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トラベル ■第2853号《2016年7月16日(土)発行》  
 

今夏の国内旅行、人数微減も九州観光は増加 本社調べ
 夏の旅行シーズンがやってきた。JTBによると、今年の夏休み(7月15日〜8月31日)に1泊以上の国内旅行に出かける人は7485万人で、前年比1.0%減となっている。「帰省が増え、費用を抑える傾向がある」という。出発日のピークは8月12〜15日で、微減とはいえ観光地はどこも混みそうだ。熊本地震の影響も気になるところだが、「地震後に帰省やボランティアに参加する人も増え、九州が増加している」(JTB)と明るい兆しも出ている。旅行業者や各地の旅館組合、観光協会などの予約状況を聞いた。

旅行・運輸
 近畿日本ツーリスト個人旅行によると、7日現在、北海道の個人旅行が好調。特に北海道新幹線の開業効果により、北海道、東北の相互発着ツアーが人員ベースで前年比約50%増加した。サミットで話題になった伊勢志摩は首都圏発で約30%の増加に。

 訪日旅行については、KNT—CTホールディングスのホテル予約サイト「JTO」は前年超えで推移。特に中国、韓国からの予約が伸びており、北海道、沖縄、京都が人気。着地型ツアーの「YOKOSO Japan Tour」も好調に推移、中国からの予約が増えている。北海道、アルペンルート、富士山が人気となっている。

 「赤い風船の予約は11日現在、前年比6%減。ただ、週間の申し込みを見てみると、ここ数週間は前年を超えている。昨年はシルバーウイークの日並びが良く、申し込みが前倒しになったため、今年は昨年よりも申し込みピークが後ろにずれた可能性がある」というのは日本旅行

 好調な方面は北海道新幹線の開業効果で東日本発を中心に伸びている北海道、その他方面としては関東、信越、中四国など。九州は1日から始まった「ふっこう割」の効果により、「大きな回復を見せている」という。今後、九州各県のパンフレットが店頭での発売を控えているだけに、「さらに回復するのでは」と期待する。

 一方、「山の日」(8月11日)出発の申し込みは昨年と比べ飛躍的に増えており、前年比76%増となっている。

 東武トップツアーズによると、北海道方面は新幹線開業以来、好調に推移しており、夏休み期間もその状況が続いている。相乗効果で東北方面の注目も高まっている。

 九州については、ふっこう割に誘引され市場が活性化している。それに伴い夏休みの予約も増加。「オンライン予約を受け付けたところ、11日現在、熊本以外は完売」という。その他、北陸方面はやや減少傾向にあるが、依然として人気は高く、近畿方面はUSJ人気を含め全体的に好調としている。

 「今夏の国内旅行は、人員ベースで対前年15%増」と阪急交通社。「九州を除いて全体的に好調。特に北海道は新幹線効果もあり大人気だ。連動して東北方面も好調で、祭り関連商品の引きが強い」と手ごたえを。

 北海道方面の売れ筋商品の一つは「ヒルトンニセコビレッジに泊まる ベストシーズン北海道モニターツアー4日間」。このほか、四国八十八カ所お遍路(逆打ち)も順調に推移している。また、熊本地震の影響で観光客の減少が心配される九州方面だが、「『ふっこう割』などの施策によって回復基調にある」という。

 「山の日」については、関西発ツアーの特集ページを製作。「富士山周辺を歩くハイキングツアーが人気」と反応も出ているようだ。

 ジャルパックは「人員ベースで前年比13%増、総じて好調」としている。参院選や昨年9月のシルバーウイークで7、9月は減少だったが、8月は好調となった。

 沖縄は家族向け商品が売れ、15%増。関東は東京ディズニーランド15周年の影響により16%増、京阪神はUSJ商品が伸び悩み、2%の減となっている。九州は5月2日からスタートしたJALグループの九州復興キャンペーン第1弾の下支えもあって、8月は3%の増加となっている。

温泉・観光地
 北海道の登別観光協会は、「6月から上向いてきており、夏休みの問い合わせも多い。天候の影響がなければ、昨年並みか、それ以上を期待したい」。周遊のツアー客なども動いている模様。東アジア、東南アジアを中心とするインバウンドも少なくとも昨年並みは見込めると見ている。

