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旅館・ホテル ■第2549号《2010年2月13日(土)発行》  

全旅連が日産と連携、電気自動車の充電インフラ整備
締結で握手する佐藤会長(右)と日産の志賀最高執行責任者

   全国旅館生活衛生同業組合連合会(全旅連、佐藤信幸会長)は1日、日産自動車と電気自動車(EV)の充電インフラ整備を中心とした連携事業で覚書を締結した。今後、双方が全旅連組合員約1万8千軒に対し、EVの充電インフラ整備を呼び掛けるほか、エコをテーマにした新しい宿泊プランの開発などを行う。全旅連は組合員施設への誘客と環境問題への対応のアピール、日産はEVの充電箇所の拡大を目指すという、双方の思惑が一致した。

 連携事業は(1)全旅連加入施設に対する充電インフラ整備の促進(2)EV活用のゼロ・エミッションツアーなど旅にまつわる新商品の企画・開発・販売(3)充電スタンド情報の案内および宿泊施設空室情報の提供・即時予約サービスの実現(4)EVの普及啓発──の4つ。今後、各分野で協力を検討するとしている。

 EVの充電は旅館の外壁に多く設置されている100ボルトの電源を利用して行える。充電時間は約16時間かかるが、宿泊客の1泊の滞在時間で十分対応できるという。充電時間が約8時間に短縮される200ボルトの充電器の設置も施設側の判断で可能という。

 全旅連では今後、全国の組合員旅館・ホテルに充電スタンドの設置など、インフラ整備への協力を呼び掛ける。6月8日の全旅連全国大会(岐阜県)にEVのデモ車を置くことも検討している。

 日産のEVは10年度後半、日本、米国、欧州で販売を予定。装備されるカーナビゲーションシステムには、事業に協力した旅館・ホテル名が「充電インフラを整備している施設」と分かるように明示される予定だ。全旅連では、協力旅館・ホテルへの誘客促進になると期待している。

 1日、東京の全国旅館会館で行われた記者会見には、全旅連の佐藤会長、日産の志賀俊之最高執行責任者が出席。佐藤会長は「鳩山首相が国連の演説で、温室効果ガスを1990年比で2020年までに25%削減することを目指すと表明したことに対し、全旅連としても、環境は観光の最も大切な財産という考えから協力しなければならないと思っていた」と、環境への配慮を示すとともに、「旅館の場合、お客さまは午後4時ごろに到着され、翌朝8時ごろにお帰りになることが多く、その間に充電していただければよい。『ゆっくり充電、ゆっくり運転』で、環境にも人にも優しい旅行の実現が可能になると思う」と指摘。「今回、日産と提携することにより、新しく販売されるEVに普通装備されるナビに充電施設のある旅館・ホテルを掲載していただけるとのことで、大いに期待している」と述べた。日産の志賀氏は「今回の取り組みは、国内におけるさらなる充電設備の構築を進めることとなり、宿泊先での充電により、お客さまの利便性を向上させ、EVの走行範囲や利用シーンの可能性を広げていくだろう」と述べた。



「客数減少」が7割に迫る リョケン調べ

 コンサルタントのリョケンはこのほど、全国の旅館を対象に四半期ごとに行っている業界動向調査「短観アンケート」の昨年12月実施分の結果を公表した。それによると、昨年秋(9〜11月)の客数実績は一部地域を除き「増加傾向」とする施設の割合が大幅に減少。「減少傾向」が7割に迫っている。今冬(1〜3月)の見込みも「増加傾向」とする施設の割合が極めて少ない。長引く不況や新型インフルエンザの発生で厳しい状況となっている。

 秋の自館の客数傾向は、「増加傾向」が17.8%で、前年調査の27.2%を9.4ポイント下回った。半面、「減少傾向」は67.8%で、前年調査の44.7%を23.1ポイント上回った。「横ばい傾向」は14.4%で、前年調査の28.1%を13.7ポイント下回った。

 自館が所属する地域内の客数傾向はさらに厳しい状況だ。「増加傾向」は5.4%で、前年の4.7%を0.7ポイント上回ったものの、依然1ケタ台。「減少傾向」は75.3%で、前年の65.1%を10.2ポイント上回った。「横ばい傾向」は19.4%で、前年の30.2%を10.8ポイント下回った。

 自館の客数傾向を地域別にみると、「北海道・東北」で39.3%が「増加傾向」と健闘。ただ、「関東」「北陸」「四国・九州」では、増加とする回答がなかった。

 総宿泊単価は、「上昇傾向」9.2%、「下降傾向」52.9%、「横ばい傾向」37.8%の回答。上昇とした回答が前年の20.5%から11.3ポイントの大幅減。下降とした回答は前年の27.4%から25.5ポイントの大幅増となった。

 今冬の客数見込みは、「増加傾向」が自館で5.2%、地域で0.9%と、極めて厳しい状況。半面、「減少傾向」は自館で65.5%、地域で72.9%。「横ばい傾向」は自館で29.3%、地域で26.2%だった。

 総宿泊単価も「上昇傾向」2.6%、「下降傾向」52.1%と厳しい状況だ。

 調査は昨年12月、全国の旅館・ホテル711軒に実施。回答数は119軒で、回答率16.7%。



ロイヤルパーク、宿泊主体の新ブランド展開
 ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツは宿泊主体型の新たなホテルブランドを展開する。レストランなどの付帯施設を絞り込む一方、コンシェルジュ機能を強化。シティホテルの快適さとビジネスホテルの機能性を強調し、手頃な価格で顧客満足の高い施設を目指す。

 ブランドは「ロイヤルパークホテル ザ(都市名)」で展開。「ロイヤルパークホテル ザ福岡」(福岡県福岡市)を来夏開業するのを皮切りに、東京都内のほか京都など全国の主要政令都市などに順次新規ホテルを出店する方針。

 ロイヤルパークホテル ザ福岡は、JRと地下鉄博多駅から徒歩5分の場所に位置。地上8階、地下1階で客室数714。客室タイプは、ダブルタイプとツインタイプ、シングルタイプ、スイートの4種類。

 ラウンジ、飲食施設、スパなどを併設するが、宴会場は持たない。施設内のレストランは宿泊客専用。宿泊客に地元の名物を味わってもらえるよう、コンシェルジュを通じて地元飲食店の紹介も積極的に行う。宿泊価格は現在検討中という。

 博多駅には来春全線開通する九州新幹線が通る。駅ビルなど事業、商業施設が集まることからホテル利用者の増加が見込めると判断した。



じゃらん、宿泊施設の日帰り予約サイトを稼働
 リクルートが運営する国内総合宿泊予約サイト「じゃらんnet」は8日、旅館やホテルの日帰り利用に特化した予約サービスを開始した(http://www.jalan.net/dayuse/)。まとまった休日を取りにくいために、空いた時間を有効に活用したいという利用者ニーズが高まり、稼働率を高めたい宿泊施設で日帰り宿泊プランを設定するところが増えていることに対応した。

 サイトでは、女性向けにエステと食事、温泉入浴をセットにした「昼食・温泉入浴プラン」のほか、午前11時にチェックインして午後11時にチェックアウトできる「0泊2食プラン」、映画約150チャンネルを見放題にした「サービス満喫プラン」などさまざまな新しい日帰りプランを紹介している。

 利用者が自分に合ったサービスを検索できるよう、目的地や利用日、利用目的などの項目を設けた。日帰りやデイユースプランに詳しくない人でも目的に合ったプランを選べるよう、じゃらん推薦のプランも一覧で表示している。

 紹介施設数は約800軒、プランは3千プラン。施設やプランは、今後順次増やしていく方針。



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