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地域観光 ■第2596号《2011年2月12日(土)発行》  

商工会議所、青森で観光振興大会開催
旅と健康のかかわりについて意見が交わされたパネルディスカッション

 日本商工会議所は、青森県商工会議所連合会、青森商工会議所と共催で3〜5日、青森県青森市で全国商工会議所観光振興大会を開いた。全国から商工会議所関係者ら約1200人が参加。旅と健康についてパネルディスカッションなどを行ったほか、全国の商工会議所を挙げて健康をテーマにした着地型観光の振興に取り組むという方針を示した「青森アピール」を採択した。

 大会では「全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞」の各賞受賞会議所を表彰したほか、大賞を受賞した松山市商工会議所の事例を紹介。講評を行った須田寛・日商観光専門委員会委員長は、昨年の商工会議所による観光振興の取り組みについて、産業観光などのニューツーリズムと着地型観光の2つの潮流があり、特に食をキーワードにした取り組みの盛り上がりを象徴的なできごとと紹介。その上で今後取り組むべき事項として、(1)観光の広域ネットワークづくり(2)地産地消の振興(3)MICE活用によるインバウンド需要の取り込み──の3点を挙げ、「1つひとつの観光資源の掘り起こしとそれらを結び付けてのストーリー付け、情報発信の核として全国の商工会議所のネットワークが働くようになってほしい」と参加者に訴えた。

 このほか「『旅と健康』新しい価値創造に向けて」をテーマにしたパネルディスカッションでは、丁野朗・日本観光協会常務理事をコーディネーターに、石森秀三・北海道大学観光学高等研究センター長、高橋伸佳・JTBヘルスツーリズム研究所所長、石井宏子・温泉トラベル研究所代表、九戸眞樹・青森県観光連盟専務理事がパネリストとして登壇し意見交換。サービスマーケティングや具体的なプログラムづくりの必要性や、町を上げた「健康」への機運向上の重要性などについて考えを取りまとめた。

 次年度の全国商工会議所観光振興大会は、福岡・北九州、山口・下関で開催予定。



十和田地域で広域観光の取り組み本格化
パンフレット

 観光庁の観光圏整備事業の対象エリアである青森県十和田地域で、広域観光の取り組みが本格化している。官民が連携して新たに着地型旅行商品を紹介したパンフレットを制作したのに続き、圏内での着地型旅行を手がける3事業者が連携してネットワークを立ち上げ、旅行についての問い合わせなどを受け付ける窓口を設けた。これから迎える青森デスティネーションキャンペーンや東北新幹線全線開業後の本格的な観光シーズンに向け、幅広い層の観光客に訴求していきたい考えだ。

 十和田湖周辺では、十和田市、八戸市、七戸町など4市4町が「新たな青森の旅・十和田湖広域観光圏協議会」を構成し、観光庁の観光圏整備計画の下、「新たな青森の旅・十和田湖広域観光圏」の整備を進めてきた。

 一連の取り組みの中で、同圏内で着地型旅行商品の企画、販売を行う事業者に共通の課題が出てきたことから、1月28日、旅行主催事業者である十和田電鉄観光社、八戸観光コンベンション協会、十和田湖国立公園協会が「新たな青森の旅着地型旅行事業ネットワーク」を設立。商品化や商品の流通についての情報交換や協力を進めることを決めた。さらに同ネットワークの共通窓口も設置。首都圏の旅行会社から着地型旅行商品の手数料や契約について問い合わせがあった場合にも1つの窓口で対応できるようにした。

 同観光圏協議会の事務局では、「自治体中心の協議会では商品の流通、販売などの取り組みにも限界がある。着地型に取り組む民間事業者が自らネットワークを組織したことは、当観光圏の着地型旅行商品の流通拡大につながる」と期待する。

 これに先立ち1月半ばに同観光圏協議会では新パンフレット「感動ノオト 青森 十和田 八戸」を完成、県内外の観光案内所などで配布を始めた。同パンフレットは、周辺地域のスポットや体験プランの紹介と併せ、ネットワークに参画する3社による着地型旅行商品や旅行申し込み先の情報を掲載する。「見る体験」「入る体験」など5つのテーマごとに体験プランの検索もできる。併せて体験プランやエリア情報を提供するホームページ(http://www.aomoritabi.jp)も立ち上げ、随時新しい商品を紹介できるようにした。

 着地型旅行商品を掲載したパンフレットと掲載商品の流通、販売の窓口を整い、「実際に着地型旅行商品を買ってもらえるかが今後の課題」と同事務局。ネットワークには、第3種旅行業の資格を持つ宿泊事業者なども参画を予定しており、魅力的な商品の充実や流通方法の確立により、販売拡大を実現したい考えだ。



