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地域観光 ■WEB増刊号《2013年5月4日(土)発行》    
 

陶器の産地、笠間と益子が観光振興で連携
 日本を代表する陶器の産地、笠間(茨城県笠間市)と益子(栃木県益子町)が県境を越えて連携し、観光の活性化に取り組み始めた。茨城交通(水戸市)が4月18日に東京・秋葉原と両地域を結ぶ高速バス「関東やきものライナー」の運行を開始したのがきっかけ。両地域は隣接こそしていないが、中心部の間の距離は20キロほど。高速バスの運行を契機に連携の重要性を再確認し、ともに観光客の増加を目指す。

◇    ◇    ◇    ◇    ◇


 笠間焼は、江戸中期に箱田村(現在の笠間市箱田)の久野半右衛門が近江信楽の陶工に指導を受けて窯を築いたことに始まる。益子焼は、江戸末期、笠間で修行した大塚啓三郎が築窯したのが始まり。

 窯元、陶芸作家などの数は笠間が約300、益子が約440。両地域ともに陶芸をテーマにした観光やイベントの人気が高い。ただ、行政区域の違いや交通機関のアクセスの課題から、観光振興への持続的な連携はとられてこなかった。

 両地域を結び付けたのが関東やきものライナーの運行開始。茨城交通は昨年6月から東京・秋葉原と笠間を結ぶ高速バスを運行していたが、東京方面からの観光客の誘客を拡大しようと、益子までの延伸を決めた。

 秋葉原〜笠間・益子間を1日4往復(うち上りの1便は笠間〜秋葉原間)。1便の定員は約40人。片道の運賃(2枚チケット購入の場合)は秋葉原〜笠間が1250円、同〜益子が1700円。秋葉原〜益子間を最短で2時間40分で結ぶ。

 茨城交通の任田正史社長は「やきものをテーマにしたことで関係者の連携がうまく進んだ。高速バスの運行を観光振興につなげたい。両地域を巡ってもらい、宿泊にもつながるようになれば理想的」と説明した。

 運行初日には東京・有楽町で両地域の関係者が参加して、記念イベントや陶器の販売が行われた。笠間市の山口伸樹市長は「高速バスの運行は民間のアイデアが生きた取り組み。両地域の振興にとって大きなインパクトになる」。益子町の大塚朋之町長は「客の流出を心配するより、連携を大事にして一緒に観光を盛り上げたい」と語った。

 高速バスの運行開始を持続的な連携につなげようと、笠間市、益子町、茨城県、栃木県の観光関係者は、「かさましこ観光協議会」を発足させた。今年2月に初会合を開き、連携して観光事業を進めることを確認した。会長に就いた増渕浩二・笠間観光協会会長は「笠間と益子は同じルーツを持つ兄弟産地。連携を深めて、多くの観光客に“かさましこ”を楽しんでもらいたい」と話す。

 秋葉原発の高速バスの乗客には、笠間、益子の協賛店舗で割引やプレゼントの特典が受けられるクーポンパスを配布。笠間でのレンタサイクルを半額にしたり、益子焼の粗品をプレゼントしたりする。協賛店舗は18日時点で16店舗だが、順次拡大していく。

 陶器をテーマにした今年の大型イベントの日程は、笠間市の「笠間の陶炎祭(ひまつり)」が4月29日〜5月5日、「笠間浪漫」が10月11〜14日、益子町の陶器市は春が4月27日〜5月6日、秋が11月1〜5日。イベントのほかにも、両地域ともに陶芸美術館や陶芸が体験できる施設がある。



福井県が2店舗目のアンテナショップ開設
来店客と談笑するふるさと大使の大和田伸也さん

 福井県のアンテナショップ「食の國 福井館」が4月18日、東京・銀座一丁目にオープンした。同店は港区青山の「ふくい南青山291」に続く2店舗目のアンテナショップで、ふくい南青山291でも人気の焼き鯖寿しや酒まんじゅうのほか、OL層をターゲットにした弁当なども販売し、福井の食の魅力を発信する。

 同店が出店したのは茨城、高知、沖縄、山形、広島のアンテナショップが立ち並ぶ激戦区。福井が誇る食に特化した商品を取りそろえ、一夜干しなど賞味期限の短い海産物から、ブランド野菜など千アイテムを販売する。

 食の専門店をアピールするため、作り立てを提供できるよう厨房機能やイートインコーナーを用意。その場でへしこや里芋コロッケなどのご当地グルメや、弁当やスイーツを味わうことができる。

 また銀座近辺の昼間就労者をターゲットに、おあげや若狭牛、カニなど、福井の食材を使った弁当の販売に力を入れる。OLの昼食や、一人暮らし層でも買いやすい個食サイズの商品の取り扱いに力を入れた。

 オープニングセレモニーで西川一誠福井県知事は「この店で福井の食を味わっていただき、次は地元に来て味わってほしい」とあいさつした。開店時間になると、俳優で福井ふるさと大使の大和田伸也さんと西川知事は、来店客を笑顔で迎え入れた。



高松市がマンホールにQRコード、観光情報を提供
マンホールのふたのデザイン

 高松市は4月16日、JR高松駅や高松港周辺の歩道8カ所にQRコード付きマンホールのふたを設置した。コードをスマートフォン(高機能携帯電話)などの携帯端末で読み込むと、地元の名所や名産を紹介する市の観光情報サイトに誘導され、必要な情報が得られる。

 市上下水道局によると、QRコードを付けたマンホールのふたを設置するのは全国で初めて。

 デザインは香川県立高松工芸高校デザイン科の生徒の作品。「生徒の自由な発想で、観光客に対してのおもてなしの心と高松らしさを表現」(同局)したもので、図柄には弓の名手、那須与一や高松城、名産の盆栽などを採用した。

 同市は今年春と夏、秋に開催される「瀬戸内国際芸術祭2013」の会場のひとつになっており、県外からの観光客が多く訪れている。市は観光客がQRコードを利用して気軽に観光情報を入手し、市内散策に役立ててもらうことを期待している。




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