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旅館・ホテル ■第2634号《2011年11月26日(土)発行》    
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フェイスブック問題、約款に新条項追加で合意 全旅連とリクルート
冨塚カンパニー長(右)から新条項の書面を受け取る佐藤会長

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連、佐藤信幸会長)は17日、東京の全国旅館会館で「じゃらんnet」を運営するリクルートと「フェイスブック問題」の協議会を開いた。問題解決に向け、全旅連がリクルートに要望していた、じゃらんnetの宿泊予約システム利用約款の改訂について、リクルートがほぼ全面的に受け入れ、約款に新たな条項を加えることで合意した。リクルートが宿泊施設が作成したと誤認されやすい施設情報を他のウェブサイトなどに掲載する場合、掲載の2週間前をメドに施設に通知することや、施設の承諾を得た上での掲載を今後徹底する。

 約款の解釈を巡り、宿泊施設側とリクルート側に齟齬(そご)が生じたことから、全旅連では今後、リクルートを含めた有力ネットエージェントと定期的に会合を持ち、ネットにかかわる諸問題の解決や発生防止を図りたいとしている。

 リクルートは7月1日から、会員制交流サイト「フェイスブック」上に、同社と契約がある宿泊施設の「公式ページ」を施設の承諾を得ず、前日の6月30日に通知するのみで掲載。宿泊施設側から、フェイスブックに自館の公式ページを掲載できず、同サイトで営業活動ができなくなったなどと苦情が寄せられていた。

 じゃらんnetの「宿泊施設等予約システム利用約款」では、第21条に宿泊施設の利用促進を目的に、リクルートが得た所在地や料金などの宿泊施設情報を、他社を含めた旅行関連ガイドブックや各種ウェブサイトによる情報提供サービスなどに利用できると明記されている。

 全旅連では、フェイスブックへの宿泊施設情報の掲載について、施設に事前の相談がなく、前日に一方的に通告したのみの対応を問題視。またリクルートが掲載した「公式ページ」を宿泊施設の公式ページであると消費者が誤認し、宿泊予約をリクルートを介して行った場合、施設が本来支払う必要のない手数料を支払わねばならず、経済的負担が起こるとして、是正を求めていた。

 全旅連では8月19日、旅館ホテル組合員で、掲載を承諾している施設以外の「公式ページ」を削除するようリクルート側に要求。また(1)他の情報媒体に施設情報を掲載する場合は、掲載前の遅くとも2週間前までには、当該宿泊施設に対して、掲載内容を通知する(2)当該施設情報の掲載に伴って、当該施設の営業活動に影響を及ぼす場合には、どのような影響があるのかを書面により分かりやすく説明する(3)当該施設情報の掲載に伴って、当該施設の営業活動に制限もしくは影響を及ぼす場合には、掲載前に書面による当該宿泊施設の承諾を得る(4)21条が、貴社が当該施設の営業主体を名乗り、情報を掲載することを許容するものではないこと──の4項目の要望事項を提出した。

 リクルートは9月12日、全旅連の要望を受けて、問題解決の協議を行いたいと表明。同30日までに、掲載を承諾している宿泊施設以外の「公式ページ」を削除した。

 問題解決の第1回協議会は10月19日に開催。全旅連がシステム利用約款第21条に、4項目の要望を踏まえた新たな条項を追記するよう要求。リクルートは同26日に要求の受け入れを表明して、全旅連の案を若干修正した条文を提案。全旅連が同31日の正副会長会議で了承した。

 追記された条項「第4項」は「当社が第1項に規定する施設情報の利用許諾に基づき、ガイドブック等を作成する場合において、掲載施設による作成と誤認される可能性の高い方法でなされる場合には、掲載施設に対し掲載の2週間程度前をひとつの基準として、事前通知のうえ承諾を得るものとする」。

 新条項は11月18日付で追記。来年1月1日付で適用される。

 17日の第2回協議会には全旅連から佐藤会長、大木正治会長代行、宮村耕資総務委員長、工藤哲夫政策委員長、リクルートから冨塚優カスタマーアクションプラットフォームカンパニー長、金光竜二旅行ディビジョン長、宮本賢一郎旅行ディビジョン営業部長が出席。新条項の内容を確認した。

 佐藤会長は「要望の4点について、誠意をもってこたえてもらった。ネット販売について、今後ますます発展するよう、互いに協議しながら進めていきたい」、冨塚カンパニー長は「佐藤会長からありがたい言葉をいただいた。皆さまとウイン・ウインの関係を作れるよう、また日本の観光業界が発展するよう、今後も皆さまと話し合っていきたい」と述べた。

 全旅連は今後、リクルートと年4回程度、ネット全般にかかわる問題の解決や発生防止に向けて会合を持つ予定。総務委員会を中心に、青年部などにも幅広く声をかけて対応する。他の有力ネットエージェントとも定期的に会合の場を持ちたいとしている。

【解説】

 リクルート社は17日、全旅連が同社に求めていた「宿泊施設等予約受付システム利用約款」の第21条の改訂に同意した。全旅連が顧問弁護士名で、会員の“公式フェイスブック(FB)ページ”の削除と同21条の改訂を求める「通知書」をリクルート社の柏木斉社長あてに内容証明郵便で送付したのは8月19日。3カ月間の粘り強い交渉の末、同意を勝ち取った。

