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旅館・ホテル ■第2600号《2011年3月12日(土)発行》  

高湯温泉、温泉と健康考える講演会開催
松田氏らを交えたパネルディスカッション

 高湯温泉観光協会(福島市、遠藤淳一会長)は4日、福島市内の複合施設「こむこむ」で「21世紀の『温泉と健康』を考える」と題した講演会を開いた。昨年、同温泉が地域ぐるみで行った「源泉かけ流し宣言」の記念事業。「源泉かけ流し宣言」の提唱者でもある札幌国際大学の松田忠徳教授らが、温泉入浴による健康法などを集まった一般の温泉愛好家らに伝えた。

 松田氏は「温泉を楽しみながら、健康になる」と題して講演。「温泉熱による刺激で体が良質なたんぱく質を作り、傷ついたたんぱく質を修復する」など、温泉入浴の有効性を医学的見地から説明。その上で、「日本は湯治という、世界で最先端の予防医療を行っていた。しかし、西洋医学の普及で、日本古来の文化の湯治を我々は捨ててしまっているのではないか」と指摘。日本の温泉を医学的にもっと有効活用すべきだと訴えた。

 モンゴル国立健康科学大学のS・オルドフ教授は「モンゴルの伝統医学と温泉」と題して、モンゴルで伝統的に行われている温泉を利用した医療を紹介。アジアで唯一、温泉医療で健康保険が適用される同国の実態を紹介した。

 松田氏に4氏(高湯温泉観光協会・遠藤会長、日本温泉保養士協会・小野倫明氏、乳頭温泉郷妙乃湯女将・佐藤京子氏、福島県温泉協会会長・佐藤好億氏)を交えたパネルディスカッションでは、「日本は世界に冠たる温泉国だが、我々はどれだけ愛着をもって利用しているか。病気になりにくい体を作るために、身近な温泉をもっと有効利用してほしい」と呼びかけた。

 高湯温泉は昨年6月、温泉地の入浴施設がすべて源泉かけ流しであることから、松田氏の推薦で「源泉かけ流し宣言」を行い、湯のよさを内外に広くアピールしている。

 同様の宣言はほかに、川湯(北海道)、摩周(同)、ぬかびら(同)、関(新潟)、野沢(長野)、渋(同)、十津川(奈良)、長湯(大分)が行っている。



国際女将会が3月定例会開催
臼井女将が旅館の現状を報告

 日本旅館国際女将会(須賀紀子会長=登別温泉郷・滝乃家女将、37会員)は3日、3月定例会を東京都中野区の日本ホテルスクールの会議室で開いた。

 花の宿松やの臼井静枝女将が鬼怒川温泉の現状報告を行ったほか、毎年4月に香港大学で開かれている日本文化紹介イベント「Japan Month」への出演協力、伊豆下田温泉・黒船ホテルの山本未姫氏の新規入会などを決めた。

 臼井女将は「かつて鬼怒川温泉には年間341万人が訪れていたが、03年11月の足利銀行破たんで228万人に、現在では177万人となり、最盛期の半分まで減っている」と報告。また伊東園ホテルグループや大江戸温泉物語などの新興勢力の進出などで地域の旅館経営者が様変わりした生々しい現状を語った。

 松やが生き残っている理由については「バブル期でもこの60室の宿をあえて大きくしなかった。お客様に目に見えない『感動』を持って帰っていただくことをいつも考えてやってきた」と述べた。



和多屋別荘がコロプラと提携、ケータイゲームで顧客獲得へ
 佐賀県嬉野温泉の和多屋別荘は1月から、携帯電話の位置情報を使った人気ゲーム「コロニーな生活プラス(コロプラ)」を運営するコロプラ(東京都渋谷区、馬場功淳社長)と提携し、ゲームに連動したサービスに取り組んでいる。物販コーナーやレストランの利用者に対しゲームを進めるための専用カードを配布することで、新規顧客の獲得のほか、温泉湯どうふや嬉野温泉のPRにもつながっているという。

 コロプラは、携帯電話の位置情報送信機能を使ったシミュレーションゲーム。移動距離に応じてもらえる仮想通貨を使い、自分の「コロニー」の住人を増やしたり、現地位置登録しなければ入手できない「お土産アイテム」を集めたりするもの。ゲーム利用者に移動を促し、旅行の促進にもつながるとして関心を集め、JR各社などの運輸事業者や旅行会社などとのタイアップ企画や旅行商品も展開されている。

 和多屋別荘が提供するのは、日本の逸品を記載したゲーム専用のカード「コロカ」を配布するサービス。物販コーナーで販売している土産品「和多屋別荘の温泉湯どうふ」や館内レストランで提供しているメニュー「温泉湯どうふ御膳」など指定商品の購入者に対し、金額に応じて「和多屋別荘の温泉湯どうふ」が記載されたコロカを配布する。和多屋別荘の温泉湯どうふの絵とシリアルナンバーが記載されたコロカを入手したゲーム利用者は、シリアルナンバーをゲーム画面上で入力することで、バーチャルな温泉湯どうふをゲーム内のアイテムとして収集したり、他のユーザーと交換したりできる。

 コロカ記載商品は、コロプラ社が「土地の空気感が伝わり、旅費をかけてでも手にするべき価値があるもの」(コロプラ)として認定したものに限定。佐賀県ではすでに3商品が選ばれているが、嬉野温泉の名物である温泉湯どうふを和多屋別荘がコロプラに紹介したことがきっかけとなり、同館が提供する温泉湯どうふがコロカ商品となった。

 同館でのコロカサービスのスタートが発表された1月6日は発表後から5組が来店。その後も連休や週末を中心にゲーム利用者らが数多く来店し、平均8千円分の商品を購入しているほか、実際に温泉湯どうふを食べたゲーム利用者がゲーム内外の掲示板などで、温泉湯どうふの感想を書き込むなどの広がりも見せる。「今まで和多屋別荘に関心がなかった層、温泉湯どうふを知らなかった人への訴求効果は大きい」と同館。

 コロカを配布するコロカ提携店は、現在全国で96店舗。現在提携店の商品を集めた物産展の開催などの構想も持ち上がっているという。和多屋別荘では、「宿泊施設としては周辺を周遊してもらい、さらに宿泊してもらうのが理想。他の提携店とも横の連携を取りながら、地域を活性化できる取り組みができればいい」と語った。



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