農協観光協定旅館ホテル連盟(伊藤善男会長=十八楼、約1400会員)は6月30日、東京都江東区のホテルイースト21東京で通常総会を開き、2017年度事業などを決めた。任期満了に伴う役員改選では伊藤会長を再選した。
冒頭、伊藤会長=写真=は「農協観光の新中期経営計画の取り組みに応じた魅力あるふれあいツーリズムの実践により、商品素材や情報を積極的に提供し、農協観光の事業達成と宿泊券増売に努めたい」とあいさつ。来賓の藤本隆明農協観光社長は17年度事業について、介護付きツアーや農泊への取り組みを本格化するとし、特に農泊では「4月から社員を農水省に出向させた。行政と協調した展開を行う」と意欲を示した。
農旅連の17年度事業では、団体旅行誘客企画キャンペーンや農旅連50周年記念感謝キャンペーンなどを通じた宿泊券増売を重点項目に掲げた。予算総額は4385万円。
功労役員表彰では、副会長の渋谷二三男(ホテル王将)、近兼孝休(琴平グランドホテル桜の抄)、常務理事の石田直生(ホテ東洋館)、理事の那須憲治(大洗ホテル)、横山香代子(土佐御苑)、監事の長友敬治(ホテル浜荘)の各氏に感謝状と記念品を贈った。
なお、役員改選に伴う新役員は次の通り(敬称略)。
副会長=菅野豊(ホテル華の湯)、高島勝(岩室温泉ゆもとや)、大木正治(道後の宿葛城)▽常務理事=杣谷和龝(竜飛崎温泉ホテル竜飛)、住友武秀(徳島グランドホテル偕楽園)、中谷昭一郎(さくらさくら温泉)▽理事=佐藤利規(セイコーグランドホテル)、青木研一(筑波山ホテル青木屋)、波木恵美(鬼怒川グランドホテル夢の季)、木下荘司(金太郎温泉)、中田力也(梅樽温泉ホテルシーモア)、峯平晃行(湯郷グランドホテル)、近兼弘幸(琴平グランドホテル桜の抄)、石川孝美(三翠園)、石田総一(東園)、新福宏一(宮崎ライオンズホテル)▽監事=檜田征比己(博多サンライトホテル檜乃扇)
また、事務局も一部交代し、専務理事に農協観光の木村欣二氏が就任した。
伊藤善男会長