自治体や企業の訪日タイ人向けプロモーションを支援するアジア・インタラクション・サポート(愛知県名古屋市)は6月25日、日本に関心のあるタイ人への調査から「訪日タイ人の人気観光地ランキング2021」の北海道編・東北編ランキングを発表した。観光スポットでの1位は北海道が「ファーム富田」、東北が「銀山温泉」という結果だった。
北海道の観光スポットランキングでは2位が「小樽運河」、3位が「さっぽろ雪まつり」となった。さっぽろ雪まつりは全国順位で見ると昨年の58位から今年が35位と大幅にランクアップしており、注目度が上がっている。また、昨年、オープンした北海道白老町のアイヌ文化発信拠点「ウポポイ」が22位にランクインするなど、新たなスポットもタイ人に認知が進んでいることが分かる。
北海道の地名ランキングでは「札幌」が1位。2位が「小樽」、3位が「富良野」だった。
東北の観光スポットの2位は「蔵王温泉スキー場」。山形県の観光スポットが1、2位を占めた。3位は「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉」と「只見線」。上位には冬の絶景スポットが多く、東北では特に冬の観光に期待が大きいことが分かる。また、温泉地も多くランクイン。桜の名所である「船岡城址公園」や「弘前公園」、動物と触れ合うことのできる「宮城蔵王キツネ村」や「田代島」もタイ人の人気スポットとして定着している。
東北の地名ランキングでは「仙台」が1位となった。2位は「青森」で、3位が「銀山」だった。