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いらっしゃいませ！　　第2663号≪2012年7月7日（木）発行≫掲載
第679回「よその旅館ホテル」

瑠璃の湯　野沢温泉ホテル（長野県・野沢温泉）
片桐 恵理さん

──宿で最も自慢できる要素は何ですか。
　「源泉かけ流しの温泉です。特に2部屋ある露天風呂付き客室は24時間入浴が楽しめ、人気があります。このような客室を備えたのは、野沢温泉では当ホテルが初めてです」

──温泉には力を入れているのですね。
　「源泉かけ流しですから。山の中で規模も大きくなく、都会の喧騒を離れてゆったり楽しむことができます。しかも、一般のお客さま向けだけではなく、腰痛などの慢性疾患にお悩みのお客さま向けプランもご用意しています」

──どのようなプランですか。
　「隣接する整形外科医院の医師の指導の下、治療の一環として入浴していただく『温泉療養プラン』です。医療行為として温泉の効能を利用した治療が受けられます」

──料理にはこだわりがありますか。
　「マグロなど（海産物）ではなく、地元産の山の幸を中心にお出ししています。今の時期は特産の『根曲り竹のタケノコ』がおいしいですよ。この地域では人が集まると、よく“タケノコ狩り”と称して宴会を行うほどタケノコは身近です。根曲り竹とサバ缶のみそ汁も味わってほしいですね。昔から地元で愛されている食べ物ですから」

──経営で心がけていることは。
　「お客さまが気持ちよく過ごせるよう心がけています。お客さまがリラックスできることが重要と考えます」

──昔と比べて変わってきたことは。
　「お客さまが高級さよりもちょうど良いサービスを求めるようになってきたと感じています。過剰に高級感を出したサービスは時代に合わないのでしょう」


【1泊2食付き平日1万1700円から】


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