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いらっしゃいませ！　　第2689号≪2013年1月26日（土）発行≫掲載
第705回「よその旅館ホテル」

民宿松林（和歌山県・有田市）
松林 巌さん

──新鮮な海の幸がいただけるそうですね。
　「当館は釣り宿からスタートしていますので、地元の新鮮な魚を使った料理には自信があります。一番人気があるのは、天然のクエを使ったクエ鍋です。当館では1年を通して召し上がっていただけますが、やはりクエが一番おいしいのは冬で、この時期はお客さまもクエ鍋を楽しみに来られる方がメーンです」

　「5〜9月はハモが旬を迎えますので、この時期は活ハモを使ったフルコースを楽しんでいただいています。このほか、伊勢エビなども提供しています」

──天然の大型ハモは希少ですよね。
　「当館は仕立て船や渡し船もやっており地元の船頭さんとも親しいので、良い天然クエを常に確保できるようになっています」

──客層は。
　「釣り目的のお客さまのほか、クエ料理やハモ料理を楽しみに起になるリピーターの方などです。近くに野球場があるので、春先には野球の合宿の方が多くなります。最近は地元の法事なども増えてきました。地域としては、県内のほか大阪の方が大半です」

──集客方法は。
　「釣りの方のクチコミが中心で、あとはリピーターの方になります。インターネットは当館の自社ホームページのみです。釣果などの情報を細かに掲載しているので、よく見ていただけているようです。あとはスポーツ紙の釣り情報ページも活用しています」

──経営の悩みは。
　「ほかのお宿も同じだと思いますが、施設の老朽化でしょうか。新しいものを入れたいですが、なかなか難しいですね。消費税の税率アップも大きな問題です。あとは送迎バスを持っているので、燃料費の高騰も悩みです」

【37室、1泊2食7500円から】


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