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旅館・ホテル ■第2699号《2013年4月13日(土)発行》    
 

全旅連、耐震問題で要望書の内容まとめる、「診断結果公表の猶予」など

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連、佐藤信幸会長)はこのほど、国土交通省が今国会への提出を目指す耐震改修促進法の改正案について、業界からの要望書をまとめた。旅館・ホテルの耐震診断、耐震改修にあたり、地方公共団体に十分な補助金を拠出するよう指導することや、耐震診断結果の公表の猶予など5項目。近く国会議員らに陳情する。

 要望書では、南海トラフ巨大地震など、大規模災害の発生が懸念される中、施設の耐震化の必要性を十分認識していると述べた上で、旅館・ホテルに対し資金面で十分な配慮をするよう求めている。

 耐震診断と耐震改修については、国と地方公共団体(市町村)の補助金制度があるが、全国約1700市町村の約7割が制度を確立しておらず、その場合は旅館・ホテルなど事業者にかかる金銭的負担が大きくなる。耐震診断の場合、地方の補助制度がない場合は事業者負担が費用の66%、補助制度がある場合は費用の0〜17%になるなど、大きな差がある(延べ床面積5千平方メートル以上の建物の場合)。要望書では国から地方に対し、補助制度を確立した上で、十分な資金援助をするよう指導することを求める。

 また、東日本大震災で宿泊業界が500万泊を超す被災者の受け入れを行った実績を背景に、旅館・ホテルを宿泊避難所として指定し、耐震改修を行う際に地域の防災拠点が改修を行う場合と同率の補助を拠出するよう併せて求める。旅館・ホテルが防災拠点として指定された場合は、事業者の改修にかかる自己負担が費用の33〜55%から20〜27%に軽減される(5千平方メートル以上の建物で、地方の補助制度がある場合)。

 今回の改正案で耐震診断が義務化されない5千平方メートル未満の建物についても、5千平方メートル以上と同率の補助金を拠出することも要望する。

 改正案では、新耐震基準が制定された1981年以前に建築された5千平方メートル以上の旅館・ホテルについて、2015年末までの耐震診断実施と報告を義務付け、診断結果も公表するとしている。要望書では、結果の公表が施設の営業に大きな影響を及ぼすとして、公表までに十分な期間の猶予が必要だとしている。

 さらに新耐震基準を満たした施設が表示できる消防の「マル適マーク」のような制度を創設することについても、一定期間の猶予がほしいとしている。

 全旅連では、青年部が今月26日に自民党観光産業振興議員連盟を中心とした衆参議員に陳情を予定するなど、要望の実現に向け強力に働きかける。



全旅連、地熱発電で報告書

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連、佐藤信幸会長)はこのほど、冊子「地熱発電と温泉地との共生に関する報告書」=写真=を作成した。全旅連の地熱発電検討委員会(野澤幸司委員長)が今年1月までに行った国内の地熱発電所の視察や関係者へのヒアリングを通して得られた地熱発電に関わる現状と課題をまとめたもの。千部を印刷し、都道府県旅館ホテル組合、日本温泉協会などに配布した。

 およそ300ページに及ぶ報告書では、松之山温泉バイナリー発電所(新潟県)、柳津西山地熱発電所(福島県)、大霧地熱発電所(鹿児島県)の3カ所の現地視察の模様をレポート。また国内の地熱発電の現状を専門家、学者らが解説した。

 報告書では「視察ならびにヒアリング調査等から、地熱発電所周辺の温泉地においては因果関係は不確定であれ、泉温低下・湧出量減少・成分変化・噴気衰退・土砂崩れ・群発地震など種々の現象が地熱発電開発実施後に現れているケースが多いことが把握できた」として、「現状の地熱発電には大きな疑問を感じざるを得ない」と認識。「現時点において、地熱発電と温泉地の共生は極めて難しいという結論に達した」と述べた。

 報告書ではさらに、地熱発電所の設置を検討する場合は、全旅連と日本温泉協会が環境省などに提出した5項目の要望((1)地元〈行政や温泉事業者等〉の合意(2)客観性が担保された情報開示と第三者機関の創設(3)過剰採取防止の規制(4)継続的かつ広範囲にわたる環境モニタリングの徹底(5)被害を受けた温泉と温泉地の回復作業の明文化)が順守され、地域における合意形成がなされることを前提としなければならないと強調している。

 冊子のダイジェスト版を全旅連のホームページ「宿ネット」に掲載する予定。




天珠の館、指宿ベイテラスHOTEL&SPAに名称変更
ホテル外観

 鹿児島県指宿市のホテル「天珠の館」が1日、「指宿ベイテラスHOTEL&SPA」と名称を変更して、本格的な営業を始めた。ホテルは新日本科学(東京都中央区)から指宿白水館(鹿児島県指宿市、下竹原啓高社長)が宿泊施設運営を受託したもの。総支配人には長く指宿白水館で総支配人を務めた永田裕雄氏が就任した。

 錦江湾と指宿温泉の市街地を見下ろす高台にたつ大型の温泉リゾートホテル。展望温泉、自然に囲まれた5棟の貸し切り露天風呂、セラミックパウダーを使った砂むし風呂のセラミックスパのほか岩盤浴、ハイテクリラクゼーションマシン「アルファ21」などさまざまな施設を装備している。

 会議室、体育館、プール(夏季)、ジム、テニスコートを備え、各種コンベンションやウエディングにも対応する。JR指宿駅や指宿白水館などとホテルを結ぶシャトルバスも運行している。

 ホテルは新日本科学と鹿児島県、同県医師会、指宿市、鹿児島大学などが進める医療都市構想のもと開発した「メディポリス指宿」内にある。2002年に閉鎖されたグリーンピア指宿の跡地に開発。旧「天珠の館」は長期滞在型リゾートホテルとして運営されていた。




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