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トラベル ■第2530号《2009年9月12日(土)発行》  

シルバーウイーク、国内旅行も久々活況
 景気低迷や新型インフルエンザなどの影響に悩まされた観光業界が、19日からの5連休「シルバーウイーク」(SW)に期待を寄せている。旅行会社の予約状況は前年同期と比べ軒並みアップしており、「秋の行楽シーズンを前に、幸先の良いスタートが切れた」と表情は明るい。旅行会社や各地の観光協会、旅館組合などに手ごたえを聞いた。

旅行会社
 「SWが9月の数字を上げている」とJTB。沖縄や北海道などロング方面の7〜9月は前年同期比80%台と良くないが、19〜27日出発(首都圏発エースJTB)に限ると、沖縄は114%、北海道149%、九州161%となっている。昨年、地震の影響で落ち込んだ東北は反動もあり363%の伸び。

 「海外は予約が取れない状況だが、国内は日程を工夫すれば予約が可能だ。間際申し込みに対応し、追加で廉価版商品を投入していく」という。

 近畿日本ツーリスト(KNT)のSW期間のメイトの予約状況は、昨年の9月13〜15日に比べ人員ベースで210%。伸び悩んでいる北海道・沖縄、九州も前年を超える状況だ。9月全体では、8月末時点で110%と好調。首都圏発では四国(137%)が人気という。またファミリー向け商品が137%。「8月の夏休みを9月にシフトした人も多いからでは」と同社は見る。

 日本旅行の赤い風船。7月は人員ベースで前年同期比85%、8月84%と低調だったが、9月は114%と2ケタ増(8月24日現在)。方面別では東北(174%)、九州(142%)、中部・信越・北陸(128%)方面の伸び率が高い。

 8月18日にはインターネット上で「まだ間に合う!SW秋の大型連休売り尽くし」として、既存価格より10〜25%値下げした商品を追加発売した。

 トップツアーは、伊豆、箱根など関東周辺の温泉商品が好調。SW以外の土日は対前年80%ほどだが、「SW期間は前年より3割ほど伸びている」という。

 「SWの集客状況は8月16日現在で前年同期比約110%」と言うのは阪急交通社。SWのメリットについては「あると思うが、毎年ではないので、SWとして定着するかは未知数」と見る。

 クラブツーリズムは日帰りや宿泊バス旅行などをメーンに、一部の商品を「5連休特集」として打ち出し「9月全体で前年同期比105%程度」となった。温泉連泊のフリープラン型商品(東北・上信越・伊豆方面で往復JR利用)が好調で、予想される道路渋滞を避け、忙しい移動の旅よりも旅先でゆっくりしたいという志向の現れではないかと見る。「SWは、新たな需要喚起や長期旅行につながる。秋の最ピーク期の前でもあるという意味ではメリットはある」としている。

 「19〜22日出発で前年比約110%となっている」とJALツアーズ。北海道、東北、中部、関西、九州方面などが好調だ。ANAセールスによると、ANAスカイホリデーの9月の状況は前年比105%。北海道、九州、関東などが伸びている。「ファミリー向けの『ピカ夏家族旅行』やグループ参加特典を充実させた『北海道へ全集GO!』が堅調」という。

温泉・観光地
 連休期間の観光地・温泉地の宿泊予約は順調だ。9月19〜22日は「満室」、または「満室に近い状態」の旅館・ホテルが多いようだ。経済の先行きへの不安や余暇の過ごし方の多様化はあっても、秋に5連休があるというインパクトは大きく、国内旅行需要の喚起につながっている。

 「問い合わせは夏休みのうちから多かった」(大分・由布院観光総合事務所)など、各地ともに早い時期から宿泊予約や問い合わせが入った。昨年秋以降の景気の悪化に加え、新型インフルエンザの風評に影響を受けた地域もあるだけに、話題性の高い秋の5連休は好材料となった。

 富山県・宇奈月温泉では、19〜22日が各宿とも満室の上、9〜10月の土曜もほぼ満室という。「例年になく好調」(同温泉旅館協同組合)。鳥取県・皆生温泉でも「特に前半の動きが良く、19〜21日はほぼ満室。連休前後の土曜も例年並み」(同温泉旅館組合)。

 高速道路のETC割引も追い風になっているようだ。連休期間の宿泊予約が順調な青森県・浅虫温泉では、「5連休の効果はもちろん、ETC割引の影響からか、人の動きが感じられる」(同温泉旅館組合)という。

