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ビジネス ■第2536号《2009年10月31日(土)発行》  

レンタカー、4社に1社が赤字 民間調査機関調べ
 レンタカー各社の収益環境は厳しい状況にあることが、帝国データバンクの調べで分かった。同社の調査によると、08年度のレンタカー会社63社の08年度の収入高の合計は6104億5900万円、前年度比2.4%減となり、最終損益では4社に1社が赤字という結果になった。

 調査は、レンタカー会社のうち06〜08年度の3期連続で業績が分かっている収入高5億円以上の企業63社を分析した。63社のうち収入高が減収となったのは29社。07年度の11社から約3倍増加した。また、損益が判明した47社の損益(当期純利益)合計をみると、減益となった社数は07年度の23社から35社に増加し、4社に3社が減益という厳しい結果だった。赤字の企業は11社で4社に1社。

 帝国データバンクでは「『物を借りて節約する』ニーズの増加というレンタカー業界にとっての追い風がある」ことを示したうえで、「新規参入による過当競争で各社は単価抑制を強いられている。追い風が業績につながっていない」と指摘する。

 業績回復には、「価格だけにとらわれないサービス面での差別化や付加価値の向上が求められる」と強調する。

 一方、矢野経済研究所では、「長期的には拡大が期待される市場」と見る。09年のレンタカー市場規模は前年比1.1%増の4650億円。2012年度の市場規模を5千億円に上ると予測。シニア層の利用増加や自由なルートを嗜好する観光需要の高まりなど、「潜在需要を開拓する余地は十分ある」と分析している。

 レンタカー各社の巻き返しが注目されそうだ。



9月の企業倒産は946件、1千件下回るのは1年4カ月ぶり
 帝国データバンクによると、今年9月の全国企業倒産(負債額1千万円以上、法的整理による倒産)は946件で、08年5月以来、1年4カ月ぶりに1千件の大台を下回った。前年同月比では15.7%減少し、同社が倒産の集計対象を法的整理のみに変更した05年以降、最大の減少率となった。前月比でも9.2%減少した。

 同社では要因、背景として(1)建設業が217件で3カ月連続の前年割れ、07年9月の201件以来の低水準(2)製造業が153件で前年同月比12.1%の減少となり、1年1カ月ぶりの前年割れ(3)負債5千万円未満は424件で前年同月比2.7%の増加、中小企業の資金繰り依然厳しく──などを挙げている。

 負債総額は3580億2900万円で、前年同月比93.3%の大幅減。前月比では30.0%増加した。

 倒産件数を業種別にみると、7業種中6業種で前年同月比減少。特に建設業が217件にとどまり、同26.4%の大幅減で、5月の257件を下回り今年最低になった。

 製造業(153件、同12.1%減)は1年1カ月ぶり、サービス業(174件、同13.4%減)は1年5カ月ぶりの前年割れとなった。

 小売業(170件、同2.4%増)は唯一、前年を上回った。



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