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旅館・ホテル ■第2459号《2008年3月8日(土)発行》
ミキハウス子育て総研、子供連れ家族旅行に優しい宿泊施設認定
お宿認定マーク
育児情報サイトの運営などを行うミキハウス子育て総研(大阪府八尾市、藤田洋社長)はこのほど、乳幼児連れの家族が利用しやすい宿泊施設の認定事業を始めた。施設の設備内容や接客などの項目を審査、基準をクリアした施設には専用ロゴを使用してもらい、PRなどに役立ててもらう。認定事業により子育て中の家族にやさしい施設づくりを促したい考えだ。
3歳までの子連れ旅行に適した施設か、100の項目について評価し、認定を行う。合格ラインは70点。認定を受けると同総研サイトなどで紹介されるほか、専用ロゴを広告などで使用でき、「施設のアピールポイントにもなる」(同総研の味田村千恵氏)。
評価項目は子ども専用施設の有無やベランダの安全性などの設備内容のほか、食事のアレルギー対策など幅広い。またチェックイン時の荷物への対応や子どもへのケアなど、接客面についても評価する。評価項目は事前にWebアンケートなどで1万8千人の子育てママの意見を収集し設定した。味田村氏は、「特に接客の面などで、不便を感じたという声を評価項目に生かした」と話す。
評価作業は事前の質問書に加え、同社が子育てとくらしの観点から行っている住宅評価事業に携わる、子育てと接客経験を持つ認定士が実地調査をする。
認定料は1施設100万円で3年間有効。現在は大手宿泊施設グループなどからの問い合わせが多いが、今後は旅行情報誌や旅行会社などとも協力体制を築き、周知を図っていく中で、「日帰り施設なども手がけていく予定」(味田村氏)。反響次第では大手事業者以外が認定を受けやすい仕組みづくりも考えるという。
2月1日から認定を始め、オリエンタルホテル東京ベイやクラブメッドサホロなど4施設を認定した。今後100〜200件程度の施設を認定予定だ。旅行会社や福利厚生会社などと共同で、認定施設を利用したツアー企画なども視野に入れる。
日本おみやげアカデミー賞、9月の総会で表彰式 JTB旅行スタンプ
小野寺会長
JTB旅行スタンプ加盟店連盟(小野寺邦夫会長=岩手県・平泉レストハウス、782会員)は2月26日、東京のJTB本社ビルで常務理事会を開き、今年開催する「第5回日本おみやげアカデミー賞」の運営計画を承認した。計画では、6、7月の2回の審査会を経て、9月16日に東京で開く連盟の第40回通常総会の席上、発表表彰式を開催。最高賞のグランプリなどを受賞した商品の出品店舗を表彰する。賞へのエントリーは連盟会員など全国のみやげ店を対象に3月下旬から受け付ける。
アカデミー賞は、全国のみやげ店が販売するオリジナルのみやげ品の中から、地域性やデザイン、アイデア、ネーミングなどの点で優れた商品を表彰する制度。隔年の開催で、今年が開催年となる。
実施計画を佐藤雅高・日本おみやげアカデミー賞運営委員長(宮崎県・千穂の家)が報告した。計画によると、第1次審査会を6月19〜22日に横浜市のパシフィコ横浜で開催される「旅フェア2008」会場で実施。同フェアにアカデミー賞のブースを設け、賞にエントリーした全商品を展示。一般来場者に「贈りたいみやげ品」を投票してもらうほか、有識者からなる審査選考委員が賞にふさわしい商品を選ぶ。
第2次審査会は7月8日に行われる連盟の理事会に合わせて実施。審査選考委員がエントリー商品の試食などを行い、食品、非食品各部門のグランプリや「アイデア賞」「地域文化賞」などの各賞を最終決定する。
発表表彰式は9月16日、東京の京王プラザホテルで連盟総会の第2部として開催する。
賞へのエントリーは3月24日〜4月18日に受け付ける。連盟では会員数の約6割に当たる489点のエントリーを見込んでいる。
