝国データバンクによると、今年5月のホテル・旅館経営業者の倒産は16件、負債総額は71億4千万円だった。件数は今年最多。負債総額は2カ月連続で100億円の大台を下回った。

　件数は前月比8件、前年同月比9件のそれぞれ増加（100.0％増、128.6％増）。東日本大震災直後の2011年4月（16件）、同5月（20件）以来の高水準となった。10件以上の2ケタ倒産は3月（12件）に続いて今年2回目。

　負債総額は前月比25億7500万円、前年同月比13億2900万円それぞれ増加した（56.4％増、22.9％増）。

　1月からの累計は、件数が前年同期比2件増（4.3％増）の49件。負債総額が同21億3700万円増（5.5％増）の409億6700万円。

　東京都ホテル旅館生活衛生同業組合はこのほど、冊子「旅館・ホテルのための害虫対策の手引書」＝写真＝を発行した。近年、宿泊施設で増えているトコジラミの被害について、応急処置や抜本的対策方法を専門家の監修でまとめた。

　「トコジラミの現状」から「防除業者協会リスト」まで6章構成。2章「旅館やホテルで行う対策」では、室内にトコジラミがいないかどうかを調べるための手順、3章「トコジラミを発見したら」では、発見時にすぐ行うことや、宿泊客への対応、具体的処置方法などを、カラー写真を交えて分かりやすく解説している。

　トコジラミは和室では床の隅や障子と敷居の間、壁のすき間、洋室ではカーテンの折り目やデスク裏、ナイトテーブル裏などに潜伏している。応急処置としては生息場所や形跡場所に殺虫剤でスプレーすること、抜本的対策としては専門家による駆除が効果的とされている。

　冊子についての問い合わせは東京都ホテル旅館生活衛生同業組合（TEL03・3262・4376）へ。

観光業界トップメディア
観光に専門特化
観光立国を推進