 群馬県の草津温泉旅館協同組合は、「7月後半から8月中旬の繁忙期の予約は堅調に入ってきている」。特に8月13、14日に集中し、すでに満館の状態だ。近年は若い人も増え、夏休みは混雑が予想される。草津温泉の宿泊客数は年間約180万人で、このうち8月は16万人ほど。まちづくりの成果もあって、増加傾向にあるという。

 栃木県の日光市観光協会は、「昨年並みの入り込みを見込んでいる。1日には奥日光の英国大使館別荘記念公園が開園した。イタリア大使館別荘記念公園との相乗効果も期待できる」。ただ、天候に左右される面も。「渇水の影響で湯西川ダムの水陸両用バスが5日から運休し、運行再開のめどが立たない。日光は自然や水のレジャーが盛んなので天候が安定してくれることを願っている」。

 三重県の志摩市観光協会は、「最近の傾向として間際のネット予約が多かったが、今年の夏の特徴として例年に比べて予約の出足が早かった」。確証はないが、伊勢志摩サミットの開催で注目度が上った効果もあると見ている。インバウンドも「アジアを中心に順調に伸びている。3月にアマンリゾートの『アマネム』がオープンし稼働率が良いと聞く。富裕層が増えると見込んでいる」。

 熊本地震からの復興を目指す九州地方。大分県の由布院温泉観光協会では、「現地の情報が伝わっていない部分はまだまだあるが、問い合わせが増え、消費者のマインドは変わってきている」。「ふっこう割」を利用した予約の動向は「宿によってもバラツキがあり、動きはまだ読めない」。



クラツー、東北大と認知症予防研究を開始
小山社長(左)と瀧教授

 クラブツーリズム(クラツー)と東北大学の加齢医学研究所の瀧靖之教授はこのほど、旅行が脳にもたらす健康作用について共同研究を開始した。60歳以上の参加者が約65%を占めるというクラツーのツアー参加者を対象に「旅行」と「認知症予防・抑制」の相互関係について調査、研究を行い、旅行が認知機能に及ぼす好影響を3年かけて検証する。

 両者が今年6月に45人を対象に行った事前調査では「過去5年間の旅行回数が多いほど、人生に対する『失望感』が低い」「『現地交流』を動機として旅行をする傾向が高いほど、人生に対する『満足感』が高い」などの結果が得られた。

 この結果から両社は旅行が認知症の予防、抑制に効果的であるという可能性が示唆されたとする。

 両者は今後「旅行に行く頻度の高い高齢者は主観的幸福感やストレス対処能力が高く、認知機能が保たれている」「旅行の前後で脳に変化がり、主観的幸福感は向上、認知機能は低下抑制が見られる」という仮説を検証する。

 研究対象は60歳以上の日本人で、旅行高頻度と低頻度のグループに分類し、MRIや脳の認知機能検査や心理指標のデータを比較。ツアー参加者の参加前、参加後の認知機能などの変化を分析する。

 クラツーの小山佳延社長は「旅行と健康寿命の相関関係を科学的に検証できれば旅行業界全体にプラスになる」と期待を示した。



JTB、「交流文化賞」の募集を開始
 JTBは、「第12回JTB交流文化賞」の募集を8月1日から開始する。地域に根ざした持続的な交流の創造と各地域の魅力の創出、地域の活性化に寄与する目的の賞で、地域(観光地)の組織・団体の取り組みを対象とした「組織団体部門」など3部門がある。

 組織・団体部門では、国内外を問わず、地域として地域固有の魅力の創出・需要の創造、地域活性化、双方向の文化交流など、オリジナリティを生かした「持続可能な観光」の取り組み事例を募集。最優秀賞1作に賞金100万円、優秀賞2作に賞金各50万円を贈る。

 昨年の最優秀賞は、英田上山棚田団(岡山県美作市)の「元快集楽歓交立克—世界棚田連邦をめざして—」が受賞した。

 「一般体験部門」は、人や地域、文化との新しい出会いである「交流文化」を題材とした体験記を対象とし、賞金は最優秀賞1作が20万円、優秀賞2作に各10万円。

 感動した交流体験の作文を募る「ジュニア体験部門」は、小学生の部と中学生の部があり、それぞれ最優秀賞1作に旅行券10万円、優秀賞2作に同5万円を贈る。

 応募の締め切りは9月15日。問い合わせ先はJTB交流文化賞事務局TEL03(6722)0757。





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