上山市に見る、温泉旅館での国際会議成功例
山形大の松尾准教授

 国際会議を温泉旅館で開催し成功させた事例が紹介された。日本政府観光局(JNTO)が3日に東京都内で開いたMICEセミナーでの講演会。講師の山形大大学院准教授、松尾徳朗氏は、専攻する情報科学分野の国際会議を山形県上山市のかみのやま温泉月岡ホテルで開き、成功させた。会議主催者の立場から外国人参加者の反響や受け入れ策などを紹介し、日本旅館や温泉など地方の文化を生かした国際会議の開催、誘致に新たな可能性を示した。

 上山市で開かれた国際会議は、「計算機と情報科学に関する国際会議ICIS2010」。昨年8月18日から3日間、月岡ホテルを会場に開かれた。参加者数は約200人。うち半数がアジアや欧米から参加した外国人で、会場の月岡ホテルを中心に、周辺の宿泊施設にも滞在した。

 多くの外国人参加者が旅館の和室に泊まり、日本庭園を歩き、温泉につかった。「温泉、浴衣という体験で日本に来たことをより実感できた」「仲居さんら人々が驚くほど親切なのが印象的だった」「大都市を離れ、地域の多様性が感じられた」などの感想が聞かれ、好評だったという。

 国際会議開催の実行委員長を務めたのが松尾氏。「大都市での開催に飽きている参加者も多い。科学技術分野の国際会議ではほとんど例がないと思われる地方の温泉旅館への誘致にチャンスがあると考えた。日本ならではの文化、体験が喜ばれた」と説明した。

 ただ、受け入れに関しては、宿泊施設や地元コンベンションビューローとともに、決め細やかな配慮を徹底した。開催地として国際的な知名度がない山形での開催を不安視する国際学会の関係者もいたからだ。

 実行委側からは事前にホームページなどを通じ、空港から現地までのアクセスを詳しく紹介した。駅の案内表示などを画像付きで説明したほか、新幹線にスムーズに乗車できるよう、プリントアウトして窓口に提示すれば乗車券が購入できる日本語文も作成した。

 宿泊施設では、設備案内や料理メニューの英語表記はもとより、多様な食習慣を踏まえビュッフェスタイルで食事を提供した。また、時差を考えてチェックイン後すぐにでも休めるよう布団を敷いておいた。地元コンベンションビューローも、会議会場に英語に対応した臨時の観光案内デスクを設置するなどした。

 松尾氏は「地方での国際会議の開催は、旅館や温泉の活用など地域の観光振興に新しい視点をもたらす可能性がある。地域資源をフルに活用し、主催者や施設、自治体、コンベンションビューローが一体となった受け入れ態勢をとることが重要」と語った。



岐阜県観光連盟、ウェルネス宿泊プランを企画
 岐阜県が進める健康に配慮した観光「ぎふ ウェルネス・ツーリズム」の一環として、県観光連盟はこのほど、5月15日に開催される「高橋尚子杯ぎふ清流マラソン」に合わせて、岐阜市や岐阜長良川温泉旅館協同組合などと連携した「ぎふウェルネス宿泊プラン」を企画、宿泊施設での限定販売を開始した。

 参加施設は、十八楼、岐阜グランドホテル、岐阜都ホテル、ホテルパーク、鵜匠の家 すぎ山。5施設全体で限定60人を受け入れる。マラソン参加の特別枠が付くほか、エントリー手続きも代行してもらえる。

 プランの内容も、高品質なウェルネス宿泊プランとして、1泊3食付きで3万円前後に設定にした。マラソン後の疲労回復のため、足つぼや指圧全身マッサージなどの筋肉疲労回復サービスも付けたほか、マラソン終了後も午後2時から3時まで滞在でき、入浴も可能なレイトチェックアウトにしている。

 料理も、からだに優しいオリジナル料理を各施設が提供する。また、飛騨美濃すぐれもの認定商品のドリンク「高賀の森水」と「入浴剤 美の薬泉」もプレゼントする。



東北観光大使にモンキー・マジック
モンキー・マジックのメンバー(写真中央4人)と清谷局長(同左)、齋藤本部長(同右)

 東北運輸局と東北観光推進機構は2日、東北の魅力を国内外に効果的にPRすることを目的に新たに設置した「東北観光親善大使」に、人気音楽グループのモンキー・マジックを任命した。

 モンキー・マジックは日本人2人とカナダ人2人の音楽ユニット。全員が宮城県仙台市に住む。約10年にわたり仙台を拠点に音楽活動を行ってきたことから、地元東北の魅力をコンサートなどでPRしてもらう考えだ。

 2日、東北運輸局(仙台市)で行った任命式ではモンキー・マジックのメンバーに清谷伸吾・東北運輸局長が親善大使の任命状を、齋藤幹治・東北観光推進機構推進本部長が東北観光のロゴバッジを授与。清谷局長は「東北新幹線全線開業などで注目を浴びているこの時期にさらに認知度を上げたい。大使には東北の良さをさまざまな場面で伝えてほしい」と大使としての活動に期待する。

 モンキー・マジックのボーカルのメイナード・プラントさんは「公式に東北のことを広められるのがうれしい。東北の良さを全国、全世界に伝えたい」と親善大使としての活動への意欲を語った。




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