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旅館・ホテル ■第2565号《2010年6月12日(土)発行》  

高湯温泉が「源泉かけ流し」宣言、東北初
佐藤知事(左端)に宣言文を読み上げる遠藤会長(中央。右端は立会人の松田教授)

 福島県の高湯温泉が「源泉かけ流し宣言」を行った。1日、福島県庁でセレモニーを行い、同温泉観光協会の遠藤淳一会長が佐藤雄平知事に「ありのままの本物の温泉を今後も守り続ける」とする宣言文を読み上げた。同様の宣言は全国8カ所の温泉地で行っているが、東北地方では初めて。地元観光協会では宣言をアピールするロゴマークとポスターを作成、各旅館などに掲示し、誘客につなげる。

 セレモニーには観光協会の遠藤会長(高湯温泉旅館協同組合理事長、今昔ゆかしき宿 吾妻屋)、立会人として、宣言を提唱する札幌国際大学の松田忠徳教授らが出席した。

 遠藤会長は、「豊富な湯を源泉かけ流しでお客さまに楽しんでいただけることが私たちの誇り」「豊かな自然に長い間育まれてこんこんとわき出してくる温泉をこれからも楽しんでいただけるよう守り続ける」とする宣言文を朗読。

 佐藤知事は「これを機に県の温泉の魅力がいっそう増してくると思う。多くの人に来ていただけるよう、私も営業をしていきたい」とこたえた。

 「源泉かけ流し」とは、「源泉から自然に湧出または機械的にくみ上げた温泉を浴槽に加水・加温せずに供給し、浴槽からあふれ出た湯を循環せずに排出すること」で、「源泉かけ流し宣言」をする場合には、「当該温泉地の入浴・宿泊施設すべてが源泉かけ流しである必要がある」とされている。

 全国では6年前に十津川温泉郷(奈良)が初めて宣言。その後、川湯(北海道)、摩周(同)、ぬかびら(同)、関(新潟)、野沢(長野)、渋(同)、長湯(大分)が宣言をしている。

 高湯温泉は福島市西部の吾妻山麓中腹にある秘湯。入浴施設は旅館9軒と共同浴場1軒がある。以前からすべての施設が源泉かけ流しで営業しており、「宣言」の条件を満たしていた。

 セレモニー後の記者会見で松田教授は「かけ流しだけでなく、すべての源泉が自然湧出なのも素晴らしい。理想的な温泉地で、今後なかなか出てこないのでは」と話した。

 遠藤会長は「十津川などの例を見て、ゆくゆくは『宣言』をしたいと思っていたが、昨年、松田先生が高湯に見えた時に推薦を受け、今日に至った」とこれまでの経緯を説明。今後は「温泉のよさを改めてPRしたい」として、今回新たに作成した宣言をアピールするロゴマークとポスターを旅館などに掲示するとともに、他の温泉地と連携した誘客活動なども行いたい考えを示した。



JTB旅ホ連総会、宿泊券3500億に挑戦
あいさつする小田会長

 JTB協定旅館ホテル連盟(4187会員)は、10年度通常総会を鹿児島県鹿児島市の城山観光ホテルで開催。あいさつに立った小田禎彦会長は「観光行政の追い風を見方につけ、JTBの今年の目標である宿泊券販売3500億円に果敢にチャレンジする」と10年度の意気込みを示した。5年に一度の地方への持ち出し総会とあって、JTB関係者や来賓を含めて参加者は約500人、懇親会の催しも多彩で、盛大な総会となった。

 小田会長は、10年度に「2年後に100周年を迎えるJTBと共に4千億円を語ることのできる土壌作りのスタートを切る」と発言。そのために「JTBからの新しい4つのお願いに積極的に支援をしていかなければならない」と強調した。

 また、名誉会長であるJTBの田川博己社長は「(グループ会社の)営業推進の会議で直接私が議長をやる。もう一度、営業の陣頭指揮をとる。10年度は何としても予算を達成し、100周年となる11年度を迎えたい」と決意を表した。

 総会で決定した10年度事業計画では、「活発な支部活動、元気な地域づくり──強固な組織づくりとJTBグループとの連携で活動のベクトルを宿泊増売へ」を基本的な考え方として、宿泊増売のために行動する経済団体としての進化を目指す。事業の3本柱「商品力の向上」「人財育成」「情報発信」を基本にして、(1)宿泊増売と組織強化に向けた支部、連合会、本部の一体的活動(2)着地型ビジネスモデル「旅百話」、宿泊増売連絡会議の充実(3)「日本の宿 おもてなし検定」「旅館経営人財育成アカデミー」の推進──などに取り組む。

