JTBは、国内の観光事業者を対象に、スマートデバイスを活用したALIPAY(アリペイ)決済サービスを7月1日から提供する。導入施設は利用客が提示するQRコードを読み込むだけで決済が完了。ALIPAY利用の多い訪日中国人観光客を取り込める。
IDやFintechを活用した決済サービスをスマート決済領域と位置付ける「スマート決済事業」の第一弾。「訪日客が自国で普段慣れ親しんでいる決済手段を日本でも使える環境を増やしていく。受け入れ環境を整備し、観光の活性化につなげる」とJTB。
まずは旅館・ホテルや土産品店への導入を推進し、順次、レンタカーや入場施設などへ展開。地域での訪日旅行客の受け入れ環境整備に向け、商店などの地域事業者にも拡大していく考え。
JTBは、「導入施設は中国人客の満足度が高まる。便利な決済手段なので、消費向上も見込める」とアピールする。