電通は8日、日本文化の海外発信を支援する「JAPAN CULTURE HUB」を始動すると発表した。
株式会社電通(本社:東京都港区、社長:山本敏博)は、日本の伝統文化の担い手とさまざまな企業・団体を結びつけ、新しいコミュニケーションやビジネスチャンスを生み出すプロジェクトチーム「JAPAN CULTURE HUB(ジャパン・カルチャー・ハブ)」を立ち上げ、サービスを開始しました。
日本の伝統文化の担い手の多くは個人や中小企業が多いため、単独で新しい取り組みや活動を海外に情報発信・販路拡大することが難しく、文化の継承や保全に課題を抱えています。「JAPAN CULTURE HUB」は、長年電通が培ってきた海外でのマーケティングやプロモ―ションの知見を生かし、プロジェクトのコンサルテーションから実施までを一気通貫で行い、伝統文化の担い手の抱える課題を「繋げる・伝える・守る」活動で支援します。
<「繋げる・伝える・守る」を3匹の錦鯉で表現したプロジェクトロゴ>
1. 繋げる:「海外及びインバウンド向け共創コンサルティングサービス」
日本の伝統文化を切り口としたコミュニケーションを模索する国内外の企業・団体・人とその担い手をプロジェクトを通じて本チームが繋げることで、新たな価値の共創を可能にします。
2. 伝える:「海外及びインバウンド向け広報および事業開発コンサルティングサービス」
グローバルPRのノウハウ・知見を有するメンバーに加え、海外の有識者を外部アドバイザーとして起用し、両者の持つ“世界視点”で伝統文化の新しいメッセージやビジネスの在り方を開発・提案します。
3. 守る:「海外での反応・反響を取り入れた国内向け広報及び事業コンサルティングサービス」
「繋げる」「伝える」事業を通して伝統文化の発展に寄与するだけでなく、世界に発信した情報を日本に“逆輸入”することで、国内においても伝統文化への注目を高め、文化の継承に繋げ、守ることを狙いとしています。
<プロジェクト例:宮大工の木組み建築紹介プロジェクト>