足立美術館(島根県安来市、足立隆則館長)は12月1日から、冬季特別展「生誕135年孤高の画家橋本関雪 動物画を中心とする全所蔵作品を一堂に」を開催する。同美術館の関雪コレクション29点を公開する。会期は、来年2月28日まで。
橋本関雪は、伝統的な日本画の流派である四条派を学び、一時は竹内栖鳳に入門。門を離れると孤高の中で制作を実施し、官展で受賞を重ねるなど、画壇を代表する画家となった。四条派を基礎としながら、中国の古典に着想を得た作品も多い。
特別展では、「夏夕」「遅日」「唐犬図」「訪隠図」「秋圃」「猿」など、官展出品作をはじめとする29点を展示する。
入館料は、大人2300円、大学生1800円、高校生千円、小・中学生500円。
橋本関雪「夏夕」(昭和16年)足立美術館蔵