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  トラベル ■第2477号《2008年7月26日(土)発行》  

夏休みの国内旅行、物価高の影響ジワリ

 JTBによると、今年の夏休み期間(7月15日〜8月31日)の国内旅行者数は前年同期比0.9%減の7350万人と4年ぶりの前年割れになる見通し。「ガソリン代などの値上げで消費者の節約ムードが旅行にも波及」「燃料高で割高な海外からのシフトはあるが、大きなものではない」など物価高の影響が及ぶ。旅行会社や各観光地では間際予約の伸びに期待する。

旅行会社
 「食品・日用雑貨などの生活用品やガソリン代が相次いで値上がりし、消費者心理に不透明感が出てきている」とJTB。そうした中で、開園25周年を迎えた東京ディズニーリゾート(TDR)に注目。8日に東京ディズニーランドホテルがグランドオープンしたこともあり、「首都圏地区からの日帰り客はもとより、各地域から鉄道や高速バスを利用して多くの観光客が訪れそう」という。

 KNTの7〜9月は、国内企画旅行商品「メイト」が人員ベースで対前年比3%減だが、海外リゾートの代替として沖縄や「篤姫」で注目の九州が好調。東京方面商品もTDR効果で同11%増と伸びている。ガソリン付き宿泊プランも好調。しかし「海外から国内へのシフトが見られるものの海外の減少分を補うほどの勢いはない」という。岩手・宮城内陸地震の影響で、北東北は同約70%と苦戦している。

 「7〜9月の国内企画商品の販売額は前年比11.2%増」というのは日本旅行。特に、TDRを含めた首都圏は25.7%増、JRによる山口デスティネーションキャンペーンが展開されている中四国が12.8%増と伸びている。「沖縄も15.7%増で、海外リゾートからファミリー層が移行してきている」。

 阪急交通社の9日現在の予約状況(人数ベース)は前年比5%減だが「東京発の近畿、九州発の沖縄や関東(TDR)ツアーが好調」。東京発では「往復グリーン車で行く長良川の鵜飼いと京都・貴船川床料理涼景めぐりの旅3日間」が売れ筋。東北は地震の影響で「予約数が伸び悩んでいる」。

 「予約状況はほぼ前年並み」というのはトップツアー。近場の宿泊プランではTDR絡み、箱根方面の宿泊が増えている。「海外のリゾートで夏休みを計画していたお客さまが、沖縄など国内のリゾートに移っている」のが今年の傾向。また「マイカー客にはETC割引と連動した宿泊プランが人気」と言う。

 JALツアーズの8月1〜31日の予約状況は前年比10%増。沖縄、北海道、関東方面が好調だ。

観光・温泉地
 観光地、温泉地には、ガソリン価格の高騰でマイカー客の減少、諸物価の値上がりに伴う旅行意欲の減退などを心配する声が多い。ただ、旅行計画の間際化が進む中、これからの予約の伸びに期待する所も多い。

 「ガソリンの高騰で消費者の財布のひもはさらに固くなるのでは。4月以降、宿泊客数は低迷している。夏季は間際に予約が殺到することが多い。直前の予約増加を期待している」(群馬県・草津温泉旅館協同組合)。

 「お盆前後の時期が埋まり始めているが、出足好調とは言い難い。夏は家族客が多く、当地の約6割はマイカーの利用客。当然、ガソリン代の上昇は影響するだろう。物価高はマスコミなどで多く報じられ、それにあおられて、消費も冷え込んでいるのでは」(長野県・諏訪湖温泉旅館組合)。

 こうした反応が代表的で、7〜8月の予約状況では、「平日の出足が悪いようだ。近郊からの日帰り客の動きも鈍っている」(山形県・蔵王温泉観光協会)、「例年より少し悪いくらいだが、高速道路などを利用する首都圏からのマイカー客が減っている感触」(福島県・いわき湯本温泉旅館協同組合)などの声も。

 ガソリン代の高騰には、手の打ちようがないが、「宿泊施設単位でガソリン代還元サービスを行う動きがある」(群馬県・万座温泉観光協会)、「特典付きのガソリン代還元キャンペーンを打ち出す宿もある。マイカー利用者が目に見えて減っているが、鉄道を利用した客は増え始めており、挽回に期待している」(山梨県・石和温泉旅館協同組合)。

