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観光業界人インタビュー 第2680号≪2012年11月10日(土)発行≫掲載
利用者に最も身近な音楽賞

日本音楽著作権協会(JASRAC)広報部長
盆子原 久長氏


──今年はJASRAC賞30回の記念すべき年です。創設の経緯を教えてください。
 「JASRAC賞は、JASRACからの分配額が、その前年度に多かった作品の作詞者・作曲者・音楽出版者の皆様を1位から順に金賞、銀賞、銅賞として顕彰するもので、創設は1982年です。それまで、作詞者・作曲者・音楽出版者にスポットを当てた音楽賞はありませんでした。アーティストではなく、作家を対象にした賞を創設することはJASRACにしかできません。作家にとっては励みになる賞と言えるでしょう」

──JASRAC賞は私たち音楽利用者と深い関係があるようですが。
 「最も一般の方々に身近な音楽賞と言えると思います。JASRACの分配は皆さまの利用実績に応じて行われているので、演奏、CD、音楽配信などで皆さまが利用された作品の中から受賞作品が決まります。今年は作詞者の秋元康さんが金、銀、銅3賞を独占しました。すべてAKB48が歌う作品で、同一アーティストの作品が上位3作品を独占するのはJASRAC賞史上初めてのことでした」

──5日に30回記念事業が行われました。
 「JASRAC賞30回の歴史を振り返り、その時々の音楽シーンに想いをはせることで、これからの音楽界の発展に寄与するという目的で今回初めて、30回という節目の年に記念事業を行いました」

──具体的にはどのようなことが行われたのですか。
 「音楽評論家の反畑誠一さんをコーディネーターに、フジパシフィック音楽出版会長の朝妻一郎さん、作詞者の湯川れい子さん、作曲者の山崎燿さん、四方章人さんによる『JASRAC賞歴代金賞受賞者による座談会』、さらに各年度について上位100作品(内国作品に限定)の分配額を集計し、そのうちの3作品の作詞者、作曲者、音楽出版者を表彰する『特別表彰』を行いました。また、18日午後7時から、特別番組をBS日テレで放映する予定です」

──去年からの継続で、JASRAC賞30回記念とともに今年の大きな事業である「こころ音(ね)プロジェクト」の現状を教えてください。
 「東日本大震災の被災地支援プロジェクトで、JASRACの会員・信託者が指定した作品の使用料の一部を『こころ音(ね)基金』として積み立てています。今年9月末で2574万円になりました。参加作品数223、参加者数114に達し、今後、被災地の状況をみながら支援内容を決定します」

──旅館、ホテル業界に向けて一言お願いします。
 「私どもでは『音楽の創造サイクル』と呼んでいますが、作家が音楽を作り、皆さまが音楽を利用される。利用の際の使用料がJASRACを通じ作家に分配され、それを基に新たな音楽が皆様の元へ送り出される。このサイクルが崩れると、世の中の人が良質な音楽に接する機会が失われ、文化の衰退につながります。皆様には引き続き、JASRAC業務へのご理解をいただきますようお願いします」


【ぼんこはら・ひさなが】
神奈川大学卒。1991年4月、日本音楽著作権協会(JASRAC)に入り、大阪支部副支部長、神戸支部長、中部支部長などを歴任。2012年4月から現職。48歳。

【聞き手・大城登志和】


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