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  旅館・ホテル ■第2467号《2008年5月17日(土)発行》  

07年冬季の総宿泊単価は微減 日観連営業概況


 日本観光旅館連盟(佐久間進会長、3891会員)は、07年冬季(07年12〜08年2月)の営業概況調査の結果をまとめた。回答施設数は265軒。1軒当たりの客1人の総消費額を示す総宿泊単価は前年同期比0.1%減の1万7338円、基本宿泊料売上を表す宿泊単価は同0.7%増の1万2558円。定員稼働率は1.6ポイント減の36.4%だった。月別でみると、12月は3項目ともに前期をわずかに上回ったが、1、2月は総宿泊単価、稼働率が低迷した。

 総宿泊単価は、月別で12月が0.4%増、1月が0.2%減、2月が0.5%減で推移した。3カ月を規模別でみると、大規模(80室以上)が0.4%減の1万7096円とダウンしたが、中規模(31〜79室)は0.5%増の1万7308円、小規模(30室以下)は0.2%増の1万9千円とわずかに伸びた。

 宿泊単価は、月別、規模別ともにほぼ前年並み。12月が1.5%増と若干プラスで、1月は0.4%増、2月も0.2%増どまり。大規模は0.6%増の1万2301円、中規模が0.9%増の1万2479円、小規模は1.0%増の1万4494円だった。

 定員稼働率は、12月が37.9%、1月が33.8%、2月が37.6%。12月は前期を上回ったが、1、2月ともにマイナスだった。規模別でも3カ月平均はいずれも前期に達しなかった。

 1日1室当たりの売上高は、全国平均で1.7%減の2万3716円。規模別では大規模1.4%減の2万4605円、中規模が2.4%減の2万2372円、小規模が1.2%減の2万3354円。地域別でも軒並みダウン傾向で、前期に対して微増になったのは、関東と近畿だけだった。

 冬季調査の結果は、秋季に続き、総宿泊単価、定員稼働率が前期をわずかに下回る結果になった。単価などはバブル崩壊以降の下落傾向に歯止めがかかっているが、客1人当たりの消費額や定員稼働率は伸び悩んでいる。


群馬・草津ナウリゾートホテル、HP通じ会員募集
 草津ナウリゾートホテル(群馬県草津温泉)はこのほど、同ホテルの公式ホームページ(HP)をリニューアルした。顧客とホテルスタッフでつくる趣味のクラブを立ち上げ、その会員登録をHP上で行う。

 クラブはサッカー、テニス、水泳、ゴルフ、フットサルなどのスポーツ系と、ネイチャーウォッチング、川柳・俳句、絵画、写真などの文科系。HPを通して会員登録してもらい、会員制の掲示板で情報交換する。

 ホテルは各種スポーツが楽しめる施設を備えており、施設を有効活用する。また、国民の生活スタイルや旅行先に求めるニーズの変化に対応し、リゾートコミュニティ活動に力を入れる。

 同ホテルは「草津国際テニス大会」や「教会からの音楽の調べ」など各種の定期イベントを開催。またプロサッカー「ザスパ草津」の選手が同ホテルで働いている。これらのノウハウをクラブ活動に生かす。

 HPはこのほか、宿泊予約を簡単に行えるよう改修。同ホテルのイメージキャラクター「山リス」のネーミング募集もHP上で始めた。


長野・湯田中びゅうほてるが館名変更、施設もリニューアル
新しくなったロビー


 信州・湯田中温泉の「美湯の宿湯田中びゅうほてる」(長野県下高井郡、斉須正男社長)はこのほど、「一茶のこみち美湯の宿」に館名を変更した。併せて施設のリニューアルにも着手し4月下旬、外装と3階にあるフロントとロビーを直した。

 今後はロビー横にテラスを、施設屋上に貸切露天風呂を新設するほか玄関周りの改修を進め、6月中旬にすべての工事が終了する予定。「和を基調としながらも東京などで流行している最新の店舗設計のノウハウを採り入れた」と設計を担当した金澤賢雄氏(藍意匠計画室代表、神奈川県横浜市)。

 外装はそれまでの白から、うぐいす色に塗り替えイメージを一新。ロビーはじゅうたん敷きからフローリングに変更し、間接照明を多用した。ロビー横にあったクラブとカラオケコーナーを別の階に移すことでロビーの広さを演出する。「ロビーからの眺望がさらによくなった。飯縄山、戸隠山などから成る北信五岳を今まで以上の大パノラマで堪能できる」(斉須社長)。

 設計を手掛けた金澤賢雄氏は、主にドトールコーヒーショップなどの店舗設計を得意とし、旅館設計は今回が初の試み。「今までの旅館設計にはない斬新なアイデアが新鮮だった」と斉須社長。また、コスト面を最重要視した結果、「従来計画に比べ、約半分に抑えることができた」と評価している。



ホテル1-2-3が破産、負債は約15億円

 宿泊特化型ホテルチェーンの「ホテル1−2−3」が7日、破産した。負債は約15億円。1室あたり1人宿泊で4950円、2人宿泊で6千円、3人宿泊で7050円という破格な料金設定によるビジネスモデルは05年12月の同社設立からわずか2年5カ月で破綻した。

 帝国データバンクによると、3月20日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請した元ヘラクレス上場の純粋持株会社レイコフ(大阪市中央区、4月21日上場廃止)のグループ会社で、同時に民事再生法の適用を申請していたホスピタリティインベストメント(資本金1千万円、大阪市中央区、小川哲男代表)は、7日民事再生手続きを取り下げ、同日、同地裁へ自己破産を申請した。

 グループのホテルシステムズ(資本金1千万円、同所、同代表)、ホテル1−2−3(資本金1千万円、同所、同代表)も同日、同地裁へ自己破産を申請し、破産手続き開始決定を受けた。

 ホスピタリティインベストメントは、レイコフが100%出資するホテルシステムズが100%出資し、ホテル・ゴルフ場等の不動産所有・賃貸事業を手がけていた。所有物件は「ボナリ高原ゴルフクラブ」(福島県耶麻郡)、「ホテル1−2−3秋田御所野店」(秋田市)、「ホテル1−2−3大阪船場店」(大阪市)、「ベストウエスタン松本」(長野県松本市)など。ホテルシステムズと業務委託契約を結んでいた。

 ホテルシステムズはレイコフが100%出資。06年にゴルフ場「クラッシック島根カントリークラブ」(島根県雲南市)を買収し、所有、運営、管理していた。

 ホテル1−2−3にはホテルシステムズが100%出資。グループのホテル事業である「ホテル1−2−3」の開発、運営を手がけていた。

 負債はホスピタリティインベストメントが約100億円、ホテルシステムズが約19億円、ホテル1−2−3が約15億円で3社合計約134億円。

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