 総会では、宿泊アンケートの評価点を基にした「サービス優秀旅館ホテル」の表彰も行った。11年度の総会は6月8日に千葉県・舞浜(会場は未定)で開催する。

 来賓には鹿児島県の伊藤祐一郎知事らに加え、懇親会に観光庁の溝畑宏長官も駆けつけた。

【サービス最優秀旅館ホテル】
 大規模=白玉の湯華鳳(新潟県・月岡温泉)▽ザ・ブセナテラス(沖縄県・名護)

 中規模=佳松園(岩手県・花巻温泉)

 小規模=海里村上(長崎県・壱岐)

【サービス優秀旅館ホテル】
 大規模=あかん遊久の里鶴雅(北海道・阿寒湖畔)▽ホテル大観荘(宮城県・松島海岸)▽ホテル櫻井(群馬県・草津温泉)▽稲取銀水荘(静岡県・稲取)▽兵衛向陽閣(兵庫県・有馬)▽霧島ホテル(鹿児島県・霧島温泉)▽ザ・ビーチタワー沖縄(沖縄県・北谷町)▽シャトレーゼガトーキングダムサッポロ(北海道・札幌茨戸)▽ホテル グランパシフィックLE DAIBA(東京都港区)▽信州松代ロイヤルホテル(長野県・長野)▽ホテルグランヴィア京都(京都府・京都)▽城山観光ホテル(鹿児島県・鹿児島)▽SPA RESORT EXES(沖縄県・恩納村)

 中規模=花れぶん(北海道・礼文香深)▽ホテルきよ水(宮城県・秋保温泉)▽強羅花壇(神奈川県・強羅)▽延楽(富山県・宇奈月)▽わたらせ温泉ホテルささゆり(和歌山県・渡瀬)▽萬象閣・敷島(佐賀県・嬉野温泉)

 小規模=三余庵(北海道・十勝川温泉)▽名月荘(山形県・葉山温泉)▽ホテル洲の崎風の抄(千葉県・館山)▽本陣平野屋花兆庵(岐阜県・高山)▽皆美館(島根県・松江)▽山荘天水(大分県・天ヶ瀬温泉)



国観連・佐藤会長、旅館の営業力強化を訴え

 国際観光旅館連盟(佐藤義正会長、1171会員)の通常総会が1日、東京・千代田区のグランドプリンス赤坂で開かれた。佐藤会長=写真=は冒頭のあいさつで、旅館の営業力の強化について「旅行会社に頼りきった体質を変えなければ明日はない」と旅館の自助努力を訴え、国内外への客室販売の実証実験などを足がかりに、国観連としてさらなる事業を推進したい考えを示した。

 佐藤会長は、旅館客室の販売手数料率の問題に触れ、旅行会社との関係だけでなく、「宿泊予約サイト(ネットエージェント)の手数料も将来このまま据え置かれる保証はない」と指摘。「旅館の営業力の弱さを問題視し、(流通のパートナーと)対等の関係を築く必要がある。旅館の窮状を救うには旅館の努力しかない」と述べ、国観連が実施する事業への参画を会員に呼びかけた。

 また、佐藤会長は、政権交代に伴う政治とのかかわりについて、「旅館業界の窮状を救って、観光で日本を建て直すという認識を共有する政治家を支援する」との姿勢を説明した。具体的には、旅館業の固定資産税の軽減、国内旅行費用の所得税控除、NHK受信料の見直しなどの実現に向けた協力を重視する。

欠員補充に伴い 新役員4氏選任
 国観連の通常総会では、役員の欠員補充などの提出議案が原案通り可決された。今年度会費額は現行通りだが、今後の会費設定については国際観光ホテル整備法の登録施設と非登録施設の区別をなくすことを含めて検討していくことも報告された。

 総会や懇親会には、藤本祐司国土交通大臣政務官や溝畑宏観光庁長官をはじめ、民主党など連立与党の国会議員で構成する観光振興議員連盟会長の川内博史衆院議員、自民党観光産業振興議員連盟会長の細田博之衆院議員らが駆けつけた。

 欠員補充に伴う新役員は次の通り(敬称略)

 理事=柄澤章司(菅平高原ホテル柄澤、関東甲信越支部)、大野茂正(ホテル大野屋、伊豆箱根支部)、尾鷲綱三(味わいの宿ときわや、同)

 幹事=湯通堂温(ホテル秀水園、九州支部)



一休、ギフト宿泊券発売
一休.comギフト 宿泊券

 一休は3日、旅館・ホテルのペア宿泊に使えるギフト券「一休.comギフト 宿泊券」の販売を始めた。

 参加施設数は旅館25軒、ホテル54軒。利用可能宿泊プラン数は旅館37プラン、ホテル107プラン(いずれも6月7日現在)。

 販売価格は、花コースが3万円、風コースが5万円、空コースが7万円(いずれも税込み)。有効期限は発行日から6カ月間とした。

 インターネットで注文を受け、銀行振り込みでの入金を確認後、指定先に佐川急便で配送する。送料は無料。購入者が領収書を希望する場合は、入金確認後、一休のサイト上で発行する。



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