北海道経済産業局はこのほど、北海道観光をリードする旅館・ホテルの経営手法などを紹介した冊子「魅力ある宿づくりに挑戦する旅館群」を発行した。冊子は同局ホームページからもダウンロードでき、同局は「高品質なサービス提供と経営基盤強化に役立ててほしい」と活用を呼びかけている。
昨年9月から実施している「観光事業者の経営基盤強化に向けた実証調査事業」の一環。
(1)もてなしの充実(2)生産性向上(3)創客の推進──の視点から優れた取り組みを行っている15軒の事例を紹介。例えば、阿寒グランドホテル(釧路市)の場合、先進的なサービス提供システムで高い顧客満足度を実現している要因にスポットを当てている。
このほか、「宿泊事業者経営実態調査結果」や「宿泊業の魅力づくりと経営強化のための事業戦略構築の手順」なども紹介している。
阿寒グランドホテル以外の掲載宿泊施設は次の通り。
アンビックス(小樽市)▽いわない温泉高島旅館(岩内町)▽川湯観光ホテル(弟子屈町)▽川湯第一ホテル忍冬(同)▽しかりべつ湖ホテル福原(鹿追町)▽章月グランドホテル(札幌市)▽定山渓第一寶亭留翠山亭(同)▽ぬくもりの宿ふる川(同)▽第一滝本館(登別市)▽野口観光(同)▽登別温泉郷滝乃家(同)▽十勝川温泉第一ホテル(音更町)▽ホテル大平原(同)▽湯宿だいいち(中標津町)
問い合わせはサービス産業室、TEL011・709・2311。