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トラベル ■第2627号《2011年10月1日(土)発行》  
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ANTA、宮城で復興支援会議開催、決議も採択
復興支援への奮起を求める二階会長

 全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長)は9月26日、宮城・秋保温泉の篝火の湯緑水亭で、東日本復興支援会議を開いた。会員ら約60人が参加した同会議には、二階会長のほか、溝畑宏観光庁長官らも出席。二階会長が「観光の専門家として今、力を発揮する責任がある」と観光を通しての復興支援へ会員に奮起を求めた。被災地のANTA各支部の出席者が被害状況や復興の進行状況を説明したほか、観光復興支援に関する決議も行った。

 同会議には溝畑観光庁長官や若生正博・宮城県副知事はじめ、清谷伸吾・東北運輸局長、佐藤潤・東北経済連合会副会長(ホテル佐勘会長)も来賓として出席した。

 会議の冒頭で二階会長は、「若生副知事はじめ多くの来賓の出席があるのは、われわれにいささかでも期待を寄せていただいているということ。しっかりとこたえていかなければならない」と会員を激励。風評の払しょくの重要性を指摘したほか、訪日旅行の復活についても言及し、チャーター機の利用などによる麗水世界博覧会への業界挙げた協力が訪日旅行回復につながると強調した。

 また、福島県と和歌山県に縁のある「安珍・清姫伝説」に触れ、「2県を結ぶ伝説にゆかりある碑も震災で被災したと聞くが、どのような状況かは分からない。おそらく復興の中でそのままになっているのではないか。こういう地元に根ざした話を大切に、興していくことが地域と観光活性化には大切だ」と指摘した。

 若生副知事は復興会議などの支援への謝意を述べた上で、「震災後の新たな動きとしてボランティア目的で延べ30万人が訪れ、温泉旅館に1泊するなどの支援も行われたのはありがたかった。新幹線も通常ダイヤに戻るなど交通インフラはすでに復活しているので、旅行のプロの皆さんのさまざまなアイデアで新たな旅行需要を生み出し、どんどん旅行客を送りこんでほしい」と要請。

 被災地域の各支部からは、「被災県の住民が旅行に行く雰囲気ができるよう、旅行素材の提供への協力を」「他県からの送客が期待できないので、地元のお客さまだけでも動くよう取り組んでいる」などの呼びかけや説明があった。

 観光行政のトップとして参加した溝畑長官は、「東北全体の集客力が高まるような仕掛けづくりをしたい」との考えを示したほか、「人の心に“刺さる”ような商品」づくりを訴えた。

 ANTAでは被災地の復興支援策としてこれまで風評被害対策の要望文の提出や義援金の取りまとめ、各支部単位での支援ツアーなどを行ってきた。また新たに、東北地方の祭りをあしらったポスターを製作して関係各所に配布し、着地型旅行「地旅」を通した日本の元気復活を呼び掛ける考え。ANTAの各役員の名刺にもポスターデザインをあしらい、運動を後押しする予定だ。

 会議の最後には、「東日本大震災からの観光復興支援に関する決議」を行い、(1)正確な情報の収集と旅行者などからの問い合わせへの適切な対応により、観光関連団体と協力して風評の払しょくに最大限努める(2)地域において会員や旅行者へ正確な情報を提供する(3)被災地と被災地の会員を支援するため、復興支援ツアーや被災地での研修会などによる送客支援に努める(4)修学旅行の東北地方への誘致に努める(5)イベントなどでの東北産食材の使用を働きかける──の5項目について、引き続き会員一丸で取り組むことを決めた。

 27日には、来年5月から始まる韓国での麗水世界博覧会の説明会も実施し、相互交流の促進のためにANTAとして送客に全力で取り組むことを確認した。



トップツアー、研修会を被災3県で開催

 トップツアーは9月25、26日、岩手、宮城、福島の3県で、トップツアー協定旅館ホテル連盟、トップツアー・トップ会の会員を対象とした研修、交流事業「トップメモリアル研修会」を開いた。全国から約160人が参加。岩手・花巻温泉のホテル千秋閣で25日に開いた講演会では、ユネスコの世界文化遺産に登録された平泉の文化的歴史的価値などについて見識を深めた=写真。

