観光庁は9日、経済やスポーツなど各界の第一人者を委員とした「観光政策顧問会議」の初会合を開いた。長官の私的諮問機関の位置づけで、観光立国の実現に向けた政策の方向性について意見を聞く。委員はソフトバンク社長の孫正義氏ら6人。初会合では外国人旅行者の誘致のあり方などで意見交換した。
委員は孫氏のほか、JR東日本会長の大塚陸毅氏、日本サッカー協会名誉会長の川淵三郎氏、フジ・メディア・ホールディングス会長の日枝久氏、ベネッセホールディングス会長の福武總一郎氏、森ビル社長の森稔氏。初会合には、日程の調整がつかなかった福武氏以外の5人が出席した。
初会合では、中国人向けの個人観光査証(ビザ)の要件緩和などを含むインバウンド政策のほか、日本人の国内旅行の需要喚起などをテーマに、委員が意見を述べた。
顧問会議は年数回の開催を予定している。