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地域観光 ■第2612号《2011年6月11日(土)発行》    

「かけ流し協会」発足 9温泉地が参画
9温泉地の代表と松田名誉会長らが会見に参加した

 加水、加温、循環を行わない「源泉かけ流し温泉」を地域全体で提供している9温泉地は1日、「日本源泉かけ流し温泉協会」を設立した。日本独自の温泉文化、湯治文化の魅力PRと源泉かけ流しの普及を進めるほか、増加する外国人観光客に対し、安心、安全な生の温泉を提供する温泉地としてアピールしたい考えだ。

 加盟したのは、源泉かけ流し温泉の魅力PRに取り組んでいる、川湯・摩周温泉(北海道)、ぬかびら源泉郷(同)、高湯温泉(福島県)、奥塩原温泉(栃木県)、関温泉(新潟県)、野沢温泉(長野県)、十津川温泉郷(奈良県)、宝泉寺温泉郷(大分県)、長湯温泉(同)。温泉宿としては122軒。

 同協会は源泉かけ流し温泉地が主体となって全国各地で開催しているイベント「源泉かけ流し全国温泉サミット」の主催団体として各温泉地を支援するなどして源泉かけ流し温泉の魅力発信と普及を進める。公式ホームページ(http://www.gensen-kakenagashi.jp/)には、源泉かけ流し温泉や加盟温泉地の各宿泊施設を紹介するコンテンツのほか、各宿のサイトへのリンクも用意した。

 6日に東京タワー展望台(東京都港区)で行った設立記者会見には、9温泉地の代表と松田忠徳名誉会長(札幌国際大学教授)らが出席。田花敏郎同協会会長(奈良県十津川村観光協会会長)は、「日本人の宝である『温泉力』で、日本を元気にしていきたい」と意欲を語ったほか、松田名誉会長は、「日本の温泉は『温泉気分』を楽しむだけのものだったが、健康増進など科学的な効果を求めるようになってきている。国際的に通用する安心、安全な温泉として源泉かけ流し温泉の魅力をPRしてほしい」と応援メッセージを述べた。

 同協会では13年度をめどに会員温泉地を15カ所程度に拡大したい考え。1温泉地に1軒しか温泉宿がない温泉地の加盟も進める方針。かけ流しに取り組んでいない温泉地にある源泉かけ流し温泉の提供宿については、今後「準会員」などの形での参加を検討する。

 入会等の問い合わせは、同協会事務局(TEL03・5295・2033)。



埼玉の中学校、福島・会津で体験学習
野外での林業体験

 東日本大震災の被害や福島第一原発の影響がないにもかかわらず、教育旅行のキャンセルが続出している福島県の会津地方。中止を決める学校が多い中、埼玉県の松伏町立松伏中学校の2年生130人が5月26、27日に南会津町を訪れ、宿泊体験学習を実施した。地元では「正しいデータを元に客観的な判断で来てくれた。本当にありがたい」と歓迎した。

 南会津町での2日間、イチゴの育苗や行者ニンニクの草むしり、キノコの植菌などの自然体験を行ったほか、地元の農家の指導のもと郷土料理の「はっと」や笹巻なども手作り。生徒たちからは「自然が多く、来てよかった。大人になったらまたスキーで訪れてみたい」「難しいけど楽しかった」といった声が聞かれた。

 松伏中では、南会津町住民との交流を9年前から続けている。1年次にスキー教室、2年次に宿泊体験学習を実施し、3年次には南会津町の農家や自然体験活動インストラクターが松伏中学校を訪問し、そば打ち体験などを行う。今回は中止も考えたが、「震災の被害を受けた福島を元気に、長年続いている会津高原との絆を大切に」との思いから実施を決めた。

 東日本大震災が起き、会津地方への教育旅行は風評被害で激減。福島県観光物産交流協会の観光部教育旅行担当、関根文恵氏は「今年、受け入れたのは数校だけ。福島県にあるだけで避けられてしまう」と嘆く。2年後、3年後のキャンセルも出ているという。

 松伏中に予定通り来てもらうため、受け入れ団体の会津高原自然学校では、中学校の教員に加え、保護者にも安全性を訴えた。南会津町は福島県でも南西の端にあり、地震による人的・住宅被害はまったくないこと、福島第一原発から約130キロ離れていることなどを文書で説明し理解を得た。

