観光庁はこのほど、スポーツ観光の活性化に向けて関係者の輪を広げ、情報発信につなげていこうと、観光庁のウェブサイト内にポータルサイト「スポ・ツー・ナビ」を開設した。タイトルは、「スポーツ」と「ツーリズム」にちなむ。スポーツの大会や試合の情報に加え、開催地の観光情報や旅行会社のツアー情報なども寄せてもらい、スポーツ観光を盛り上げるサイトにする。
観光庁は、プロスポーツの観戦などの「観るスポーツ」、ランニングやサイクリングなど参加型の「するスポーツ」、大会運営のボランティアや国際競技大会の誘致などの「支えるスポーツ」などの視点から、国内観光や訪日観光の振興を目指している。幅広い関係者を集め、スポーツ観光振興の連絡会議なども近く発足させる考えだ。
スポーツ観光の振興に意欲をみせる溝畑宏長官は、ポータルサイトに掲載した19日付メッセージで、「あらゆるスポーツの魅力、発信力に着目し、各競技団体やチームと連携し、スポーツ観光の振興に取り組む」とアピールした。
すでに観光庁は、2019年に日本でワールドカップが開催されるラグビーの日本ラグビーフットボール協会、外国人の関心が高い柔道の全日本柔道連盟や講道館などと、観光振興への連携について合意している。
ポータルサイトでは、スポーツ観光を連携して盛り上げるスポーツ団体や大会として、プロ野球の日本野球機構、自動車レースのF1日本グランプリ(鈴鹿サーキット)などのウェブサイトともリンクを張っている。