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地域観光 ■第2501号《2009年2月7日(土)発行》  

観光版“甲子園”がいよいよ開幕
開催概要についての会見(1月22日)

 全国の高校生が地元の魅力を生かし、立案した観光プランを競い合うコンテスト「第1回全国高校生観光甲子園」が開催されることになった。観光系単科大学、神戸夙川学院大学(神戸市)が企画した。大会組織委員会(委員長=石森秀三・北海道大学観光学高等研究センター長)が主催する。後援は、文部科学省、観光庁、観光関連団体、教育関係団体など。8月に高校生がプレゼンテーションで競う本選、最終審査が開かれる。

 同コンテストは、高校生が主役となって地域をアピールし、実際に商品化をめざすことのできる「地域発、観光プラン」を募集する。地元の自然や歴史、文化を再発見し、地域のさまざまな人と協力しながらプランを企画してもらう。テーマは特に設けない。

 4月1日から7月10日まで参加作品を募集。7月21日に予選の審査結果を発表。8月23日に本選があり、最終審査が行われる。予選は書類選考で、本選では予選を通過した10校が、「パワーポイント」ソフトを利用した応募プランのプレゼンテーションを行う。

 文部科学大臣賞(グランプリ)をはじめ、組織委員会長賞(準グランプリ)、審査員特別賞、その他各賞が発表される。全国から約100校の参加を目標にしている。

 1月22日には、同大学で大会実行委員会と大会組織委員会の合同会議が開かれた。組織委員会のオブザーバーには、観光庁の西阪昇審議官が就任した。

 会議後の記者会見で大会組織委員会の石森委員長は「若い人が観光にかかわる好機にしたい。観光甲子園を高校野球の甲子園と同様90回と続く大会にし、さらに中学生や小学生を対象にしたジュニア甲子園も開催したい」と意欲を示した。

 また、同副委員長の渡瀬信之・神戸夙川学院大学学長は「観光は懐が深く、地域振興につながる産業。今回のコンテストで観光を学ぶ高校生の意識が変わることを期待している」と話した。

 応募方法などの詳細は、神戸夙川学院大学(TEL078・940・1154)、または、大学ホームページ(http://www.kobeshukugawa.ac.jp/kanko-koshien/)まで。


仙台・宮城DC、総入込数増加も宿泊客は減少
 昨年10〜12月に実施された「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)」の開催期間中の観光客入込数がまとまった。観光施設やイベントでの総入込数は、970万9244人で、07年同期比7.0%増と伸ばした。その一方で宿泊客数は、同5.7%減の56万9483人と伸び悩んだ。宿泊人数の減少について同DC事務局では、経済情勢の悪化や地震による風評の影響を挙げる。

 観光入込数の増加について同事務局では、DCのPR活動により、宮城・瑞鳳殿、仙台市博物館、山寺、道の駅などでの入込数が伸びたことが全体の入込増につながったと分析する。このほか各地で開催された観光イベントが入込数を伸ばしたことも前年実績超えを後押しした。

 宿泊客数は、10、11月の低調から12月単月では07年同月比0.4%増の18万876人と復調したもののカバーしきれず、前年を割り込んだ。

 今回発表になった観光客入込数は、キャンペーンエリア内の主要118観光施設を対象に、昨年10〜12月に行った調査に基づき同DC事務局がまとめたもの。


水都大阪2009実行委、イベント概要発表
中之島公園会場のイメージ

 水都大阪2009実行委員会(会長・平松邦夫大阪市長)はこのほど、「水の都・大阪」の魅力を発信するイベント「水都大阪2009」の概要を発表した。8月22日から10月12日までの期間、アートイベントなど多彩な催しを行う。

 歴史的、地理的、文化的都市遺産を最大限に活用したまちづくりの重要性を認識し、大阪府、大阪市、経済界が一体となって、「水の都・大阪」の魅力を内外に発信するシンボルイベントとして開催するもの。

 テーマは「川と生きる都市・大阪」。中之島公園、八軒家浜、大阪市の中心部に位置する堂島川、土佐堀川などの「水の回廊」エリアなどを主会場に開催。アートイベントやコンサート、カフェなどさまざまなプログラムを展開する。

 中之島公園会場では「水辺の文化座」と称するアーティストらによる体験型アートプログラム(ワークショップ)を開催。そのほか、アーティストが装飾したアート船の運航や参加型の灯りのイベントを行う。

 八軒家浜会場では「食」をテーマに、土曜日や連休中には朝市やリバーマーケットを開催。夜にはウォーターカーテンや光、映像などを駆使した約10分間のショー(月曜日を除き会期中毎日開催)を行う。

 中之島水辺会場では、土佐堀川左岸に川床を設置した「北浜テラス」をオープン。水の回廊エリアでは、コンサートやカフェ、船とまち歩きを組み合わせた「クルーズ&ウォーク」などを行う。


 
香川・直島でICカードの実証実験始まる
 国土交通省四国運輸局は1月23日、公共交通の利用や周遊旅行の環境を向上させようと、香川県直島の観光施設、公共交通などの料金決済にICカードを導入する実証実験を始めた。期間は2月22日まで。香川県内の公共交通利用に普及していることでんグループの「IruCa(イルカ)」カードを使用。地域住民や旅行者に利用してもらい、利便性を検討する。

 期間中、ICカードで料金決済できるのは、高松〜直島間のフェリーや直島町営バス、レンタルサイクルの利用料金、ベネッセハウスミュージアムや地中美術館の鑑賞券、「海の駅なおしま」での土産品の購入など。

 ICカードに使う「IruCa」は、鉄道や路線バスの利用に導入されて以来、電子マネーカードとして高松市などの商店街の買い物にも利用できる。発行枚数は13万枚に上るという。


 
佐世保東翔高生、キャリア研修の一環で本社訪問、新聞製作の現場学ぶ

 長崎県立佐世保東翔高等学校の2年生7人が1月22日、東京都台東区の観光経済新聞社本社を訪れ、編集部や工場を見学した。社会科総合学習の一環として修学旅行に取り入れている職場訪問「東京キャリア研修」によるもの。7人は新聞社の仕事内容や新聞製作の過程などについて話を聞くなどして、理解を深めた。

 見学に訪れたのは、同校の菊池麻美さん、松尾彩香さん、山口穂乃佳さん、金高紗耶香さん、三原茜さん、川口恵さん、安藤千帆さんの7人。同校の職場訪問に協力する企業の中から、自分の進路や興味により本社での見学を選んだという。

 研修では、内井高弘・本紙編集長、江口英一・本社企画推進部長から新聞記者の仕事や専門紙の役割、本紙の特徴などについての話を聞いたほか、新聞の組版や印刷の流れについて、実際に使用している機械を前に説明を受けた。

 質疑応答では「どうして新聞記者になったのか」「記事をまとめる上での苦労、工夫は」「どのような思いを込めて製作をしているのか」などの質問に対し、内井編集長が紙面製作上の苦労や喜びを織り交ぜながら答えた。

 職場見学を終えた7人からは、「家に届いている新聞が時間をかけて作られている事がよく分かった」「業界向けの新聞があることを知り、非常に勉強になった」「新聞を読んでみる気になった」などの感想が出たほか、新聞記者の仕事に興味がわいたとの声も聞かれた。

 同校の2年生195人は1月19〜23日の4泊5日の日程で修学旅行を実施。長野県でのスキー研修の後、約30の小グループに分かれ東京キャリア研修を行った。同校では昨年から職場訪問を修学旅行に取り入れているという。

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