「みずみずしい二十世紀ナシを食べに、鳥取にお越しください」。8月29日に鳥取県産の二十世紀ナシの出荷が始まるのを前に19日、とっとり観光親善大使の中原詩織さんと鳥取県東京本部の淺見浩行副主幹、川村悟副主幹が東京都台東区の観光経済新聞社本社を訪れ、二十世紀ナシとナシにかかわる観光スポットを紹介した。
今年の同県産二十世紀ナシは、例年よりも糖度が高く、「抜群の出来」と中原さん。二十世紀ナシの特徴である、バランスの良い甘みと酸味が例年以上に楽しめるという。
また昨年からは東洋一の規模を誇るナシ選果場「東郷梨選果場」の見学とナシの1時間食べ放題をセットにした見学ツアーも開始。今年は昨年の約4.5倍となる475人の申し込みがあり、好評という。同県倉吉市「二十世紀梨記念館 なしっこ館」の職員でもある中原さんは、「なしっこ館では、二十世紀ナシの栽培の苦労を学んでもらえるほか、常時3種類のナシを試食できるところもポイント。ぜひ足を延ばしてほしい」となしっこ館もPRした。
二十世紀ナシは、「幸水」などの皮が褐色がかった「赤ナシ系」とは違い、食べごろでも皮が緑がかったままの「青ナシ系」で、東日本ではなじみが薄い。同県では主力品種の二十世紀ナシを首都圏をはじめとする東日本に浸透させるとともに、同県のナシや観光の魅力を知ってもらいたい考え。
9月5日には、東京・台場のアクアシティにある「フジテレビキッズカフェ ママトコ」で、同県産のナシの試食体験や、ナシを使ったカレーなどのメニューの提供、同県PRキャラクター「トリピー」をナシを使って作る工作体験などを予定している。
中原さん(中央)をはさみ、淺見副主幹(左)、川村副主幹(右)は鬼太郎のちゃんちゃんこを着てPR