 南会津町での宿泊体験学習を終え、松伏中の板橋昇校長は「本来の目的である自然体験がしっかりとできたし、現地の人が風評被害で困っていることも分かった。子どもたちは、たくさんのことを学べたと思う」と話す。

 関根氏は「来てもらうことが大事だ。こういう時だから福島に行こうという学校もあるので、学校への情報発信や訪問を強化するなど、できることを1つひとつやっていく」と地道に取り組む。来校実績を積み重ねることで、風評被害を吹き飛ばしたい考えだ。



鳥取県観光連盟が夏のキャンペーン

 鳥取県観光連盟は7月1日から、夏の誘客キャンペーン「鳥取発がんばろう日本〜ようこそようこそ、ゲゲゲのふるさと鳥取県」を展開する。東日本大震災対策としてゴールデンウイーク以降実施しているキャンペーンの一環。連盟会員施設の利用者先着2万人に、同県ゆかりの人気漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の指人形などオリジナルグッズを贈るほか、プレゼントしたグッズを利用したフォトコンテストも実施し、県外からの観光客拡大を図る。

 キャンペーン用に鬼太郎をあしらった観光地図「探検マップ」を作成し、同県のアンテナショップ「食のみやこ鳥取プラザ」(東京都港区)や各種イベントなど県外で配布。キャンペーン参加の連盟会員観光施設の利用者に、マップに添付の引換券と交換で、鬼太郎のほか漫画に登場するキャラクター「目玉おやじ」「一反もめん」をかたどった指人形ストラップを贈る。連盟会員の対象の44宿泊施設に宿泊した際には、目玉おやじをあしらった手ぬぐいをプレゼントする。

 併せて、指人形や手ぬぐいを使って同県内で撮影した写真によるフォトコンテストを開催。コンテスト応募作品をキャンペーン専用インターネットサイト(http://www.tottori-tankentai.com/)に掲載し、閲覧者の投票でグランプリ、準ブランプリ、地域賞などを5作品決める。受賞者には、無料宿泊券や県産品詰め合わせなどを贈る。

 3日には同キャンペーンをPRしようと、鳥取県東京本部の南家希伊子主事と、同県で開催の「妖怪そっくりコンテスト」で優勝し鬼太郎そっくりさんとして活動する馬場裕加さんが東京都台東区の観光経済新聞社に来社=写真。自身もフォトコンテストに応募しようと考えているという馬場さんは、「(キャンペーングッズの指人形は)かわいらしいし、ストラップなのでどこにでも持っていける今までにないかたちのもの。ぜひ手に入れて、フォトコンテストにも挑戦して」と笑顔でアピール。南家主事は「指人形は地域によって入手できるものが違う。県内をぐるりとまわって、ぜひ全部を集めてほしい」と語った。

 キャンペーン期間は9月30日まで。



長野県観光地利用者 10年は5.5%減少
 長野県が発表した「観光地利用者統計調査」によると、昨年の延べ利用者数は前年比5.5%減の8667万人、観光消費額は同6.9%減の3119億円となった。県は、「09年の善光寺御開帳を始めとする大型催事が開催されたことによる増加の反動」(観光企画課)と見ている。

 ただ、10〜12月に実施された信州デスティネーションキャンペーン期間については利用者数、消費額とも増加した。延べ利用者数を県内・県外別に見ると、県内客は同7.2%減の3006万人、県外客は同4.6%減の5661万人。日帰り、宿泊客ともに減少した。1人1日当たりの消費額は日帰り客が2598円(09年2638円)、宿泊客は5796円(同5899円)となり、ともに前年を下回っている。

 利用者のもっとも多かったのは高原・湖沼。4154万人が利用し、全体に占める割合(シェア)は48%に達している。温泉は1735万人で20%となっている。

 主要観光地の上位5位を見ると、1位は軽井沢高原(軽井沢町)の776万人。以下、善光寺(長野市)、上諏訪温泉・諏訪湖(諏訪市)、志賀高原・北志賀高原(山ノ内町)、霧ヶ峰高原(諏訪市)の順。




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