 さらに間際まで動きが出そうな状況にある。「連休期間はすでに予約で埋まっているが、今でも問い合わせは多い」(兵庫・有馬温泉総合案内所)などの声が聞かれる。

 5連休を歓迎しつつ、需要の集中に対する不安もある。「連休期間以外の予約状況が良くない。ETC割引の導入以降、平日需要まで土・日曜に流れている感触を受ける。総需要の拡大につながっていないのでは」(石川県・山代温泉観光協会)。「5連休以外の9、10月の土曜には空きもあり、一極集中の感はある」(北海道・登別観光協会)。

 ただ、秋の5連休が再び実現するのは、現行法では2015年となる見込み。休暇制度が変わらない以上、秋季の集客は課題だ。「リピーター化や新規客開拓に努力し、平日の集客につなげていく必要がある。今後も新商品の開発やイベントの展開を工夫したい」(愛媛県・道後温泉旅館組合)。



JR東日本、地域再発見プロジェクト始動
 JR東日本は2日、岩手県花巻市にある長期滞在型ホテル、フォルクローロいわて東和を菜園併設型オーベルジュ(宿泊施設を備えたレストラン)にリニューアルし、11月10日にオープンすると発表した。同社グループが行う「地域再発見プロジェクト」の第1弾で、地産地消レストランの開設や収穫体験などを通して、地域活性化に貢献する。

 同プロジェクトは地域と連携した産直市の開催や伝統工芸品・農産加工品の発掘などを通し、地域での新たな雇用創出や資源の活性化を図るとともに、「イベント、地域情報発信を地元と都心の双方向で行うことで、人の移動を含めた交流の創出も目指す」(同社)試み。

 フォルクローロいわて東和に新設したレストランでは地元の農家や牧場などで採れた農産物、肉類・乳製品を提供する。また、敷地内に菜園を作り、野菜の収穫体験をしてもらうスペースも設ける。施設内のショップでは産直市を開き、地元民芸品などの販売も行う。「レストランはすべて地元採用のスタッフで運営し、雇用拡大に貢献する」という。

 来年春には花巻市と連携し、宿泊者向けプログラムをスタートさせる計画だ。

 リニューアルオープンに合わせ、日本レストランエンタプライズが花巻の食材を使った地産地消の「イーハトーブ弁当」(仮称)を開発、盛岡などで販売する。

 同社のいう長期滞在型ホテルは「低廉、清潔、簡素、安全」をコンセプトとしたホテルで、ファミリーオ(4施設)、フォルクローロ(5施設)のブランド名で展開している。

 いわて東和は客室35、定員82人。朝食のみの提供で、現時点での宿泊料金はトップシーズン(4月25〜5月5日、7月25〜8月15日、12月26〜1月3日)の場合、定員4人のファミリータイプで1室2万6500円となっている。



ANAセールス、宿泊予約サイトを拡充
サイトでキャンセル料不要のプランを展開する

 ANAセールスは今秋以降順次、同社が運営する宿泊予約サイト「@ホテル(エー・ホテル)」の機能を拡充し、販売拡大に取り組む。システムを改良して宿泊施設のプラン管理の手間を軽減し参画施設数の増大を図るほか、「シニア空割」などの予約不可航空運賃の利用者を対象としたキャンセル料不要の宿泊プランの販売などを行い、09年度の取扱額、取扱人数とも前年比16%増を目指す。

 12月までに@ホテルのシステムを宿泊予約サイトの集中管理ソフト「手間いらず」「らくじゃん」「TLリンカーン」に対応。これらのソフトで宿泊施設がANAセールスへの在庫客室と他宿泊サイト向け在庫客室を一元管理できるようにする。

 「旅行会社に客室提供を行っている宿泊施設の多くが3ソフトを導入している。当社に対しても契約施設や契約を希望する施設から、ソフトへの対応を求める声が上がっていた」(営業企画部)。今回宿泊予約管理ソフトに対応することで、3ソフトを使っている宿泊施設の参画を増やし、約6千ある参画施設を今年度中に7千施設まで拡大。利用者の施設選択の幅を広げたい考えだ。

 特に現在、参画施設の大半がビジネスホテルやシティホテルであることから、レジャー需要に訴求力ある旅館の参画を狙う。

 また当日空席があれば割安に利用できる、シニアや若年層向けの航空運賃「シニア空割」「スカイメイト割引」の専用宿泊プランを12月10日まで設定して航空券利用者に宿泊利用をアピール。@ホテルの利用拡大を図る。

 @ホテルに参画している施設のうち63施設が対象のプラン。航空便に空席がないい場合、当日に宿泊キャンセルをしてもキャンセル料は発生しない。「予約者はキャンセル料を支払うリスクがないので、より気軽に旅行に出てもらえるのでは」と経営企画部では話す。



