にっぽんの温泉100選 | 人気温泉旅館ホテル250選 | 5つ星の宿 | 部門別100選 | 宿のパンフ | ベストセレクション | 宿の必需品 | 観光経済の本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
  アーカイブ
→ PR
→ 宿の必需品
目次
→ 観光業界人インタビュー
→ このひと
→ いらっしゃいませ!
→ 最新宿泊&施設情報
→ 特集
→ データ
→ 注目トピックス
→ 2016年のニュース
→ 2016年の写真ニュース
→ 2015年のニュース
→ 2015年の写真ニュース
→ 2014年のニュース
→ 2014年の写真ニュース
→ 2013年のニュース
→ 2013年の写真ニュース
→ 2012年のニュース
→ 2012年の写真ニュース
→ 2011年のニュース
→ 2011年の写真ニュース
→ 2010年のニュース
→ 2010年の写真ニュース
→ 2009年のニュース
→ 2009年の写真ニュース
→ 2008年のニュース
→ 2008年の写真ニュース
→ 2007年のニュース
→ 2007年の写真ニュース
→ 2006年のニュース
→ 2005年のニュース
→ 2004年のニュース

 

旅館・ホテル ■第2617号《2011年7月16日(土)発行》    

旅館・ホテル倒産、過去最悪ペースに

 帝国データバンクによると、今年1〜5月のホテル・旅館の倒産は68件で、過去最多となった2008年を上回るペースで進んでいる。特に東日本大震災後は著しい増加傾向にあり、4、5月と2カ月連続で単月件数の過去最高(2000年以降)を更新した。震災の直接被害に加え、相次いだ予約キャンセルや自粛ムードが経営を圧迫。福島第一原発の事故を受けて訪日外国人も激減している。同社では「この先も高い水準で倒産件数が推移する恐れがある」としている。

 倒産を主因別にみると、販売不振や業界不振などの「不況型」が56件で、全体の82.3%を占める。長引く景気低迷で客足が伸びず、過去の設備投資が負担となっていたところに震災が追い打ちをかけて倒産に至ったケースが多いという。

 震災後は、震災の直接被害よりも相次ぐキャンセルや自粛ムードのあおりなど間接的被災で事業が立ち行かなくなるケースが続出している。

 態様別では、破産が49件、構成比72.1%でトップ。特別清算の18件を合わせた清算型の倒産が全体の98.5%を占めた。事業を継続する再建型は減少傾向にあり、今年は民事再生法が1件あるのみ。厳しい経済状況の中で今後の業績回復が見込めず、清算型を選ばざるを得ない事情があるとみられている。

 業歴別では、30年以上が41件で、構成比60.3%。老舗企業の倒産が高水準で推移している。業歴100年以上の倒産も6件発生した。

 規模別では、資本金1千万円〜5千万円未満が36件、構成比52.9%とトップ。次に1千万円未満の18件が続き、中小規模のホテル・旅館が多くを占めた。

 負債額別では、1億円〜5億円未満が29件、構成比42.6%で最も多い。

 地域別では、中部が19件、構成比27.9%でトップ。以下、関東(11件)、中国(9件)、九州(8件)、東北(7件)、近畿(7件)の順。都道府県別では長野が9件で最多。スキー場や温泉地の観光客が減少し、事業の継続が難しくなっている状況という。被災地では、福島で4件発生しているが、岩手、宮城、茨城はゼロとなっている。

【震災関連の主な倒産】
 ▽伴久ホテル(栃木県日光市、破産、負債29億5500万円)震災の影響で営業自粛を余儀なくされ、以後の回復も見込めないことから事業継続を断念。

 ▽観山荘(福島県福島市、破産、負債14億円)震災により建物に大きな損傷が生じたため休業していたが、一時再開を目指すも改修費用調達のメドが立たず、事業継続を断念。

 ▽みよしや旅館(兵庫県美方郡、破産、負債13億円)2011年に入ってからは豪雪に加え、震災の影響でキャンセルが相次ぎ、事業継続の見通し立たず。

 ▽長谷屋(山形県上山市、破産、負債1億2900万円)地震の影響で営業を休止。3月15日に再開したが宿泊客のキャンセルが相次ぎ、資金繰りが悪化。

 ▽エースリーコーポレーション(大分県別府市、破産、負債7800万円)震災の影響で予約のキャンセルが相次ぎ、業況悪化に追い打ち。

 ▽オフィスケーエム(長野県飯山市、破産、負債3千万円)震災後、予約のキャンセルが相次いだため収入が落ち込み、事業継続を断念。



全旅連シルバースター部会、新部会長に美湾荘の多田氏
就任あいさつをする多田新部会長

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)のシルバースター部会(野澤幸司部会長=新潟県湯田上温泉・ホテル小柳)は6月29日、東京の都道府県会館で23年度総代会を開き、任期満了に伴う役員改選で、新部会長に多田計介副部会長(石川県和倉温泉・ゆけむりの宿美湾荘)を選んだ。4代目の部会長となる多田氏は、「登録施設千軒に向かい努力することが第1の目標」と述べ、出席した各県の代表に協力を求めた。

 シルバースター部会は、高齢者や障害者など、すべての人に優しい旅館・ホテルの普及を目指す全旅連のシルバースター登録制度の登録旅館・ホテルの組織。制度はハード、ソフトなどで一定の基準を満たした宿を申請により全旅連の委員会が審査、登録しているもので、現在の登録軒数は893軒。一時、1千軒の大台を超えたが、施設の廃業などで再び大台を割り込んでいる。