 今月5日に全線開通した東海北陸自動車の周辺観光地でも旅行者の動向に気をもむ。「7月19日〜21日の3連休は多くの人出があったが、開通効果はまだ見えない。観光ルートの案内などに工夫を凝らし集客したい」(岐阜県・奥飛騨温泉郷観光協会)、「自動車道の開通、加賀四湯博のイベントなど情報発信に努めている。関西とを結ぶ直行バスも今年は初めて夏に運行する。鉄道などと合わせて、旅行者の足を揃えることで誘客につなげたい」(石川県・山代温泉旅館協同組合)。

 今月から「デスティネーション・キャンペーン(DC)」が始まったのは山口県。「7、8月の宿泊予約は今のところかんばしくない。山口DCのPR効果の浸透に期待したい」(山口県・湯田温泉旅館協同組合)。

 鹿児島県ではNHK大河ドラマ『篤姫』の人気が追い風になっている。「4月から始めた『篤姫ガイド』の利用件数もすでに約5万件に達する。7、8月はもちろん10月にも予約が入っている。ガソリン代高騰の影響はあると思うが、海外旅行から国内旅行へのシフトに期待したい」(鹿児島県・指宿市観光協会)。

 国内遠隔地として人気の北海道からは、「7、8月の予約はほぼ平年並み。特にガソリン高騰の影響は感じない」(川湯温泉観光案内所)、「夏季は例年並みの予約状況。お盆も満館の所が出ている」(ウトロ観光案内所)などの反応。

 東北方面では、岩手・宮城内陸地震の風評被害が懸念される。「7月が60〜70%、8月が50〜70%の予約状況。例年より少し低調と感じているが、風評などの影響はない」(岩手県・鶯宿温泉観光協会)という所もあるが、宿泊キャンセルが岩手、宮城、秋田で多発。花巻温泉(岩手県)、鳴子温泉(宮城県)では、8月以降の予約が半数程度にとどまる施設も多く、夏以降への影響も心配される。



KNTとANAセールスが連携、北海道商品を共同開発

 KNTとANAセールスは16日、今年秋から北海道方面商品の開発を共同で進めることを決めた。バスや船など運輸機関の仕入れや運航、旅行商品の販売を共同で実施し、効率化を図る。またニューツーリズム型の商品を開発することで北海道の振興を支援を進める。

 共同開発商品として展開するのは、KNTの国内企画旅行商品「メイト」の「日本讃歌 知床〜遥かなる原風景」、ANAセールスの国内企画旅行商品「ANAスカイホリデー」の「感動案内人プラン 世界遺産・知床を満喫3日」。今年9〜10月に展開する商品。クルーズやトレッキング体験を盛り込むほか、ハイブリッドバスやハイブリッドレンタカー、ウトロ〜羅臼のチャーター船を2社で仕入、利用し、新規周遊観光ルートを構築する。両商品共に発売日は17日。販売目標人員は合計550人。

 また両社は、海外旅行でも中国方面商品の共同開発を進める。今年10月から来年3月に、雲南、山東省などをオリジナルの観光ルートでめぐる3〜4日間のツアーを展開。併せて中国での学生旅行商品も2社で開発する。中国方面商品の販売目標は600人。

 


JTB、ケータイ向け新サービス開始

 JTBは18日、携帯電話から着地型旅行商品を予約,購入できるサービス「着地型トラベルモールJTBウォレット」を始めた。旅先をはじめ場所や時間を選ばず利用できるのが特徴。着地型旅行ビジネスのプラットフォームに位置づける。

 利用者は、携帯電話を使って同名サイト(http://jtbwallet.jp/)にアクセスし、現地情報を入手したり、現地ツアーや着地型プログラムを予約したりできる。

 一方、着地型旅行を企画する地域事業者は、サイトの仮想商店街にテナントとして参画できる。着地型商品の登録や在庫管理、予約手配、売り上げ集計などを一括管理できる機能が備わっているため、「新たなサイト構築や受注管理の手間を省力化できる」(同社)。各種の情報も発信できる。

