観光庁は6日、訪日観光の海外プロモーションに使用する新しいキャッチフレーズを発表した。採用したのは「Japan. Endless Discovery.」(ジャパン・エンドレス・ディスカバリー)。「尽きることのない感動に出会える国、日本」という意味を込めて、多様な観光資源、何度訪れても魅力的な日本をPRするのに活用していく。ロゴにはキャッチフレーズと日本の国の花、桜をあしらっている=写真。
2003年のビジット・ジャパン・キャンペーン開始以来、日本語の「ようこそ」を生かした「Yokoso! Japan」を使ってきたが、将来的に3千万人を目指す訪日外国人旅行者の誘致拡大に向けて、今後はメッセージを込めた新しいキャッチフレーズを浸透させる。
会見で前原誠司国土交通相は「海外からの訪日観光客数を飛躍的に増やしていきたい。新キャッチフレーズを訪日プロモーションのあらゆる場面で生かし、日本観光の良さを知ってもらえるように定着させていきたい」と述べた。
キャッチフレーズの公募(今年1〜2月)には52社96案、ロゴの公募(3月)には28社51案の応募があった。有識者の意見を聞きながら、最終的に国交省の政務三役で決めたという。