野生鳥獣肉(ジビエ)の普及、開発に取り組んでいる農林水産省はこのほど、「ジビエ料理コンテスト」の受賞者を発表。同省農村振興局長賞には都城グリーンホテル(宮崎県都城市)の料理が選ばれた。
コンテストは鳥獣利活用推進支援事業の一環として実施、今回で3回目となる。事業実施主体は日本ジビエ振興協会。全国から93件の応募があり、書類・実食審査で選んだ。
局長賞を受賞したのは同ホテルの小倉英隆氏が手掛けた「山の幸 鹿焼売 鹿汁あんかけ」。鹿のカタ肉を使った料理で「レストランでも比較的安易に出せるような料理に仕上げた」という。
農林水産大臣賞は上屋薫里氏(岐阜県高山市の県飛騨猟友会清見支部)の「鹿肉のビビンバとスネ肉のスープ」、振興協会代表理事賞は木戸悠輔氏(宮崎県えびの市のヒカリキッチン)の「鹿肉のクスクス」がそれぞれ受賞した。