小野寺会長は、「連盟は今年創立40周年の節目を迎える。過去の積み重ねも大事だが、40周年を新たなスタートにしなければならない」と述べ、時代の変化に対応した新しい事業の必要性を強調。アカデミー賞、みやげ業界の人材育成講座「みやげ塾」に加えて、若手会員による研究組織「みやげみらい委員会」の活動に期待を寄せた。
みやげみらい委員会の活動は同委員会の河合徹委員長(岐阜県・美濃関物産館)が報告した。委員会では、JTBが行う交流文化事業にみやげ業界としてどうかかわるかや、普及が著しい電子マネーへの対応を議論しており、来年の連盟総会で答申を出す予定。
会にはJTBから田川博己専務らが出席。アカデミー賞など連盟事業に期待するあいさつを述べた。
JTB販売担当者に新潟の食をセールス JTB旅ホ連新潟支部
JTB協定旅館ホテル連盟の新潟支部(小林庄一支部長)は2月28日、JTBの首都圏の販売担当者に向けた企画商品販促懇談会「食のにいがた春うらら」を開いた=写真。村上牛やコシヒカリ、銘酒「越の寒梅」といった新潟の“食”を会場に並べて、その味を堪能してもらおうという趣旨。販売担当者へ直に増売をアピールした。
「四季に富む新潟から食材を持ってきた」と小林支部長。村上牛のローストビーフ、松之山棚田コシヒカリ釜炊きご飯のほか、県内8旅館の料理人が足を運んで作った八海サーモンマリネやあんこうの粕汁など、いずれも新潟の旬のもの。集まった約100人のJTB社員は、食のうまさと豊富さに驚きながら、思い思いに箸を進めていた。
新潟支部からは約60人が参加。女将会「朱鷺めき会」のメンバーも加わっており、小林支部長は「新潟は酒、米がおいしいが、一番は女将のもてなし」と語った。
JTBを代表してあいさつした野口正太郎・上野支店長は、社員に対して「昨年、新潟は中越沖地震でたいへんなダメージを受け、完全には吹っ切れていない。意をくんで、新潟の販売に努めてほしい」と強調した。
「ほのぼの会」総会に33軒の女将が出席、宿泊客らの声を報告
女将が薦める女将の宿の集い「ほのぼの会」(世話人代表=伴玉枝・本家伴久萬久旅館女将、48会員)は2月27日、東京都目黒区の目黒雅叙園で総会を開いた。今年で9回目。33軒の旅館・ホテルの女将が出席した会では新たに入会した宿の紹介を行ったほか、宿泊客から寄せられた喜びの声や、具体的なサービス事例なども報告。さらなる誘客促進を確認し合った。
伴世話人代表は冒頭「互いを盛り立て情報交換できるほのぼの会は全国女将組織の中でも意義がある会。さらなる誘客を図っていこう」と会員らに呼びかけた。世話人の臼井静枝・花の宿松や女将も「お客さまに一声かけてパンフレットを配布して」と誘客での女将の役割を強調。総合監修に当たった江口恒明・本社社長も「平日需要の喚起を図る必要がある。旅館も独自の発想、パンフを地域の富裕層が集うところに配布することが先決だ」と激励した。
会では、報告承認事項の後、「宿泊客から大変満足したとの声が寄せられている」(ほのぼの会事務局)と紹介。会のパンフレットを持って宿泊した方にはグラスワインをサービスするなど「『ちょっとした心遣い』が喜ばれる」と説明した。会員からも「スタンプをためてきたお客さまに箸袋へ『ようこそ』のメッセージを添えて出したところ大変喜ばれた」「すぐにでも食事の献立に『ほのぼの会特別献立』と添えてお出ししたい」といった意見が出された。
ほのぼの会は旅館・ホテルの全景や料理、予約用の電話番号を大きく掲載した共同パンフ「ほのぼの」を独自に作製している。パンフは持ち歩きやすいよう、女性はハンドバックに、男性は内ポケットに入れられるようなサイズ。宿泊料金が1泊2万円以上の宿泊客や地元の富裕層などを対象にパンフを女将が直接配ることで、顧客の拡大を図っている。
ほのぼの会会員の宿に配布されたパンフレットの裏にスタンプを10軒分捺印。スタンプがたまると夫婦2人が会員施設に無料宿泊できるシステムになっている。
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