 多田部会長は「(業界が)ピンチの時に重責を引き受けることになった。2代目部会長の山本(清蔵)さんの時に登録千軒を達成したが、今は逆に減少している状況。きょうお集まりの各県の皆さまの支えのもと、有意義な活動を行い、再び千軒に向かい努力する」と述べた。

 今年度の事業計画は、インターネットを利用した集客事業や、経営のためになる業務用商品などの有益情報の発信、登録施設拡大に向けた制度周知の説明会の実施など。ネットでは21年から楽天トラベルにシルバースター登録施設のコーナーを設け、販売機会の拡大を図っている。

 事業ではほかに、21年から行っている登録施設の宿泊需要創造キャンペーンの第4弾も行う予定だ。

 議事終了後は研修会を実施。野澤前部会長が「4年間のシルバースター部会事業をふりかえって」、ダイキン工業の板田武士節電アドバイザーが「節電対策のご提案」と題して講演した。

【新役員陣容】(敬称略、カッコ内は所属)
 部会長=多田計介(石川県・ゆけむりの宿美湾荘)▽副部会長=中村実彦(長野県・ホテル五龍舘)▽常任委員=金道太朗(北海道・湯の浜ホテル)、四竃健彦(宮城県・旅館かつらや)、中村実彦(長野県・五龍舘)、柳澤伸雄(東京都・ホテルたてしな)、加藤昌利(静岡県・稲取銀水荘)、山岸繁樹(石川県・加賀観光ホテル)、前川為夫(滋賀県・白浜荘)、古林伸美(岡山県・プチホテルゆばらリゾート)、宮村耕資(高知県・ホテル南水)、西田陽一(大分県・ホテル白菊)



楽天トラベルがサマーフォーラム開催、マイスター受賞式も
トラベルマイスターに認定された施設担当者ら


 楽天トラベル(岡武公士社長)は「サマーフォーラム2011」を7日に帝国ホテル大阪で、11日にグランドプリンスホテル新高輪でそれぞれ開いた。全国の宿泊施設から大阪会場には約600人、東京会場には約1千人が集まった。

 東日本震災復興構想会議議長代理でもある建築家の安藤忠雄氏が「魅力づくりは勇気から」と題して、基調講演。岡武社長は「戦略共有会」で楽天トラベルの現状と今後の戦略を発表した。

 震災後の旅行取扱高の推移について岡武社長は「オンライン旅行会社である当社と既存のオフライン旅行会社の前年同月比実績を比べてみると、当社が2月20.6%増、3月12.3%減、4月4.4%増だったのに対して、オフライン旅行会社は2月1.2%増、3月33.0%減、4月29.5%減となっている」と説明。さらに2010年度の国内旅行取扱高で、1位が前年比0.4%減(7092億200万円)のJTB、2位が同15.6%増(2379億4800万円)の楽天トラベル、3位が同1.3%減(2348億9400万円)の日本旅行、4位が同6.4%減(2346億7500万円)の近畿日本ツーリストだったとし、オンライン旅行販売の市場優位性を強調した。

 また同フォーラムでは、楽天トラベルが独自に提供しているウェブ営業ツールを活用して、集客増や売上拡大につなげた宿泊施設の担当者を「楽天トラベルマイスター」に認定。受賞式を行った。同マイスターの認定は4年目。

 楽天トラベルマイスター2011の受賞施設は次の通り。

 ▽カスタマイズページ部門=月岡温泉ホテル摩周、佐津温泉民宿美味し宿かどや、ホテル朋泉、由布院温泉民宿時のかけら、あわら温泉あわらの宿八木、四季彩の宿萩高山高山観光ホテル、カントリーハウスパディントン、農家民宿源、山形国際ホテル

 ▽R—mail部門=秩父七湯御代の湯新木鉱泉旅館、那須温泉ホテルエピナール那須、猿ヶ京温泉料理旅館樋口、軽井沢倶楽部ホテル石垣島、湯河原温泉緑の高台に佇む料理と温泉の宿阿しか里、月の栖熱海聚楽ホテル、和銅鉱泉薬師の湯ゆの宿和どう、沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ、リッチモンドホテル福岡天神、伊東金目鯛の宿こころね

 ▽モバイル部門=京王プラザホテル札幌、箱根強羅温泉宿坊翠林荘、パークサイドホテル広島平和公園前、西伊豆駿河湾お刺身が評判の宿伊豆一、あわら温泉あわらの宿八木、箱根強羅旅庵香音、ホテル・グランパシフィック・ル・ダイバ、ドーミー倶楽部軽井沢、ヒルトン東京ベイ

 ▽キャッチコピー部門=三谷温泉ひがきホテル、箱根強羅旅庵香音、軽井沢倶楽部ホテル石垣島、伊香保温泉如心の里ひびき野、ANAクラウンプラザ神戸、体験交流施設ラブロ恋路、ヒーリングインホワイトペンション、秩父七湯御代の湯新木鉱泉旅館、成田エクセルホテル東急

 ▽動画部門=城西館、軽井沢倶楽部ホテル石垣島、フサキリゾートヴィレッジ石垣島、白浜温泉ホテル古賀の井




▲ページトップへ
週刊 観光経済新聞
観光業界トップメディア
観光に専門特化
観光立国を推進
JAPAN Endless Discovery
個人情報著作権等ご購読広告掲載お問い合わせ

写真、見出し、記事など全てのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。著作権・著作隣接権は観光経済新聞社に帰属します。
Copyright (c) 1999ー2017 Kankokeizai News Corporation
All Rights Reserved