 同研修会は今回で28回目。チャリティゴルフ大会形式を07年に一新して講演会や研修プログラムなどを加え、毎年日本各地で開いている。

 講演会の第1部では大矢邦宣・盛岡大学文学部教授、平泉文化遺産センター館長が「世界遺産・平泉~平泉の何が評価されたのか」をテーマに講演。100年近い平和社会の礎を築いた藤原清衡の考えなどを紹介し、「ユネスコ憲章の前文には、『【無知】と【偏見】と【不平等】によって、戦争は可能になる』とあるが、900年前にすでにユネスコの精神を実現しようとの文化を作りあげた平泉は世界文化遺産たるべきもの」と強調した。

 第2部では、「森は海の恋人~森川海の連環から考える震災復興への提言」をテーマに、畠山重篤・京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授、牡蠣の森を慕う会代表が講演。宮城県唐桑半島を拠点に種ガキ養殖とカキの生育環境づくりのための周辺河川、森林環境整備などに取り組んできた同氏は、震災当日の様子などを紹介したほか、「震災を契機に日本のグラン度デザインを見直し、環境を自然な形に整えるだけで豊かな海になる」と指摘した。

 このほか東日本大震災の被災3県に対する観光を通した支援活動を目的に、26日には宮城県内でチャリティゴルフ大会、岩手県内などで観光研修を行った後、福島・東山温泉で懇親会を実施した。



KNT、マラソンツアーの専用サイト開設
サイトのトップ画面

 近畿日本ツーリスト(KNT)はこのほど、マラソン・駅伝のテレビ解説者である金哲彦氏と共同で、海外マラソンツアーの専用サイト「世界のマラソン100」を開設した。金氏が勧めるマラソン大会100レースについて、大会概要やアクセスなどの情報を提供し、ランナーのポータルサイトとして活用してもらいたい考えだ。

 マラソン熱の高まりで国内大会だけでなく海外大会にもランナーの目が向くようになり、ランナー目線で海外大会の情報が網羅されているポータルサイトが求められるようになってきたことから、開設した。

 世界のマラソン大会の中から、金氏自身が走った経験がある大会を含め100レースを厳選。各大会を「ハーフマラソン大会」「女性だけの大会」など大会の特徴となるキーワードで説明、分類し、ユーザーが自分のレベルや希望に合った大会を簡単に選べるようにした。開催時期や予算、日程、エリアなどからも検索できる。

 KNTは来年度の東京マラソンの公式スポンサーとなったほか、第1回大阪マラソン、呼応唄マラソン、京都マラソン、名古屋マラソンフェスティバルの協賛も行っており、今後も市民ランナーのサポーターとしての位置付けを強化していく考えだ。

 またレース概要だけでなく、ホテルやレストラン、フライト情報なども合わせて掲載した。同サイトを通じて年間1500人の取り扱いを目指す。



利用したいLCC、1位はピーチ・アビエーション
 旅行クチコミサイトの「フォートラベル」は9月26日、同サイト内で実施した「格安航空会社(LCC)の利用について」のアンケート調査の結果を発表した。利用してみたい航空会社は、1位ピーチ・アビエーション(就航予定)、2位ジェットスター航空、3位エアアジアX、4位ジェットスター・ジャパン(就航予定)で、5位にはジェトスター・アジア航空とエアアジア・ジャパン(就航予定)が並んだ。

 1位のピーチ・アビエーションはANAなどが出資、設立したLCCで来年3月から関西国際空港を拠点とした運航を予定している。選択した理由では「ANA系列なので身近に感じるし、安心感がある」「ANAとの違いをみてみたいから」などの声が聞かれた。

 2位のジェットスター航空は、オーストラリアのカンタス航空が設立したLCCで、主な行き先はオーストラリア。テレビ広告などの影響で認知度が高く、「名前をよく耳にする」「エコノミークラスでもレザーシートが採用されているのが良い」などの高評価が見られた。

 3位のエアアジアXはマレーシアのLCC、エアアジアの関連会社で、日本国内からの主な行き先はクアラルンプール。韓国や中国、インドなどアジア諸国のほか、ヨーロッパ、オセアニアにも就航しており、「就航地が多くて便利そう」「スケジュールも良く、値段も手頃」など利便性を評価する声が多かった。

 一方で、全体の37.3%は「LCCを利用したいとは思わない」と回答。理由は「安全面に不安がある」「遅延や欠航などが心配」などが挙がった。

 フォートラベルのサイト内でアンケートを実施。現在日本に就航している、または就航が予定されている12社のLCCについて、今後利用してみたいものを複数選択方式で回答を得た。調査期間は8月22〜28日。



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