阪急交通、FDAを初チャーター
 阪急交通社はこのほど、7月に富士山静岡空港に就航したフジドリームエアラインズ(FDA)の飛行機をチャーターし、秋の東北巡るツアーを発売した。FDAとっては初めてのチャーター便となる。

 ツアー名は「錦秋の十和田・奥入瀬・中尊寺みちのく紅葉絵巻4日間」。着空港は岩手県の花巻空港。静岡から東北方面に行くには新幹線などを乗り継いで片道4〜5時間かかるが、「直行便を利用することで約80分で行くことができる」と同社は強調。

 10月22、25日出発。旅行代金は1人15万円で、募集人員はそれぞれ72人。

 宿泊施設は八幡平リゾートホテルなどで、3泊とも露天風呂付きの温泉ホテルに泊まる。添乗員が4日間同行する。FDA初のチャーター便搭乗記念として、搭乗証明書を発行する。



KNT、東京五輪実現へ応援ツアー
 近畿日本ツーリスト(KNT)はこのほど、2016年夏季オリンピックの開催地に東京が選ばれるよう応援するツアーを発売した。ツアー参加者は、10月2日にデンマーク・コペンハーゲンで開く開催地決定のためのIOC総会を、現地のパブリック・ビューイング会場で視聴、応援できる。「招致機運の盛り上がりをアピールする最後のチャンス」と同社では多くの参加を呼びかけている。

 東京オリンピック・パラリンピック招致委員会が企画監修する唯一の「公認ツアー」。元サッカー日本代表の松木安太郎氏、体操金メダリストの森末慎二氏が応援団長として同行し、参加者と共に東京の最終プレゼンテーションや投票の様子を視聴する。

 東京が開催地に決まった場合には、その瞬間を現地で味わえるうえ、有名アスリートや招致関係者らと共に祝勝会に参加できる。特典として参加者はピンバッジや手ぬぐいなどの招致応援グッズももらえる。

 旅行日程は10月1〜4日。羽田空港発着予定で、ANAのチャーター機を使う。

 旅行代金はエコノミークラス利用の場合、大人1人7万4800円。



宮崎で恋成就? JALツアーズがネット限定商品発売
縁結び守り(イメージ)

 JALツアーズは1日、宮崎県がカップルの誘客を図ろうと今年度展開している事業「みやざき恋旅プロジェクト」との共同プロモーションの一環として、インターネット限定商品「JAL・JEX・JACで行くみやざき恋旅」を発売した。縁結び神事への参加などを特典として付けたインターネット限定の宿泊プラン。恋愛成就を祈る人を中心に宮崎への旅を訴求したい考えだ。

 青島神社の縁結び守りを付けたほか、参加者は同神社の3つの縁結び神事、産霊紙縒(むすひこより)、海積祓い(わだつみはらい)、天の平瓮(あめのひらか)のうち1つを受けられる。

 このほか、レストランや温泉などで使えるクーポン「JALみやざき恋旅クーポン」を1人2枚付ける。クーポン1枚で利用できるのは、青島パームビーチホテルでの日帰り入浴と昼食のセットやフェニックス・シーガイア・リゾートでのゴルフ練習など。

 ホテルは高千穂や日向など県内7カ所の全19施設から選べる。

 設定日は10月1日〜10年1月31日出発。

 代金は東京発2日間2万7800円から。



JATA、ツアー登山のガイドラインを改訂
 日本旅行業協会(JATA)は、ツアー登山運行ガイドラインを安全対策の観点から改訂。1日、会員に配布した。安全を確保できない装備不十分なツアー登山客に対しては参加を断るほか、主任以外の引率者についても能力と経験を求めるなどの規定を加えた。3カ月間の周知期間を経て、12月1日からの指針とする。全国旅行業協会(ANTA)も改訂ガイドラインを活用する意向だ。

 参加者に対しては、集合地で装具が不十分であると気付いた場合に引率者に速やかに申告するよう促すべき、と明記。安全を確保できないと判断したら参加を謝絶することを考慮すると示した。

 引率者については、これまで主任者しか記述がなかった。主任者以外も登山に関する知識と技術は必須で、主任者に準ずる能力と経験を有していることを条件とする。

 また、自社で引率者を配備できない場合の外部スタッフは地元の山岳ガイドを起用する、占有など避難小屋の迷惑行為はやめる、などを追記した。

 ツアー登山運行ガイドラインは、JATA・ANTA会員の一部で組織する任意団体、旅行業ツアー登山協議会が04年4月に策定した。同協議会が今年3月に解散し、4月にJATA、ANTAそれぞれにツアー登山関係の会が発足。今回、JATAの指針として整備するため、国内旅行部会内に設けられたツアー登山部会が見直した。



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