 JTBでは、テナント出店者から毎月の固定料や売り上げに応じた手数料などを受け取る。08年度中に500商品の登録を目指している。

 6月に開設した現地旅行情報検索サイト「たびけん!」との連動も図り、着地型商品への取り組みを拡充する考えだ。



ヘリに乗って日光観光、東武トラベルが夏休みプラン
リーフレット


 東武トラベルは、日光をヘリコプターに乗って上空から観光する夏休みのプランを発売した。航空運送事業の雄飛航空との共同企画。昨年度に初めて実施し人気を集めたため、今年も商品化した。

 雄飛航空の東武日光ヘリポートで搭乗。華厳の滝や中禅寺湖、戦場ヶ原といった日光の名所を普段は目にすることのできない空から見下ろす。高低差は1500メートルに及ぶという。遊覧飛行の料金は16分間で大人1万6千円、子供1万2千円。ヘリコプター1機に客4人まで乗れる。

 8分間の日光市街コースや4分間の体験コースなどもある。大人料金はそれぞれ8千円(子供6千円)、4千円(子供3千円)で、1分間当たり1千円の計算となる。

 昨秋の紅葉を楽しむヘリコプタープランは2カ月間で1800人の取り扱い。「当初の販売予想を超え、たいへん好評だった」(小林浩一・東武トラベル栃木・群馬企画仕入センター長)。今年度は8月9〜24日の設定で500人、秋のプランで2千人を目標とする。



トップツアー、親子向け田舎体験ツアー発売

 トップツアーは、夏休みに親子で参加できる「田舎体験ツアー」商品をこのほど発売した。宿坊や民宿に泊まり、地域ならではの体験ができる3コースを設定した。地元自治体のオリジナルプランを着地型旅行商品として造成したもの。

 ツアーは和歌山県、福井県、高知県の各地に1コースずつ設定。和歌山県では世界遺産に登録されている高野山の自然を堪能する「森林力を感じる夏休みコース」を造成、子どもたちに林業体験を通して、地球環境や森林保護について学んでもらう。福井県では地元漁師の協力で伝統漁法の大敷網漁を体験できる「若狭美浜ほんもの感動『海』体験コース」を用意。高知県では四万十川の伝統漁法「ころばし漁法」の体験や川遊びを満喫する「四万十川・夏休み川ガキ体験コース」を設けた。天然うなぎやナマズなどを捕ることができる。

 出発日は3コースとも共通で、7月25日〜27日と8月1日〜3日、8月22日〜24日の2泊3日。現地集合。旅行代金は和歌山の場合、大人1人3万3千円から。



はとバス、エコをテーマにバスツアー、10組を招待
ハイブリットバス


 はとバスは15日、日本愛妻家協会(本部・群馬県嬬恋村役場)、住友信託銀行と組んで「愛妻サミットバスツアー」を企画、夫婦10組20人を招待すると発表した。「洞爺湖サミットをきっかけにエコに対する関心が強まる中、妻にやさしい人は環境にもやさしいだろうと思い、地球環境を考える啓発イベントとして企画した」と同社。ややこじつけ気味だが、危機感を持つ夫婦の関心を呼びそうだ。

 この企画は9月14日限定の日帰りバスツアー。先ごろ導入した、「ツアーバスでは国内初」(同社)という低公害車(ハイブリッドバス)を使用する。

 ツアーは東京から、高原キャベツの産地で、愛妻伝説を村名の由来とする嬬恋村に向かう。村のキャベツ畑で夫が妻に愛を叫んだ後、キャベツ狩りを楽しんでもらう。

 同村は9月に「キャベチュー(キャベツ畑の中心で愛を叫ぶ)」と題するコンテストを開いている。映画やドラマがヒットした小説「世界の中心で愛を叫ぶ」にあやかり、夫たちが絶叫する「妻にささげる言葉」を競うイベント。今回のツアーの目玉の1つだ。

 車内では住友信託銀行が実施している「60歳のラブレター」の応募作品の中から、大賞受賞作品をバスガイドが朗読したり、「愛妻サミット」と題して、夫婦の倦怠感解消(倦怠感KO2)の知恵を披露してもらうなどユニークなイベントを用意。

 また、参加者の中からベストカップルを選び「愛妻家大賞」を贈るとともに、抽選でナイトツアーやディナークルーズプレゼントする。

 応募締め切りは8月15日。「キャベチューを行うことが参加条件」としている。

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