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インバウンド ■第2617号《2011年7月16日(土)発行》    

沖縄数次ビザ利用の中国人客、第1陣が来日
中国人客(後列右側の3人)と出迎えたANAセールス社員

 1泊以上の沖縄滞在を条件に3年間に何度でも訪日できる中国人個人観光数次ビザ(沖縄数次ビザ)を利用した中国人観光客の第1陣48人が7日、沖縄県の那覇空港に到着した。このうち北京から全日空便を利用し羽田経由で那覇に入る予定の3人を6日、ANAセールスの伊豆芳人常務取締役らが羽田空港で出迎えた。

 社員と共に3人を「熱烈歓迎」のプラカードで出迎えた伊豆常務は、「日本にようこそ。今回の来日以降3年間は何度でも訪日できるので、何回でも遊びに来てほしい」とあいさつ。ANAが新たに就航させる新型航空機「ボーイング787」のモデルプレーンと記念品を手渡して歓迎の気持ちを伝えると、中国人旅行者は笑顔で感謝の意を語った。

 一行は6泊7日の予定で来日。沖縄に2泊するほか、東京にも2泊する。初来日という旅行者の1人は、海のない吉林省出身ということで「日本の美しい海を見るのが楽しみ」と期待に胸を膨らませていた。

 沖縄数次ビザは十分な経済力がある人とその家族に対して発給されるもので、1回の滞在日数は従来の15日間から大幅に延びた最大90日間。最初の訪日時に沖縄県内に1泊することが条件となっており、沖縄の観光振興を後押しするものとして期待されている。

 7日には沖縄県の那覇空港で沖縄県や政府による歓迎式典も行われ、計48人の訪日中国人客を歓迎した。



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