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旅館・ホテル ■第2442号《2007年10月27日(土)発行》  

旅館数5万5千軒割れ 厚労省調べ

 厚生労働省は23日までに、06年度の全国の旅館・ホテルの営業施設数と客室数をまとめた。それによると、今年3月末現在の旅館数は5万4070軒、客室数は84万2493室となり、前年度に比べ、それぞれ1497軒、7578室減少した。対して、ホテルは9165軒、72万1098室となり、175軒、2万2720室の増加。旅館の廃業や倒産は今年度に入っても後を絶たず、5万軒割れもそう遠くない時期に現実となりそうだ。

 06年度から青森市が中核市として加わった。

 旅館数は1980年の8万3226軒をピークに減少。03年度に46年ぶりに6万軒の大台を割ったが、減少傾向に歯止めはかからず、06年度は5万5千軒を割ってしまった。

 旅館数はほとんどの都道府県で減っており、05年度と比べ、増えているのはわずかに大分(5軒増の1278軒)と沖縄(2軒増の633軒)のみ。静岡(110軒減)や和歌山(98軒減)、兵庫(92軒減)、神奈川(88軒減)などは減少幅が大きい。

 一方、ホテルは東京や千葉、神奈川など8都県で減っているが、減少幅は旅館に比べ小さい。

 旅館数がもっとも多いのは静岡(3846軒)で、次いで北海道(3038軒)、長野(2964軒)、新潟(2676軒)と続く。客室数を見ると、北海道(5万6632室)が静岡(5万3922室)を上回っている。また、少ないのは佐賀で、380軒にすぎない。

 ホテルは東京がもっとも多く687軒で、2位の北海道の628軒を引き離している。次いで、長野(518軒)、兵庫(386軒)など。もっとも少ないのは徳島の36軒。

 ホテル激戦区・東京を見ると、軒数自体は6軒減っているものの、客室数は逆に3千室ほど増えて8万9280室となっており、全客室数の12.4%を占めている。



伊香保ブランド向上へ紙袋デザイン公募 群馬・伊香保温泉
本社を訪れ、意気込みを語る若女将
(右から松本さん、岡部さん、千明さん)

 群馬県伊香保温泉の旅館・ホテルの若女将らが中心となって「OH!紙プロジェクト」を立ち上げた。伊香保温泉をイメージさせるデザインを公募し、旅館・ホテルで配る紙袋に採用する。知名度を高め、集客につなげるのが狙い。「初めての試み」(ホテル松本楼の松本由起さん)で模索が続くが、「一丸となって成功させたい」と意気込む。

 18日、松本さん、旅館おかべの岡部晃子さん、千明仁泉亭の千明恭子さんらが観光経済新聞社を訪れ、協力を求めた。

 紙袋は、旅館・ホテルから出る使用済み割り箸を再利用して作る。伊香保温泉の年間宿泊者数は約120万人。朝夕食分を合わせるとおよそ240万膳の割り箸が出る計算。プロジェクトはごみ減量、資源の有効利用という側面もある。

 公募の条件は、(1)伊香保温泉がイメージできるデザイン(2)帰宅後、紙袋に手を加えることで封筒として再利用できる(3)使用カラーは3色まで(4)袋の大きさは横320ミリ×縦310ミリ×マチ(奥行き)115ミリ──など。

 「できれば実寸大の作品を送ってほしい」と松本さん。

 締め切りは12月25日。1月に審査し決定。採用者には20万円を贈る。デザインをもとに3月までに5万枚を作り、各施設に配布する。

 「どれだけの応募があるのは全く分からない。実寸大の作品を送ってもらうのが果たしていいのかどうか」(松本さん)と悩みは尽きないが、若女将らの結束力でプロジェクト成功を目指す。

 問い合わせはプロジェクト係(TEL0279・72・3201)。


日観連東京支部と都旅組が合同研修会、外客の受け入れ学ぶ

 日本観光旅館連盟東京支部(斉藤源久支部長)と東京都ホテル旅館生活衛生同業組合(潘桂華理事長)は15日、会員を対象とした合同秋季研修会を東京都千代田区の龍名館本店で開いた。国際観光振興機構ツーリスト・インフォメーション・センターの谷口せい子センター長=写真=を講師に招き、訪日外国人旅行者の受け入れなどについて学んだ。

 谷口氏は、訪日外国人の年間1千万人達成を目指す中で、長期滞在客や個人客、リピーター客が増えれば、「小中規模の宿泊施設に注目が集まる」と指摘。国・地域別の旅行者の動向や宿泊施設での歓迎方法などを解説した。

 訪日外国人の日本の宿泊施設への評価では、部屋は狭いが、清潔でサービスは良いといった声が多いことから、「サービスの良さを前面にPRすべき」と提案。外国語放送やインターネットの利用環境に対する要望が高いことも説明した。

 また、財団法人国際観光サービスセンターが運営している、訪日外国人を対象とした宿泊予約あっせんシステム「ウェルカム・イン予約センター」の活用なども旅館・ホテルに呼びかけた。

 研修会では、谷口氏に続き、にしむらセールス&ヒューマン研究所の西村文彦所長が「旅館・ホテルにおけるやる気の管理学」と題して講演した。



全旅連、11軒をシルバースター登録施設に
 全国旅館生活衛生同業組合連合会(全旅連)は19日、東京の全国旅館会館で第41回シルバースター登録審査委員会(大木正治委員長)を開き、申請があった11軒のうち、すべての施設の登録を承認した。これでシルバースター登録施設は990軒になった。

 登録番号1191=旅籠うえのや(石川県金沢市湯涌町イ68)▽1192=グランドホテル磯屋(千葉県銚子市犬吠埼10292)▽1193=ホテル板室(栃木県那須塩原市百村3072)▽1194=桐生グランドホテル(群馬県桐生市相生町5=111=3)▽1195=ホテルくら本(大阪府大阪市中央区島之内2=11=7)▽1196=つたや旅館(群馬県吾妻郡草津町大字草津69)▽1197=日本の宿のと楽(石川県七尾市石崎町香島1=14)▽1198=海辺の宿恵比寿(千葉県鴨川市太海2345)▽1199=パレスホテル大宮(埼玉県さいたま市大宮区桜木町1=7=5)▽1200=彩つむぎ(栃木県那須塩原市塩原265)▽1201=稲取観光ホテル(静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1429)
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