 同社は昨年10月に今年4月1日からシステム利用料(手数料)を値上げすると発表。国観連近畿支部、箱根温泉旅館協同組合、国観連九州支部、宿泊業主要5団体(国観連、日観連、全旅連、日本ホテル協会、全日本シティホテル連盟)による再三の撤回要請を拒否して、東日本大震災直後に手数料値上げを強行した。これまで強気一辺倒だったリクルート社から全旅連が今回譲歩を引き出した意義は大きい。

 リクルート社が譲歩した背景には、全旅連と国観連近畿支部による違法可能性の指摘がある。

 全旅連は「通知書」の中で、じゃらんnetが勝手に作成、公開した全旅連組合員の“公式FBページ”について「不正競争防止法で禁じられている営業主体混同行為(同法第2条第1項1号)に該当し、全旅連組合員の営業権の侵害にあたる可能性がある」と抗議。

 国観連近畿支部は10月12日に公正取引委員会に提出した「申告書」の中で「リクルートの行為は、優越的地位の濫用、取引妨害、拘束条件付取引に該当する可能性があるので、独占禁止法に基づき、排除措置命令を求める」としている。同申告書では、今回改訂が決まった同第21条の問題点に加えて、同第7条7号で「本システムを経由せずに在庫情報に係る予約をさせる行為またはそのおそれのある行為」を禁止し、同8号では「じゃらんnet以外の施設提供サービスに係る予約受付を可能とするサービスを宣伝する行為」を禁止している点についても独占禁止法に抵触する可能性があると指摘している。

 リクルート社は相応の歴史を持つ大企業だが、観光業界においては、インターネット宿泊予約の分野で急成長した新興勢力に過ぎない。宿泊業界との共存共栄を本気で望むのであれば、分相応の自覚が必要だ。今回の第21条の改訂ですべての問題が解決したわけではない。



10月の旅館・ホテル倒産は5件、負債28億円


 帝国データバンクによると、今年10月の全国のホテル・旅館経営業者の倒産は5件、負債総額は28億1500万円だった。件数は前月から6件、前年同月から1件、それぞれ減少し、8月と並ぶ今年最少を記録した。負債総額は前月から22億3200万円減少したが、前年同月比では8億4700万円増加した。

 倒産件数は今年3回目の1ケタ台。東日本大震災を受けて、4月に16件、5月に20件、6月に12件と高水準で推移したが、7月に今年初めて1ケタ台にとどまり、9月に11件と増加したものの、10月は再び減少した。

 負債総額は8月に続き、今年2番目の低い数字となった。今年3〜5月に3カ月連続で100億円の大台を超えていたが、8月から低水準が続いている。

 1月からの累計は、件数が前年同期比37件増の110件。負債総額が同497億4700万円増の894億5100万円。件数、負債とも、すでに前年1年間の数字を上回っている。

2件、負債2900万円 10月旅行業者倒産
 帝国データバンクによると、今年10月の旅行業者の倒産は2件、負債総額は2900万円だった。件数は今年2番目、負債は今年一番の低い数字となった。

 件数は前月比1件、前年同月比3件、それぞれ減少。負債総額は前月比5200万円、前年同月比4億4500万円、それぞれ減少した。

 1月からの累計は、件数が前年同期比9件増の36件。負債総額が同13億4400万円減の20億5100万円。




日本旅行社長、日旅塾で「旅館経営」について講演
講演する丸尾社長

 日本旅行協定旅館ホテル連盟(日旅連、根津文博会長=北海道・御園ホテル)は17日、東京のホテルメトロポリタンエドモントで第3回日旅連塾を開いた。日旅連本部の営業推進委員、支部連合会の若手経営者ら約80人が受講。丸尾和明・日本旅行社長をはじめ、旅館・ホテルの経営戦略などの専門家らが講演を行い、参加者らは旅館経営などについて見識を深めた。

 同塾は日旅連の組織価値の向上と、次代を担う会員の誇りと情熱の醸成を目的に、日旅連の本部事業の一環として開催しているもの。日旅連活動の中核をなす営業推進委員会の委員や、若手会員を対象に09年度から開講している。

 今回は「日本旅行と共に、明日の日旅連の飛躍に向けこの難局を切り開く」をテーマに掲げ、実施した。

 第1部では丸尾社長が「旅館経営を考える」をテーマに講演。社会人になったばかりの時代から今までに学んだ言葉や考え方を紹介した上で、時折ジョークを織り交ぜながら経営論、リピーターを増やすための価値観、リーダーシップ論について解説。このうちリーダーシップ論の部分では日ごろから言及している「ウサギの耳、トンボの目、アリの足」の言葉を紹介し、情報への敏感さ、複眼的な視点、現場主義の重要性を説いた。さらに3・11後のパラダイムシフトの中では、自らの価値を見直し顧客ニーズに合致しているかを真摯に見直すことが重要であると指摘した。

 このほか第2部では柳田剛一・ANA総合研究所主席研究員が地域活性化についての各地の取り組みについて、第3部では青木康弘・山田ビジネスコンサルティング事業企画部副部長が「旅館・ホテルを強くする 事業継続と経営計画のポイント」をテーマに、それぞれ講演した。

 開講に当たり根津会長は「若い世代は近年、日々の旅館・ホテル業務に追われ、会社経営、地域経営を客観視したり、俯瞰的に見たりする機会が減っているように感じる。今日は地域経営、会社経営について学び、また皆でじっくりと話をして考えを広めてほしい」とあいさつ。

 日旅連営業推進委員会の小林典行・代表委員(ホテル東山閣執行役員)は「『サプライヤー』である旅館・ホテルの持つ『供給責任』は、客室提供だけなのではない。事業継続の円滑な進行や災害対応も責務ではないか」と述べた。 



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