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最新宿泊&施設情報  第2525号≪2009年8月1日(土)発行≫掲載
 島崎藤村の『夜明け前』の舞台になった木曽中山道十一宿場町の妻籠、馬籠宿がある長野県南部、南木曽町で一大リゾートを展開する木曽路リゾート。約15万平方メートルという広大な敷地には、客室数77のホテル木曽路を筆頭に、温泉付きのドライブイン、牧場やオートキャンプ場などがある自然園、地ビール製造工場、そして、スパ施設などがある。キーワードは「エコ」と「地域社会との共存・共栄」だ。環境問題への取り組みを全面にアピールする木曽路リゾート。その背景とリゾートの魅力を紹介する。
ホテル全景

 木曽路リゾートの運営会社は、愛知県名古屋市に本社を置く特殊精礦だ。同社は、セラミックス原料の一つである長石の専門メーカー。1977年、それまで愛知県で行っていた原料採取を南木曽町に移したことがきっかけで86年、同町からの誘致を受け工場を移転。鉱山開発と精製工場を同町に集約した。

 長石を採掘するにあたり、山の木々は伐採され、山肌はむき出しとなる。当初、同社を歓迎していた南木曽町の住民も、時間の経過とともに「自然破壊では」「町はこんな企業を誘致したのか」といった非難の声を上げはじめた。そんな批判への回答が、採石跡地を有効利用するための観光事業だった。
 
桜などを2千本以上植樹

 観光事業には、91年のドライブイン開業から本格的に参入したが、跡地修復にあたりリゾート周辺には、桜などの樹木を20年かけて2千本以上植樹。同リゾートの顧客らがオーナーとなり植樹を行う「夫婦で桜を植える会」も今年の4月で10年という節目を迎えた。
 
木曽馬などとも触れ合える

  環境への配慮は植樹だけにとどまらない。リゾート内には木曽馬やうさぎなどを飼育するが、餌は生ゴミなどの野菜クズや地ビールを醸成して出た麦芽カスを与える。木曽馬などから出る排泄物は伐採した樹木や落ち葉と合わせ堆肥や肥料にする。ほかにも、ブルーベリーを5千平方メートルの敷地に植栽する。一連の取り組みが評価され昨年、県から循環型社会形成推進功労者の事業所として知事表彰を受けた。
 
露天風呂(縁覚の湯)

 周辺を自然に囲まれリゾートとしての魅力も十分。自慢の源泉は、アルカリ性単純温泉。1分間に約600リットルという豊富な湯量を誇る。3つの温泉施設には、33種類の浴槽と2カ所の飲泉を用意した。風呂上りには通常のビールに比べコクがあると評判の「木曽路ビール」がお薦め。

 体験メニューの充実も特徴だ。木曽馬やうさぎなどとの触れ合いはもちろん、ブルーベリー狩りやそば打ち、檜の箸作り、リゾートで養殖するホタルやメダカの鑑賞も可能。マレットゴルフなどもできる。
 
中村社長

 そんな木曽路リゾートのかじ取りを担うのが、昨年7月に社長に就任した中村典之氏。「親子3代が楽しめるリゾート」を目標に、「信州木曽路ブランドを全国に発信していきたい」と話す。今後も、エコを意識しながらも地域社会に貢献できるリゾート作りに意欲的に取り組む意向だ。

木曽路リゾート/ホテル木曽路・そば道場木曽路館  http://kisojiresort.com/index2.html

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